一週間で保育園を追い出された
自閉症スペクトラムの息子(小学2年生)と
保育園の指摘で療育を受けている
頑固娘(保育園5歳児)の母です。
思い通りにならない日々を綴っています。

 

 

 

優等生にしていた
最後の砦の放デイでも
暴言を吐くようになり、
隔週利用か休むことを提案されました。
 
放デイにも見放されるなんて
そんなに問題なのか・・・
と数年ぶりの胃痛&吐き気チーン
 

休めと言われたけど

休んだだけでどうにかなるとは思えず、

ではどうしたら良いか?
も解らずで困ってしまい・・・
 
 
そんな時、児童発達支援で
頼りにしまくっていた療育施設の先生と
お話する機会がありました。
 
そこでさすがのアドバイスを頂き、
暴言等の問題行動が激減しました。

 

 

問題行動の対処法

 

相談したのは
療育施設のエリアマネージャーを
していた方と
教室長をしていた方のお二人。
今は別のお仕事をされています。
 
別件での面談だったんですが、
相談しないと私が潰れてしまう・・・
 
ということで、

一連の問題行動を話し、

どうすれば良いですか?

と助けを求めると即答!

すぐに対処法を教えて頂けました。
 
 
 
その対処法は・・・
 
 
❑発散させるだけではNG  
発散場所は必要だけど、
放デイをその場所として認めると
誤学習する可能性がある。
不適切な行動と適切な行動を教える。
 
 
❑勝敗があることに参加させない  
今の状態では勝負事には参加させない。
もしくは、負けそうになって
イライラしてきたら、ゲームから抜ける。
 
 
❑イライラした時の行動を教える  
暴言を吐く場面の前に、
イライラした時にどうしたら良いかを
先に伝えておく。
大きな声を出したくなったら
タオルを口にあてて叫ぶ、
人ではなくぬいぐるみを叩く等。
 
 
❑こだわり先を変える  
「勝ち」にこだわっているなら、
そのこだわりを違う物に変える。
負けても最後まで楽しめることが
本当の「勝ち」なんだよ等。
で、最後まで怒らずに参加できたら
メチャクチャ褒める。
とにかく褒める。
大袈裟に褒める。
 
 
と、アドバイスを頂きました。
何をすれば良いかが分かったことで、
重かった頭がパアーっと軽くなり、
私の吐き気も治まりました。
 
そして、教えて頂いたことを試してみました。
 
 
対処法を実践

 

上記の3つのうち、私は

「こだわり先を変える」

「イライラした時の行動を教える」

 

の2点を主に話しました。

 

 
「最後まで楽しめることが本当の勝ち」
なんだと伝え、習い事や放デイの前に
毎回伝えました。
 
「負けそうでイライラしてきたらリレーやドッチボールから抜けなさい」、
「大声を出したくなったら口に手をあててから叫びなさい」
も伝えて、習い事に送り出しました。
 
「殺す、死ね、中指立てるをしたらYouTubeは見れないからね」
というのも独自に加えたので、
息子の中では
それも大きかったと思います。
 
 
問題行動対処法の結果

 

塾も運動スクールも、
「最後まで楽しく出来たよー爆  笑
と笑顔で教室から出てきました。
 
一緒の教室にいた娘からも、
「ハルくん、口に手をあててたよ。悪い言葉も言ってなかったよ」
と報告がありました。
 
 
そして、放デイには
「勝負事は参加させなくてもよいこと」
「負けそうになったらゲームから抜けるように言ってあること」
を迎えの際に伝えました。
 
 
すると、
「あ、それ、出来てましたよ。心がざわざわしてきたら言ってねと伝えていて、ちゃんと自分からざわざわしてきたって言えて、1人になれるスペースで休んでます」
ということでした。
 
 
寄り添い放デイでも、
「何をしたの?すごく落ち着いていて、ありがとうって言葉も何回も出てきたし、作業中何回もお友達に声を掛けられても、その都度自分の手を止めて付き合ってあげてたよ。」
 
 
お、これ家にいる時の息子そのもの。
「ありがとう」も「ごめんなさい」も
自然に言えて、
自分のやりたいことを一旦止めて
妹の相手をしてあげる。
 
 
逆に言うと
「今までありがとうって言ってなかったの?」
と驚いていると、
 
「本当に嫌で出来ないときと、悪ぶりたい時、悪ぶってるんだけどそこでふっと素に戻る時があって、悪ぶっている時はありがとうとか全然言わなかった。」
 
ということでした。
 
 
そして、次の放デイは
祝日の1日中の利用だったのですが、
落ち着いていて、
年下の子の面倒を見ながら
過ごしていたそうです。
 
 
 
 
追加のアドバイス

 

療育施設の先生のアドバイスは、
荒れていた2箇所の放デイ&習い事で
効果てきめんでした。
 
 
ただ、我慢をさせすぎている感も
否めないので、
その点はどうかと相談してみると、
やはり「発散することは必要」と。
 
サンドバッグを用意するとか、
クッションを叩くとかを
勧められたけど、
 
「人を叩いたり、物に当たったりする子ではないので、ちょっと違う気がする」
と伝えると
 
「それならアウトドアやアスレチックが良い。本人が楽しいと思えることをするのが発散になるので、体を動かすのが好きなら思いっきり動ける場所に行ってください。」
ということでした。
 
 
発散=暴れる、叩く、暴言を吐く
 
だとばかり思ってたので、
楽しく遊ぶことが
発散に繋がると思ってなく、
目からウロコでした。
 
 
この1年は、娘の療育中に
夫と留守番をさせていて
公園等へ出かける回数が減ってたんです。
(夫は私が怒らない限り遊びに連れて行かないので)
 
一昨年までは積極的に出かけることで
発散になっていたけど、
それがなくなったことが
直接ではないにしても
関係したのかもしれません。
 
今年は娘が1年生になり、
2人の活動時間が揃ったことで
時間に余裕が出来たので、
沢山出かけようと思いますニコニコ
 
 
 
因みに・・・
学童での様子を聞くと
「○○くん(要領の良い定型児)が「殺す殺す」ってずっと言ってたけど、俺は言わなかったよ!」と。
 
やっぱり、このくらいの子達は
大人のいないところで、
暴言だらけのようです滝汗
でも、空気の読める定型児は
問題にならないんだよねチーン
 

 

 

 

 

専門家へ相談した話↓

 

 
 
 

発達障害の基礎知識に役立った本↓

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発達障害児の成長に役立った本↓

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