Previously on Dexter
デクスター①

デクスター②

デクスター③

デクスター④

デクスター⑤



毎シーズン、タイプの違うシリアルキラーが登場します。今回もまた、これまでとは違うタイプの殺人鬼登場。

第6シーズンの登場人物を紹介していきます


赤たんだったハリソン(ルーク・アンドリュー・クルンチェフ&エヴァン・ジョージ・クルンチェフ)右下もすっかり幼児期に突入。カトリックの幼稚園をエンジェル・バティスタ(デヴィッド・ザヤス)左下に紹介してもらったデクスター(マイケル・C・ホール)右上ですが、入園担当の先生(マイケル・ハイアット)左上に何の宗教にも信仰がないことを言って、がっかりされてしまいます。(えっ…?)と言う顔してますね。

今シーズンは信仰心がテーマのひとつです。カトリック教会や聖書、神父、尼僧、黙示録、終末論と宗教色が色濃いシーズンとなります。日本人は苦手な分野かもしれないですね。

“日々のデクスターの趣味的シリアルキラー退治”“シーズン最初から最後まで関わってくるシリアルキラーとの対決”の二本立ての構成は今まで通りです。

誰が犯人か、ということは第4シーズン「トリニティ」のように最初から分かっています。

但し、「トリニティ」とは全く違うラストを迎えるということだけ申し上げておきましょう。

本部長代理のトム・マシューズ(ジェフ・ピアソン)2010年前後、アメリカのドラマでよく見る顔でした。「メンタリスト」や「フリンジ」「キャッスル」and more
毎度警察官のモラルが心配になってしまう、策士マリア・ラゲルタ(ローレン・ヴァレス)は、トム・マシューズの弱みを握り、警部補から警部に出世しました。
出世のためだけではないのでしょうが、マリアエンジェルは離婚していました。

シーズン6ではもう一つ出世とお別れがあります。

前回、あれもこれも詳しく書きたくなっちゃって気づけば長ーいお話になりましたので今回はザックリを目標にしますよ。

デクスターの趣味的な殺人は置いておいて、今回のメインアンタゴニスト(主なる敵)を紹介しましょう。

今回のスペシャル・ゲスト・スターはこの方。
トラビス・マーシャル(コリン・ハンクス)です。ご存知、トム・ハンクスの息子さんです。面影ありますよね。

初めて見たのはテレビドラマ「ロズウェル」だったように思います。役柄のせいか優しくて可愛らしい雰囲気の子だなぁという印象だったコリンも43歳。「デクスター」出演当時既に30歳を超えているんですよね。トム・ハンクスが64歳だもんね。あれ、随分若い時の子なのね。


トラビスゲラー教授(エドワード・ジェームズ・オルモス)に操られ、罪のない人々を殺したり拉致監禁する手伝いをしています。

タラハシー大学の神学教授だったゲラーの目的は世界を終わらせることです。とても物騒な人です。
黙示録の研究者として有名であること、古代の剣を盗み大学をクビになっていることなどからか容疑者としてすぐに浮上します。

今回もマイアミ警察とデクスターは別のアプローチで追うことになります。毎回デクスターが一歩先に行くのですけどね。

エドワード・ジェームズ・オルモスは同じくマイアミを舞台にした刑事ドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」に出演していました。この時は警部補役です。

最初にバラしますが、今回のシリアルキラーはドゥームズデイキラー。ドゥームズデイとは最後の審判の日、つまり地球最後の日です。

ゲラー教授黙示録のタブローとして殺人を犯し終末を招こうとしているのです。
タブローとは絵画などを実際に人間がポーズを取ったりすることを意味します。

第1の殺人事件。果物売りオマール・リベラ(エディ・J・フェルナンデス)がいなくなり、人間の腸が秤に置かれていました。海岸でリベラの遺体があがり、お腹の中に赤ちゃん蛇が7匹詰められて縫い合わせられておりました。この時点では「ヘビ殺人」


第2の殺人事件はジョガー、ネイサン・ロバーツ(デヴィッド・モナハン)が殺されバラバラにされてマネキンと縫い合わせられ、馬に乗せられた状態で街に現れました。“ヨハネの黙示録の四騎士”に見立てられたのでした。かなり衝撃的です。“蒼ざめた馬”ってこの馬のことなんですね。


第3の殺人事件の被害者はトラビスが好意を寄せたウェイトレスのエリン(ジェイミー・シルバーハーツ)です。トラビスと親密になるエリンですが、とても残酷な目に遭ってしまうのです。

天使の羽をつけられて吊るされたエリンは駆けつけたデボラ達を含めた警官達の目の前で罠によって首を刺されて死んでしまいます。戸棚を開けると大量のイナゴが。
これも黙示録に書かれておりました。

冷静な顔でいられたのはデクスターだけ。早くもデクスターは現場に佇むトラビスを見つけました。

第4の殺人事件の被害者はトラビスの姉リサ・マーシャル(モリー・パーカー)です。“大淫婦バビロン”に見立てられて殺されました。

第5の殺人事件の被害者はトレント・ケイシー(アレックス・ハイド-ホワイト)教授。進化生物学者で無神論者。殺した後に血を抜かれ、内臓もくり抜かれていました。お腹の中は空っぽで、血液は天井から注がれる仕掛けになっていました。人間に注がれる罰“怒りの鉢”を表しています。デクスター含めて警官達は血まみれに。


ドゥームズデイキラーゲラーの共犯者であるトラビスを救おうとデクスターは奔走します。
ゲラー教授から逃げようとする弟子トラビスですが、後半はデクスターと対決するようになっていきます。

内容が濃い。シーズンを追うごとにどんどん濃くなっていきます。これだけ殺人の様子をバラしてもまだまだ書ききれませんので、是非、ご覧いただきたいです。


第6シーズンレギュラー陣
クイン(デズモンド・ハリントン)からプロポーズされたデボラ(ジェニファー・カーペンター)。真ん中の下の方にある黒いのはパッカーンされた指輪です。冷蔵庫開けたらパッカーンって。あんまり憧れないシチュエーションです。うちの冷蔵庫だったらぎゅうぎゅうで絵にならん。

しかし、振られるクインデボラ、結婚したい人2回も死んでるしね。ルディ(クリスチャン・カマルゴ)ランディ(キース・キャラダイン)なんですけどね。

プロポーズされたその日にマシューズから警部補昇進の打診を受けるデボラ。「なんて日だ!」


出世してかわいくなりました。
昇進の女二人

弱みを握られていいようにされちゃったマシューズの腹いせもあって、マリアが推すエンジェルを押し退けての出世でした。

マリアエンジェルを警部補にしたかったんですが、別れても好きだから、というより自分の意のままに動いてくれる人を据えたかったに違いないです。


傷心の男二人

クインエンジェルもマリファナなんか吸っちゃって、特にクインはかなり荒れます。女と酒に溺れます。

マイク・アンダーソン(ビリー・ブラウン)はシカゴから来ました。まさかデボラが警部補とは思わず、出だしにやらかしてしまいました。シカゴ流がマイアミで通るかチャレンジ中。スーツ姿もシカゴ流。

今回のマスカ(C•S•リー)は教授として生徒達をアシスタントに招きます。


マスカの生徒の一人ルイス・グリーン(ジョシュ・クック)はコンピュータに強く、マスカのお役に立ちます。デクスターに憧れています。


ジェイミー・バティスタ(エイミー・ガルシア)エンジェルの妹です。大学院に通いつつハリソンのナニーをしています。ルイスと仲良くなります。

ハリソン(ルークとエヴァン・クルンチェフ)デクスターの息子です。二度目の登場。だってかわいいんだもん。どちらかと言うと双子のうちルークの出演が多いようです。


デクスターのそばに現れる幻影のハリー(ジェームズ・レマー)デクスターの一部なんだろうと推察しますが、別人格のようにデクスターを導いてくれます。

シーズン6その他の登場人物

ブラザー・サム(モス)は犯罪者から聖職者へ転身。デクスターにも信じることを教えるのですが…

第1の殺人の被害者リベラの元雇い主だったので警察署に呼ばれました。デクスターは過去にサムをターゲットとしており、改心を疑うのですが、サムは本当に良い人になっていました。

この当時モスとクレジットされていましたが、モス・デフ、その後ヤシーン・ベイとも名乗っています。ラッパーでもあります。

ニック(ジャーメイン・デ・レオン)サムにより悪事から足を洗うのに、サムを裏切り手にかけます。デクスターは今際の際のサムニックを許すように言われるのですが…。許さんむかっむかっむかっ

ハリソンが手術することになり、神に祈るデクスター。信仰心に目覚めたか?しかし、自分勝手にサムを殺し、罪からも逃れようとするニックを許せません。ハリーの代わりにルディ故人(クリスチャン・カマルゴ)が現れるようになりました。

銃撃事件で犯人を撃ったのでセラピーを受けることになったデボラDr.ミッシェル・ロス(リヤ・キールステッド)デボラデクスターへの気持ちを自覚させることになります。

シーズンの初めの頃にデクスターは同窓会に参加します。アメリカの同窓会は日本と全然違うので見てほしいです。

デクスターが同窓会に興味あるはずもなくて、ターゲットがいたので参加したわけです。

そのターゲットはハイスクールでは勝ち組だったジョー(ジョン・ブラザートン)↑
昔は暗くて地味だったけれど、今や同窓会でも人気者のデクスター。仕事しづらいったらありません。

シリアルキラーの成れの果てウォルター・ケニー(ロニー・コックス)にいつかはお前も俺みたいになるなんて悪態つかれちゃいました。

ロニー・コックス「ビバリー・ヒルズ・コップ」アクセルのビバリー・ヒルズでの上司役でした。「トータル・リコール」「ホワイトハウスの陰謀」映画出演も多いですが、テレビ出演も多数です。

シーズン4トリニティの息子ジョーナ・ミッチェル(ブランド・イートン)母と妹がトリニティに殺されたと聞いたデクスターは自分が殺したトリニティの仕業であるはずがないとジョーナの犯行を疑い、彼に会いに行きます。

クラリッサ・ポーター教授(マリアナ・クラヴェーノ)ゲラーの教え子で同棲していたこともありました。ゲラーの持ち物を持っていて、捜査に大変役立ちました。

マスカは生徒の一人、セクシーなライアン(ブレア・グラント)冷凍車キラーの証拠品を盗まれてネットで売られてしまいます。

デクスターリサ(トラビスの姉)が殺された時の遺留品から引退したゴールウェイ神父(W•モーガン・シェパード)に会いに行きます。結果、トラビス達のアジトが判明します。

W•モーガン・シェパードはイギリス人の大ベテラン俳優でした。2019年に亡くなっています。

「スター・トレック」「トランスフォーマー」にも出演しています。マーク・シェパードのお父さんです。

「デクスター」はすごい人をちょい役でゲストに呼びます。

まだまだゲストはいたのですが、またしても長くなり過ぎましたのでこの辺で切り上げます。

ラストがかつてないほどの驚きのシーズン6必見です。