5日も前の事ですが、途中までブログを書いてそのままになっていました。
その日はお散歩がてら、また小さな漁港が有る
スティーブストンに行きました。
スティーブストンはカナダの西海岸ブリティッシュ・コロンビアのリッチモンドにあります。
位置関係だと、こんな感じです。
スティーブストンの名が世界中に知れ渡ったのは、
ABCテレビのドラマシリーズ、
『ワンス・アポン・ア・タイム』のロケ地になってからだと思います。
日本でも放映されたので、ご覧になりましたか?
これはドラマのシンボルになっている図書館の時計台なのですが、、、
実際は、コレが本当の姿で、図書館では無くアンティークショップになっています。
そして、この小さい建物は郵便局兼博物館。
小さいながらも歴史的建造物に指定されていてるのですが、
この街を知ってから早38年なのに、入ったのはこの日が初めてでした。
最初のお部屋ではスティーブストンの150年ほどある歴史ビデオを流していました。
同時にこの歴史はカナダの日系人の歴史も物語っていてとても興味深かったです。
とても興味深いビデオだったので、ユーチューブで探してみたら、、、
有りましたよ〜
お時間があったら是非ご覧くださいな。
https://www.youtube.com/watch?v=jgY5ZXcXbRQ
1890年代にはフレーザー川で獲れる鮭の漁師や缶詰工場労働者が
日本、中国、ヨーロッパ各地から集まってきたそうです。
当時は、缶詰工場が45も立ち並び、サーモンポリスと呼ばれていました。
日本人移民も増えたので、日本人病院を設立し、無料の医療提供をしていたそうです。
この制度が現在のカナダの国民皆保険制度の基盤ともなったと聞いた時は、
ちょっと誇りに思いました。
ところが、日本の真珠湾攻撃後、
カナダの日本人、日系人はアメリカの日系人と同様に、
財産を没収され、強制疎開、隔離となりました。
『もし貴方が24時間以内に強制疎開をさせられるなら、
スーツケースに何を詰めますか?』という質問が私たち見学者にありました。
考えてみました、、、
今でこそスーツケースには車がついていますが、
当時のスーツケースはそんな物はありませんし、ケース自体がとても重いですよね。
なので、私の歳だと小さいスーツケースしか持てないでしょう。
第1、貴金属、お金、それに着替え。
第2、今ならマックとスマホにエクストラバッテリーだけれど、
当時だったら筆記用具と思い出の写真数枚。
第3、ラジオくらい持って行きたいけれど、当時のラジオも重そうだから無理。
なので、好きな本を1〜2冊かなあ。
第4、今ならアイパッドも欲しいけど、
当時だったら、トランプか花札?
第5、後になってしまったけれど、こっちの方が大事
水筒、(出来ればシャケ)おにぎり、おやつ、
洗面化粧用具、薬、ヘアブラシに爪切り
あ、私の場合はいざという時の杖も必要
あ〜、何かもっと必要な物がありそうですが、思い浮かびません。
でも、そんな事になったら、(チワワの)む〜ちゃんはどうなるのでしょう。
今までに強制疎開の写真はたくさん見ましたけれど、
ペットは何処にも映っていなかったように思います。
む〜ちゃんの事を考えたら、
頭の中がグルグルしちゃったので、今日のブログはここでお終い。
(ごめんなさい。思考停止です。)
***
兎に角、そんな大変な思いをした日系人の方々のお陰で、
今、私たちはアメリカやカナダで幸せに暮らせる事ができるのを、
私たちは忘れてはいけないと改めて思いました。
それから、この博物館は小さいですが、
他のお部屋にも日系人関係の展示物がいろいろありました。
***
今日のオマケ
懐かしい、スティーブストンの写真、
亜美(娘)が一歳半くらいの時です。