#5 私のリハビリ風景
☆リハビリには筋肉トレーニングの他に、毎日毎日新しいメニューがどんどん追加され、実行回数も増える。 ☆3日目は手すりにつかまり立ちして歩く訓練。ひと休みしたら、次は歩行機を使っての歩行訓練だ。リハビリ室内の30mの周回コース2周を休み休み、4回回った。右に衝撃を受けたためか、右膝に痛みが残る。この日はさすがに疲労困憊して、車イスを看護婦さんに押してもらってやっとの思いで帰室。 ☆ 翌日はT字杖の使用訓練、さらに翌々日は「歩行機を使ってもいいが、決して寄り掛からず、手で軽く触れるだけの状態で歩くように」との指示があった。これはなんとかこなしたが、その直前の課題であるベッドからの「立ち座り80回」、もちん休憩しながらではあるが、これにはさすがに参った。まさに地獄の特訓である。
#1 春はあけぼの
リハビリがなかったせいか、今朝は四時半に目覚めた。廊下に出て、その東端から望むと、中空に懸かった半月を黒雲がすっと隠す。ネオンサインの消えた駅前通りにはオレンジ色の街灯と赤黄緑の交通信号灯が威張っている。新聞配達の自転車が凍てついた道を進む。東の空もやっと白んで来た。春はあけぼのか.....
札幌の春はまだ遠そうだ
目覚めると、今朝も一面の銀世界。あちこちから除雪車の活動音が聞こえる。昨夜から駐車中の車は雪ですっぽりと覆われており、除雪してあるはずの岩見沢行きの国道の路面は圧雪アイスバーン状態だ。吹雪状態とまでは行かないまでも、雪が突発的に舞い上がる。今日は春のお彼岸なのに、札幌の春はまだ遠そうだ。
入院生活
ナースステーションそばの廊下の暗がりに身長計や体重計がさりげなくおいて
あるのを見つけた。頻繁に使われている気配はみえないが、0.5kg刻みの平型
家庭用アナログ体重計である。無断で乗ってみると、70kg前後に振れている。
日ごろ0.1kg単位で計っているのでこれでは大いに不満である。その隣りには
デジタル表示の椅子付き体重計もあったが、暗くてスタートボタンがわからず、
とりあえず今回はパス。
翌日、デシタル表示が光っているのを見掛けて再トライ、青い光が70.8kgと
教えてくれた。入院前より2kgくらい減っている。厳しいリハビリや低カロリーの
食事、それに規則正しい生活の賜物であろうか・・・・・ 入院前と同様、起床後・
排便後・着衣なしの標準条件で測定したいところだが、早朝とはいえ、人目も
あることから、「着衣あり」を院内での標準条件とすると、この2・3日は70.1kg
である。私の家庭医の推奨体重は65kgだから、まだまだ下げる必要がある。
しかし、血圧は最低70台・最高110台であり、入院以来、血圧降下剤の服用
を中止しているのにも拘わらず、低位安定である。以前服用していた血圧
降下剤は、2番目に強いといわれるカルシウム拮抗材だったが、入院生活が
仕事のストレスを吹き払い、血圧を下げてくれたのかな。
大部屋での共同生活
今入っている病室は4人用の大部屋である。2日前に若いアキレス腱患者が退院し、現在はとりあえず老人3人組の共同生活である。 最長老で入院歴が2月にもなるWさんは腰部の痛みに耐えながらも、辛いリハビリにがんばっておられる。写真撮影と読書がお好きであり、写真についていろいろと教わることが多い。 もう一人のSさんも70代半ば、アキレス腱断裂で今は手術5日目、術後は順調の由で、来週からリハビリ開始となるだろう。彼は耳が聞こえにくいとのことで、声がばかでかい。その上、周囲に無頓着な行動が多く、実は閉口している。補聴器が不調とのことだったので、家族の方にとくにお願いして直してもらい、多少は改善されたが、まだまだ。見舞い客も多く中には大声のの上に無遠慮な人もおられ、やむなく、Wさんと共にDayRoomへ緊急避難する場面もある。大部屋居住もなかなか楽ではないね。 もっともこのような不満が出るのは自分の容態がよくなっているからであり、まずそれを感謝すべき話だろうと反省中。



