万齢 純米大吟醸おりがらみ無ろ過生原酒 16~16.9度 | 目指せ酒仙! 将来の店に置く旨い酒を求めて! 酒日記

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旨いもの大好き! そして、旨い酒大好き! 自宅で呑むのもいいけれど、知らない酒に出会う為に飲み歩いている今日この頃! お店で呑んだ、これは!という酒を、ジャンル問わずに公開していきまっせぇ。

こんにちは、酔っ払い管理人です。


最近、更新をさぼりっぱなしです。
呑みには相変わらず行っているし、未開の酒が溜まりまくっている今日この頃です。


で、来週の土曜日に、現在の会社の同僚を集めて、自宅で呑み会をします。
また、日本酒に合うつまみも、みんなで持ってくるように開拓する予定です。
既に紹介した酒や、まだ未知の酒もありますので、その後の更新にご期待ください・・・・・・。
(はい、がんばりますから)


さて、本日は、例の佐賀の一杯呑み屋から。
もう、二か月も経ってしまったのですが、送別会で出された一品を紹介しておりませんでしたので、発表しておきます。


万齢 純米大吟醸おりがらみ無ろ過生原酒 16~16.9度


万齢純米大吟醸おりがらみ
おいそれと来れない、ということもあり、その日は惜しみなく秘蔵酒を連発してもらいました。
その一つがこれです。


流石におりがらみというだけあって、グラスに注がれた液体は、薄く濁っています。
香りは花か果物か? と悩むくらいの華やかな吟醸香。
決して派手ではなく、控えめで心地よい香りに酔いしれます。
強いて言うならマスカットみたいな感じでしょうか。


一口呑んでみた。


・・・・・・・・・・う・・・ま・・・い・・・・


こんな稚拙な表現でつたわるだろうか?この酒の威力が。
口に含んだ瞬間、時が止まったような感覚に襲われました。
というよりも、周囲の雑音や視覚情報が遮断されてしまったような感じですね。


呑み口は万齢の大吟醸の名の通り、すっきりとしています。
しかし、それだけでは終わらない。
この少しからめてある「」、こいつが曲者です。
呑み口のすっきりを舌上でとどめるかのように、細かく舌にからみつく「滓」。
この「」が米の旨味を十分に含んでいています。
すっきりとした大吟醸の呑み口に、純米の旨味を強烈に感じます。


口に含んでから胃に収めるまで、まるで万華鏡のようにその色合い味見合いが変わる、逸品です。
こいつは、時もフリーズするわな。


その時は、この酒に牡蠣の燻製を合わせました。
牡蠣の燻製
少々、火で炙ってと・・・。
貝類って、燻製にすると風味が一層増すんですよね。
その旨味にがっぷり四つで組んで、かつ素材の味を引き立てる、やっぱ万齢はすごいわ。


調べたところのデータによると、万齢を取扱っている各酒店から、「リーズナブルな価格帯の大吟醸を造って欲しい」という要望により実現した酒とのこと。
どれどれと、ネットで価格を調べてみると、一升瓶で4,000円切ってる えっ
ん!? 四号瓶の間違いではないの?と何度見返すも一升瓶1,800mlの値段です。
ただし、年一回の限定出荷なので、売り切れ必至。
欲しい人はお早めにってところですね。


麹米:山田錦
掛米:美山錦
日本酒度:+5
精米歩合:45%