モネ 連作の情景 | 甘ずっぱい蜜の部屋

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“印象派” の代名詞。

THE 印象派、的な画家。

 

クロード・モネ(1840-1926)

 

第1回印象派展(1874年)から150年の節目を迎えることを記念した展覧会を上野で開催中。

 

モネ展 上野の森美術館

モネ 連作の情景

 

平日だったにも関わらず、大盛況。

 

モネ展

 

印象派以前から、モネ特有の表現方法 “連作” へと変遷していく過程の絵画を ずいーっと 60点以上展示。

 

中でも 関心をそそられたのは、第2章 アルジャントゥイユを拠点に活動するようになってから描いていた ヴェトゥイユ という村を描いた情景。

 

ヴェトゥイユの教会

ヴェトゥイユの教会 1880年 サウサンプトン市立美術館

 

ヴェトゥイユの春

ヴェトゥイユの春 1880年 ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館

 

まるで 鳥のさえずりが聞こえてくるかのよう。

都会の喧騒とは無縁の、のどかで牧歌的な風景。

 

そして、やはり Paris

 

ルーヴル河岸

ルーヴル河岸 1867年 デン・ハーグ美術館(初来日)

 

Belle Époque(ベル・エポック)

古き良き時代のパリの情景に、心躍らずにはいられなくなってしまう!

 

一部 撮影可能でした。

 

ジヴェルニーの庭

ジヴェルニーの庭

 

展覧会場のエントランス部分。

壁には モネの代表作「睡蓮」制作の場となったジヴェルニーの庭が投影され、床には睡蓮の葉が浮かぶ モネの池。

歩くと 足跡の回りに波紋が広がる不思議な映像。

 

【第4章 連作の画家、モネ】 より

 

国会議事堂、バラ色のシンフォニー

国会議事堂、バラ色のシンフォニー 1900年 ポーラ美術館

 

チャリング・クロス橋、テムズ川

チャリング・クロス橋、テムズ川 1903年 リヨン美術館

 

ウォータールー橋、曇り

ウォータールー橋、曇り 1900年

ヒュー・レイン・ギャラリー

 

ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ

ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ 1904年

ワシントン・ナショナル・ギャラリー

 

ウォータールー橋、ロンドン、日没

ウォータールー橋、ロンドン、日没 1904年

ワシントン・ナショナル・ギャラリー

 

モネ連作の代表作 「ルーアン大聖堂」(1892-1894)を思い起こします。

 

お天道様の位置で刻々と変化する風景の表情を “印象的に” 切り取って絵画へのこしています。

 

【第5章 「睡蓮」とジヴェルニーの庭】

 

睡蓮

睡蓮 1897-98年頃 ロサンゼルス・カウンティ美術館

 

かなり 初期の頃の “睡蓮”

睡蓮の花のみ クローズアップした絵画。

 

睡蓮の池

睡蓮の池 1918年頃 ハッソ・プラットナー・コレクション

 

「睡蓮」の解説にあった

「空や樹木の水面への映り込みや光と水が戯れるような表現」 

これぞ、まさに モネの睡蓮。

 

あらためて、モネほど 陽光のうつろいや水面の煌めきを生き生きとカンヴァスに再現した画家はいない、と思わせられる。

 

モネ 連作の情景

 

1/27(水) 鑑賞

 

1/28(日)迄 上野の森美術館

2/10 ~ 5/6 大阪中之島美術館

 

2024年秋には 国立西洋美術館で モネの睡蓮に出会えるみたい。

 

モネ 睡蓮のとき

2024年10月5日(土)~2025年2月11日(火・祝) 国立西洋美術館

 

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