アメリカのある学会で研究結果を発表すべく,専用サイトで抄録(abstract)を提出しました。その間に何回か出てきた注意書きがこちら:
Use upper- and lower-case letters. Do not use all upper-case letters.
(Mits訳:大文字と小文字を使ってください。大文字だけを使うことはしないでください)
海外の方で時々,全部大文字で書く方がいらっしゃいますからね。大切なポイントです。
・・・あれ? upper case lettersとlower case letters?
私が中学か高校で習ったのは
「大文字:capital letters」「小文字はsmall letters」
でしたが・・・
upper/lowerを,当たり前のように大文字と小文字のことだと思いましたが,なぜcapital lettersとsmall lettersではないのでしょうか。
そこで,お友達に聞いてみました。
1. カナダ人のお友達(元・英会話学校の先生):「capital lettersとsmall lettersよりも,upper case とlower caseの方がより良いです。capital lettersは問題ない(fine)けど,small lettersは曖昧な感じ」
2. フランス人のお友達(元・仏会話学校の先生):「upper caseとlower caseはインターネットで使われていて,capital lettersの方は手書きの文書で使われているよ」
3. アメリカ人のお友達(60代):「58年前に私が子どもだった頃はcapital letters/small lettersと習いました。ですが最近,幼稚園の教育プログラムの教材でupper case/lower caseと教えているのを見ました。言い回しが変わったのだと思います。」
4. 日本人のお友達(60代,会社の先輩):「コンピュータ言語からきいてるものと思われます。C言語でtoupper(to upper)と命令すると小文字の文字列が大文字になります」
みなさま,誠にありがとうございました。みなさまのコメントをまとめると,以前はcapital/smallが主流だったが,コンピュータの影響があり,最近ではupper/lowerを使うようになった。
capital/smallから,upper/lowerへ移行していたのですね。
capital lettersなんて言ったら,もう古い?!
大文字:upper case letters
小文字 lower case letters
今後はこれらを使おうと思います。
英単語の知識も常に更新しないと,時代遅れになってしまいますね。