極上森伊蔵 長期洞窟熟成酒 かめ壺焼酎 25度 | 目指せ酒仙! 将来の店に置く旨い酒を求めて! 酒日記

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旨いもの大好き! そして、旨い酒大好き! 自宅で呑むのもいいけれど、知らない酒に出会う為に飲み歩いている今日この頃! お店で呑んだ、これは!という酒を、ジャンル問わずに公開していきまっせぇ。

今日は・・・というより、もう昨日ですね。
11/25(土)に、私の転職と、以前アルバイトで働いていた友人の転職祝いを兼ねて、酔っ払い管理人亭にて鍋をつつきました。
相方と息子、あと二人が前にいた部署の後輩、4.5人でつついた感じです。

他にも呼んどったんだけど、急用が出来たとかでドタキャン。
理由は深くは聞かなかったけど、普通は説明しますわな。
まぁ、それくらいの気持ちやったってことで。


今日は呑むぞ! と意気込んでいたのですが、後輩君が風邪気味であまり酒は呑めないとのこと。
うーん、餞別にもらった「ILモスカート 」開けようと思ってたんですが、呑みきれそうにないので、後日にしました。

なので、乾杯は琥珀エビス で!


さて、本日の来賓転職祝いの友人が、酒を持参してきました。
高島屋の包装紙に包まれた箱、サイズは750mlくらいか。
焼酎で、知ってるけど絶対呑んだ事無い酒ですよ、とのこと。
一応、ブログはチェックしたらしい。
しかし、ブログに載っけてない焼酎もかなりあり、いままでこう言われて呑んだことのある酒だった場合、リアクションにめちゃくちゃ困るねんなぁと思い開けてみると・・・


そこには、「森伊蔵」の文字が・・・


森伊蔵は呑んだことある。
手には入らないから、お店で。
生産量が少ないから、「幻の焼酎」ともいわれてて、都内の酒のディスカウント・ショップなんかでは、約10倍の価格で店頭に並んでいたりします。
プレミア焼酎として名は高いけど、値段と味とを比べるとさほど騒ぐほどのものではないとの記憶がよみがえって、ちょっとリアクションに困・・・・


ん?!



箱に「極上」の文字が!





これってひょっとして、



プレミアムのついた森伊蔵の中でも、プレミアムものの一品!



極上森伊蔵 長期洞窟熟成酒 かめ壺焼酎 25度
極上森伊蔵
かつては、「森伊蔵 極上の一滴」と銘打った焼酎で、通常の森伊蔵は3ヶ月熟成ですが、極上森伊蔵は3年間、洞窟で熟成させたもの。
確かに、通常の森伊蔵はまだまだ荒削りだったと、味覚の記憶を探ります。
しかし、値段がかけ離れているとはいえ、やはりこれだけ有名になる焼酎です。
一説には、フランスのシラク大統領が来日し、福岡のホテルに宿泊したとき、わざわざ取り寄せたのが「森伊蔵」だったとか。
値段を度外視すれば、間違いなくトップクラスの芋焼酎です。
それを、3年熟成させた、その名の通り極上品。
いやぁ、持つ手がわずかに震えます。



呑み方はロックで頂きました。
もちろん、氷は作ったやつではなくて、買ってきたやつで。

グラスに注いだ時点から、芋焼酎独特の良い香りが漂います。
芳醇かつ甘~い香り。
食欲を刺激します。


一口呑んでみた。
水か? と間違うような柔らかい呑み口の後に続く、芋の熟成されて練れた甘味が口いっぱいに広がります。
アルコールを感じさせません。
いや、ほんと全くと言っていいほど。
そういう意味では、危険な呑み物なのかもしれません。
そして、変な甘さが口の中に残ることはありません。
全てがすっきりと切れ上がり、長く心地よく残る余韻はまさしく「極上」です。


ボトルの量は720ml。(四合ビンやね)
瞬く間に半分は呑んでしまいました。
明日は二日酔い確定です。


最後に、森伊蔵の薀蓄を少々。
森伊蔵酒造は1988年に「森伊蔵」を出す前は、地元の消費者を対象とする、ごく普通の蔵だったそうですが、なかなか地元の酒屋さんにも置いてもらえず、新聞代にもことかくほど苦しい生活をしていたそうです。
その時の恩もあってか、今でも地元の生協用の「薩摩しぶき」という紙パックの焼酎も生産しています。
現社長の森覚志氏が苦しいときに座右の銘としていたのが「念ずれば花開く」だったそうですが、見事に開花したようです。