こんばんは、酔っ払い管理人です。
6月に入りました。
前職を退職してから1ヶ月半が経ちました。
早いものです。
新しい会社では、まだまだ仕事を覚える・・・、って研修なんてもちろんありません。
ほしい情報は、自分で取りにいく! スパルタです。
まぁ、いままでもそんな感じでしたから、あんまり変わってないですけどね。
さて、今日は以前の呑みの写真で残っていた、お酒を紹介していきましょう。
木陰の魚 8.2~8.8度 嘉美心酒造
今度は右の緑のラベルがそうです。
佐賀県(あ~懐かしい)の一杯呑み屋、その名も・・・やばいやばい、お店の名前は公開しない約束だった。
前回、「樹の上の猫
」という酒をご紹介しましたが、その兄弟酒。
猫のいる樹には魚もいます! ってな雰囲気ですね。
樹の上の猫
は、精米歩合でチョイス(91%精米)しましたが、今度の酒は70%ぐらいとのこと。
ぐらいって曖昧なのは、やっぱり蔵が精米歩合を明かしていないからです。
まぁ、決して磨かれているわけではないけど、それくらいの精米歩合の酒は他にもあります。
「樹の上の猫
」があれほど唸らせてくれたので、期待半分、どこか冷めた感覚半分で挑みました。
一口呑んでみた。
ボゥヮ!(正に、こんな音がするような感じで旨味・甘味が口なかに拡がりました)
なんじゃぁ、こりゃぁ!
思わずジーパン調になってしまった。(わかんない人はお父さんに聞いてみよう)
こんな表現は誤解を招くので使いたくないのですが・・・あえて恐れずに言うと・・・
ジュースみたい。
甘さ・・・というより日本酒の枠を超えたフレッシュ感で、その甘の感覚を引き立てるような強烈な酸味。
甘酸っぱいとはこのことを言うのでしょう。
甘酸っぱさが青春の日々を思い・・・・だから!そのネタ前もやったっちゅうねん。
甘味と酸味がバランスよく、というよりも、どちらも強烈に印象に残ります。
バランスを保ちながら抑えているというのではなく、どちらもが強烈に主張しながらお互いの長所を伸ばしあっている、そんな感じです。
香りは、杏のような果物系。(穀物なのに)
「樹の上の猫
」と比べても、甘味・酸度どちらも強烈に上回っています。
もはやこれは日本酒ではない。
原材料が米で造った酒というだけで、日本酒という概念はもたないほうがよいでしょう。
ジュースみたいと表現したように、アルコール度数も8度前後と女性が呑んでもストライクゾーンは広いでしょう。
貴腐ワインってこんな感じなんでしょうか?
もう、とにかく、こんな文章ではその特徴を伝えきれないほどの、面白いお酒でした。
岡山県かぁ・・・。
そういえば、航空会社ANAのプレミアムクラスで呑める日本酒が、この嘉美心酒造のお酒になったと風の噂で聞きました。
やっぱり、この酒蔵は要チェックです。
データ
精米歩合 : 70%
アルコール度数 : 8.2~8.8度
日本酒度 : -65.0~80.0度
酸度 : 6.5~7.5
あっ、やっぱり日本酒度は見たことない数値ですね。
日本酒度は低くなれば低くなるほど、甘いお酒といわれますが、-10以下のものを滅多に見ません。
たぶんこのお酒が私の出会った日本酒の中では、最高値をマークしているのではないでしょうか?
これ・・・女性にウケマスよ!