また青空が見えてきたよ。
目の前の立正佼成会の屋根にはうっすらと雪が載っているが、急速に溶けつつある。外気温は何度かな? 最近は夜9時には眠くなるが、深夜1時か2時に目が覚めていたが、リハビリでがんばったせいか、今朝は5時まで目が覚めなかった。快食 快運 快眠 快便? 最後の項目がちょっと問題かな?
車イス#3
車イスに乗れるようになり、行動範囲が一気に広がった。手始めはトイレの帰途、私の病室のある5階の探検である。 5階は東西の2棟に別れており、東には私のいる整形外科、それに眼科 皮膚科、西には外科 泌尿器科と放射線科の患者がそれぞれ入院中である。東西各棟にはナースセンターがあり、それぞれに4人用の大部屋約10室と個室が数室並んでおり、併せて100名あまりが治療を受けている。 特筆すべきは、Day RoomとConference Roomの存在である。Day Roomは来客対応のスペースであると共に、病室以外で食事を楽しみたい患者のための食堂や喫茶コーナーも兼ねており、かなりの利用者がいるらしい。 一方のConference Roomだが、白板や人体骨格模型なども置いてあり、文字通り会議用のスペースではあろう。が、実際に私が運び込まれたのは、半身不随状態でベッド上で苦悩していた頃のこと。便意を訴えた際にベッドごと搬送された部屋だったのである。お互い様とは言え、他人の発した悪臭は嫌なものである。防臭 カーテンや消臭剤の噴霧で簡単に消えるものでもない。
元を断つのが最善ということで実現した方法であろうが、常時、空調も動いており、待ったなしの場合を除けばまさにGood Ideaであろう。 廊下の片隅には図書コーナーがあるのを見つけた。史上最年少の芥川賞作家の綿矢りさの「蹴りたい背中」もあり、早速借りた。 【続く】
元を断つのが最善ということで実現した方法であろうが、常時、空調も動いており、待ったなしの場合を除けばまさにGood Ideaであろう。 廊下の片隅には図書コーナーがあるのを見つけた。史上最年少の芥川賞作家の綿矢りさの「蹴りたい背中」もあり、早速借りた。 【続く】
車イスでのトイレ行#2
それにしてもこの車イスが乗り入れ可能な広いトイレも清潔な洋式便器も温水の出るウォッシュレットも、身体の不自由な人にとってほんとうにありがたい機器である。 二十数年前に亡くなったが、終生松葉杖生活をおくられた母方の伯父を急に思い出した。昔の家だったからトイレは狭い和式だったが、そのご不便さなどまったく想像したことがなかった。何事も自分の身に振り掛からないと考えが及ばないものではある。 用足しが終わると、ナースコールし、また、支援をお願いする。 この階には少しタイプの異なる2種のトイレがある。それらのドアの開閉方法をマスターし、さらに自力でパンツの上げ下げが可能と判断されれば単独でのトイレ行きが許される。もし、転落事故でも起きれば、始末書ものだから、看護婦さんも必死である。 幸いにも2日目に合格、4日目からは深夜の単独行もOKとなった。 【続く】
車イス#1
「なんでも突然!」が当病院の慣わし。去る3月3日の午後、尿意を覚えてナースコールを押した。駆けつけた看護婦から「今日からトイレ行きは車イスでもOK」と突然の言。「やったー!」まさに願ったり叶ったりの嬉しい話である。これでやっと幼児から大人に昇格した思いであり、人間性が回復したことになる。もっとも「慣れるまでは看護婦の監視付き」ではあるが。 早速、ベッドへ車イスを横付けしてもらい移乗する。きちんとブレーキをかけて車イスを固定し、右肘掛けに右手をつき、お尻を浮かせて半立ち状態となり、すっとシートへと座り込むのがコツらしい。車イスを押してもらって近くの大型トイレへと移動、なんと24日振りの訪問だ。 足乗せをはね上げて両足を床につけ、壁の手すりをしっかり掴んで半立ちすると、看護婦がパンツをさっと下にずらしてくれ、そのまま便器に座り込む。これで一件落着だ。 【続く】

