私が2人の伯母さんになっても。その71。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

毎日毎日暑いにもほどがある・・。

夏女のあもちゃんといえども、さすがにこの夏はこたえる。

 

しかしそんなことでヘバっている場合ではない。

夏といえば、夏休み特別企画「仕事休んでダッコマン(甥っ子)と遊ぼう!」である。

去年の夏休み特別企画の様子はこちら・・

 →2017年夏休み特別企画第一弾『私が2人の伯母さんになっても。その55。

 →2017年夏休み特別企画第二弾『私が2人の伯母さんになっても。その56。

 →2017年夏休み特別企画第三弾『私が2人の伯母さんになっても。その57。

 

今年の夏休み特別企画第一弾はこちら→『私が2人の伯母さんになっても。その70。

 

 

私と妹のそれぞれの事情により、今回はいつもと違う待ち合わせ場所(私は初めて降りる駅)で待ち合わせることになった。

それがのちのち大変なことになろうとは、この時誰もわかってはいなかった。

 

そして当日。

 

私「ここで乗り換えて、あとはホームに来た電車に乗れば大丈夫!思ったより早く着いちゃうな。」

 

そしてホームにやってきた電車に何も確認せず乗りこんだ。

それが全く違う線の電車であったことに気付いたのは、数駅先に行ってからであった。

 

同じホームに違う線の電車が乗り入れるってどういうことやねん!

(しかも途中の駅まで併走。)

東京っつーところはおそろしいところじゃ~。

 

 

次は◎◎駅〜◎◎駅〜

 

私「ん!?◎◎駅?!・・え!?なんでそんなとこ走ってんの!?」

 

自分がやらかしたことに気付き、とりあえず飛び降りた。←我ながらナイス判断!!

 

えーーーー!?ここからどうやって行けばいいの〜!?うえーん。

おばさん、齢43にして泣く(笑)

(妹は私に甥っ子を預けて仕事に行かなくてはならないため、遅れるわけにはいかないのだ。)

 

偶然そこを通りかかった駅員さんにものすごい剣幕で聞く私。

 

私「▽▼駅に行きたいんですけど!!!!一番早い行き方で!!!!!!」

駅「えっっ!!・・・んと、じゃあ、このホームから出る電車に乗って××駅で乗り換えるといいですよ!」

 

駅員さんを信じて、その電車に乗る。

そこへ妹からラインが。

 

妹「ダッコマンがチョコクロ食べたいんだって〜」

私「今、それどころではない。電車を間違えた。今、◎◎駅でこれから向かいます。」

妹「えっっ!?◎◎駅になんでいるの!?」

 

だ〜か〜ら〜、間違えたって言ってんだろ〜。

 

私「もしなんだったらタクシーで行くけど、そっちが早い?」

妹「それは絶対ダメ。タクシーより電車が断然早いから。」

 

電車の中でも走りたいくらいよ!!!!!

 

とジリジリしていたが、私が早めの行動をしていたおかげ&親切な駅員さんのナイスアドバイスで、なんとかギリギリ間に合って到着。

猛ダッシュでホームを駆け下り、改札を飛び越え、待ち合わせの場所に到着。

 

妹「めっちゃ早いじゃん笑!!!!改札出たの、2番目だったよ笑」

 

私以上に焦って飛び出した人が1人いたらしい笑

 

甥「あもおばちゃん!!!!!」

私「お待たせしました〜」

甥「あもおばちゃん、寝坊したの?」

 

してません笑

 

妹「じゃあ今日もヨロシコ。」

甥「バイバ〜イ。」

 

毎回毎回、お前は淡白だのう。

まあだからこそ、こうして私と遊んでもらえるのだけど。

 

朝ご飯がまだだという甥っ子と一緒に、甥っ子ご所望のチョコクロとやらを食べに行く。

ビジネス街だからであろうか、始業時間を過ぎたカフェにはほとんど人がいなかった。

 

チョコクロの前に、今日のおやつを見せてくれるダッコマン。

 

そして大事そうに袋詰めにされた2体のシンカリオンを嬉しそうに見せてくれる。

 

私「あれ?1体増えてるじゃん。こまちかな?」

甥「こまちが増えたんだ!」

 

そういや妹が、

今、ガチャガチャのシンカリオンが2体集まってて、おこづかいを300円持たせたから、どこかでやるって言ったら、1回やらせてあげてください

と言っていたな。

 

しかしガチャガチャは必ず別バージョンが出るわけではない。

手持ちのものと被るとショックもでかいよね。

(しかもこのシンカリオンのガチャガチャ、4種しかないから被りやすいだろう笑)。

ダッコマン、このショックに耐えられるのかしら・・・

 

そんなあもおばちゃんの心配をよそに、シンカリオンを眺めながらチョコクロを幸せそうにほおばるダッコマン。

 

そしてバスに乗ってショッピングセンター(中に子どもが遊べる広場がある)へ。

 

甥「(バスが少し遅れてやってきたことに)運転手さんが寝坊したのかなあ。」 

私「混んでたんじゃない?ダッコマンは寝坊せずに早起きしてる?」

甥「今日は早起きした!でもねえ・・いつも幼稚園のときは早起きできないんだ・・」

 

心底残念そうに言うダッコマンの様子がおもしろかった。

 

そしてショッピングセンターに到着〜。

到着早々、ガチャガチャを発見。

早速リュックから小銭入れを取り出す。

 

クリームパンのような手でガチャガチャを取り出すダッコマン。

 

何が出たかな。

 

なんと3種目の「かがやき」をゲット!

全く被ることなく順調に集まっているではないか!

 

私「よかったね。3体になったね。」

甥「かがやきが集まった~。ウフフ♪」

 

嬉しそうで何よりじゃ。

 

どこへ行っても電車で遊ぶ鉄分多めのダッコマン。

 

ボールプールで溺れるダッコマン。

 

時間いっぱいまで遊び尽くし、

まだ遊びた〜い

というダッコマンをなだめすかして私の家に向かうことにした。

 

そしてまたもや親泣かせのおもちゃ売り場が・・・

 

甥「じー」

私「トミカの車とか小さいのを1個だけ買ってあげる。」

甥「じゃあ、これ。」

 

Amazonだと2000円程度だが、お店だと4000円以上したのだ!

そんなもん、買えるかっっっっ!!!!

 

私「ダッコマン、これは買えないよ。」

甥「・・・でも・・これがいい。」

私「でもじゃない。1個だけ買って上げるっていったけど、小さいのをって言ったでしょ?

  これは高いし、大きいじゃん。

  誕生日やクリスマスでもないのにこんな高くて大きいものは買わないよ。」

甥「む〜ぅ」

私「その代わり、ガチャガチャを1回だけやらせてあげる。」

甥「わかった!シンカリオンやる〜!!!!」

 

4000円のおもちゃが300円のガチャガチャに変わったが、それで納得してくれたらしい。

よかったっす。

 

何が出るかな!?

今現在、4種のうち「のぞみ・こまち・かがやき」の3種が手元にあります。

 

はやぶさが出ればいいけど・・・祈るような気持ちで見守る私。

 

ぎょぎょーー!!

なんと、4種目のはやぶさが出たーーーーーーーーー!

 

お前の手は神の手か。

これからはおまえが宝くじを買うがよい。

 

私「ちょっとダッコマン、すごいじゃん!!!!!」

甥「すごい?」

私「すごいよ。これで全種類揃ったじゃん。」

甥「僕、すごい!?」

私「すごいすごい!!!!」

 

ノーロスでシンカリオンをコンプリートさせたことに、甥っ子よりも私が興奮してしまった笑

 

帰りのバスの中で、相変わらずものすごい記憶力を見せつけるダッコマン。

来た道や風景、バスの種類などを教えてくれる。

 

私「ダッコマンは本当によく覚えてるね。あもおばちゃん、感心しちゃう。」

甥「そんな僕でも忘れることもあるんだよね〜。」

私「ウフフ。そりゃ忘れることもあるよ。でも大丈夫。ダッコマンが忘れてもあもおばちゃんが覚えておいてあげるからね。」

甥「んっ!」

 

まるで私は「蜉蝣峠」のお泪だな、と思わず苦笑い。→『蜉蝣峠

 

長時間の電車移動に耐えてもらうため、平日昼間のガラガラの車内でシンカリオンで小さく遊んでもらうことに。

 

部品を絶対落とすんじゃないぞ!

と厳しく注意するあもちゃん笑

あんな小さいもんが電車の座席の隙間なんかに落ちたら、絶対とれないからね。

 

ゲットしたてのシンカリオンで、延々一人静かに遊んでくれたので本当に助かった。

ありがとう、シンカリオーン!

 

そんなシンカリオンで遊んでいる時、ふと顔をあげたダッコマン。

 

甥「あ、今ブルブルさんが過ぎていったね。あれ?今日はいっぱい過ぎて行くね。」

私「え?なに?どういうこと?」

甥「ほらっ!あそこいるじゃん!!みんなが!どんどん行っちゃう。」

 

とダッコマンが指差した先は、何もないし誰もいないただの空間であった。

 

ちょっとこわいんですけどっっっっ!!!!!!

お盆が近いから色々と集まってきてるんでしょうかね・・・。

 

 

そして恐怖にうち震えながらも私の家に到着。

なぜか今回も汗かき夫が家にいた。

ダッコマンに会いたくてわ~ざわ~ざ仕事を休んだらしい。

あなたの仕事はそんなんで大丈夫なのか・・・

 

私「あ、そうだ。まずはトイレに行きなさ〜い。」

甥「は〜い。」

 

トイレに入り便座をあげるダッコマン。

 

甥「は〜。あもおばちゃんちのトイレはいつもいいにおいだね。」

 

ダッコマンのためにいつも気合い入れて掃除してることが、報われた瞬間であった。

 

甥「あ、自動販売機は!?」

私「ちゃんとしまってあるよ〜。」

甥「どこに!?」

私「あもおばちゃんの部屋にあるから、持ってきてあげるね〜」

甥「大事にしまっておいてくれた?」

私「大事にしまっておいたよ笑」

 →自動販売機の話はこちら『私が2人の伯母さんになっても。その70。

 

ダッコマンが唯一独り占めしても許される大事なおもちゃの自動販売機の梱包を開くと、まずコインとジュースの数を数え始めた。

 

ちゃんと揃ってますから!!お前は小姑か!

 

ピンポ〜ン♪

 

私「あ、ピザが来たよ。」

甥「ピザーーーーー!!」

 

移動も長かったし、お腹空いたよね〜。私もお腹ペコペコや。

 

ウホウホ言いながら、贅沢にピザを食べるダッコマン。

前回はあまり食べなかったのだが、今回はたくさんのピザとポテトを食べている。

 

汗「すげ〜食うなあ。・・確かに今日のピザ、おいしいかも。」

私「どれどれ・・・あ、ほんとだ。おいしい。前回のピザ、すっごく冷めてたよね。

  ダッコマン、ほとんど食べてなかったし。」

 

ダッコマン、冷めている食事には手を出さないという徹底したグルメ王子っぷり。

ピザとかグミとかジャンキーなもの食べてるわりに、繊細な舌をお持ちのご様子。

 

汗「バァバ(私の母)の美味しいご飯食べてるから舌が肥えてるのかなあ。」

私「さあねえ。ダッコマン、バァバのご飯はおいしい?」

甥「うん、おいしい。」

汗「汗おじちゃんもバァバのご飯、好きなんだぞ。」

甥「そうなの?何が好き?」

 

へ〜ぇ、珍しい〜。ダッコマンから話題を広げてくるなんて・・・

グルメ王子、ご飯の話題には興味津々なのか!?

 

汗「そうだなあ・・何でも好きなんだけど団子とか。」←鰯のつみれのことだそうな。

甥「ダンゴ・・・しじみは?」

汗「しじみ?・・みそ汁かな。みそ汁もおいしいよね。」

甥「・・・・」

 

黙っちゃった。どうやら違うらしい笑

 

私「アサリのことじゃない?アサリの佃煮。」

汗「ああ!あれか。あれもおいしいよな。」

 

ダッコマンを見ると、もうその話題には興味がなくなったらしく、ピザをおいしそうに食べていた。

結局、ダッコマンのいう「シジミ」の正体はわからなかったが、アサリの佃煮を指しているとしたら、将来酒飲みになる予感〜〜。やだ〜。

 

コンプリートした4種のシンカリオンたちを組み合わせて戦うダッコマン。

ダッコマンの口から発せられる銃撃の効果音がかなり本格的。

 

ピアノが弾けない汗かき夫のために、ピアニカで鍛えたダッコマンが「メリーさんの羊」を2小節ほど渋々弾いてくれた。

 

私「もう少し弾いてよ〜。ピアニカ上手なんでしょ?」

甥「上手なんだけど〜今はそんな気分じゃないの。」

 

どこで覚えた、そんな言い方笑!

 

甥っ子のためだけにしか存在しないライトでまたもや遊ぶダッコマン。

 →『私が2人の伯母さんになっても。その61。〜風邪っぴきサンタがやってきた〜

 →『あもるの中心で BenQ Wit MindDuo を考察する【モニター記事】

 

4種揃ったシンカリオンを照らしてニマニマする小さなオタク。

 

甥「あもおばちゃんと僕を照らして!」

シンカリオンを照らした勢いで、なぜか暗闇にライト一本で絵本を読まされる私。

 →『オレ、カエルやめるや

 

伯父さんを背中に乗せてシンカリオンで遊び続けるダッコマン。

 

甥「カイサツソード!」

私「カイサツソード・・改札の改札かなあ」

汗「そうじゃない?」

 

私たちの知らない世界がそこにはある。

 

私「そろそろ帰ろっか。」

甥「まだ帰らない〜。」

私「今日はあもおばちゃん、ダッコマンのお家まで送って行くからね。」

甥「最後まで一緒?」

私「一緒よ。バァバがダッコマンの駅まで迎えにくるからね。」

 

本来なら妹と待ち合わせて引き渡す予定だったのだが、妹の仕事が終わる時間とサラリーマンたちの帰宅時間が見事にバッティング。

そんな中で疲労困憊で寝るかもしれないダッコマンを抱えてターミナル駅に行くなんて絶対ムリ!そんなことするくらいなら、早めに遊びを切り上げてダッコマンを家まで送るわ

ということになったのである。

 

そんな事情なんぞ知ったこっちゃないダッコマン、なんとかして遊び続けようと粘る笑

 

まだ帰らない、と言い張るダッコマン、近くの公園に走って行きブランコに乗って時間稼ぎ。

無駄な抵抗はやめろ〜。

 

ひとしきり遊んで満足してもらったところで、帰ることになった。

ダッコマンを挟んで私と汗かき夫で手をつなぎ、川の字になって駅に向かう。

私と汗かき夫が、ダッコマンの手を持ち上げて軽くブランコをしてあげると、ダッコマンはひどく喜び、何度もやってくれ、とせがんできた。

数回やってあげたが、腕が抜けちゃうのでは(汗)と心配したあもちゃん。

そして

これ以上やったら腕がカイサツソードじゃなくてダッコマンソードになっちゃうぞ(笑)

と汗かき夫に諭され、普通に歩きだす。

 

するとダッコマン、徐に

「ちょっとあもおばちゃん真ん中にいて。汗おじちゃんはあもおばちゃんの手をつないで。」

と命令を出す。

 

私の右手を汗かき夫が握り、左手をダッコマンがそっと握ってきた。

そしてなんと、汗かき夫と二人で私をブランコしてくれようとするではないか笑

 

甥「よいしょ!!!!」

私&汗「ホッコリ♪」

甥「あ~、ちょっと無理だった〜。」

 

ちょっとどころではなくとっても無理そうだったが、お気持ちはありがたくうけとっておいた。

 

 

汗かき夫と別れ、私とダッコマン二人旅、再開。

引き続きことあるごとに無駄な抵抗をするダッコマン。

 

ダッコマンの家まで行くよ〜。

まだ帰らない〜。

帰るよ〜。

 

ダッコマンの◎◎駅に電車で行くよ〜。

じゃ、とりあえず今日は▽▼駅で降りてみよっか。

 

自宅の最寄り駅よりさらに遠く向こうの駅を指定してくるあたり、さすが鉄オタ。

しかしそんな抵抗むなしく、最寄り駅に降り立つとバァバが改札前で待っていた。

 

私「あ、バァバがいるよ。」

甥「・・ああ、ほんとだ。」

 

毎日会ってる人に会っても感動しないようである笑

 

私「お待たせしました。」

母「お疲れ〜。お茶する時間くらいあるんじゃろ?」

私「ああ、全然いいよ。お茶して帰ろうか。」

甥「おちゃする〜」

 

ウッキウキでカフェについてきたダッコマンだったが、もう色々と限界が近い笑

 

そこへタイミングよく、モチコ(姪っ子)を連れて父が迎えにきた。

 

私「あ、モッちゃんだ。こんにちは。」

姪「じろ〜りーーーーーーーーーーー」

私「すげ〜睨まれてるんですけどーー」

 

泣かなくなったのは進歩だが、いい加減、慣れてくれ〜い!!

 

今年の夏休み特別企画は今回の第二弾でおしまい。

また来年、一緒に遊んでくれるといいな。

そしてあんな様子じゃあ、モチコと二人旅なんて、当分無理であろうなあ(汗)