昨年、陛下についてのありえないスクープがあってから1年、天皇、皇室についての知識は深められているでしょうか?
メディアの煽動にのってはいないでしょうか?
この流れに乗って出された一見まともそうな誘導書を読んでいないでしょうか。
私が数あるムック本や特集本の中で、一番読むべきものと感じているのは「正論SP vol2天皇との絆が実感できる100の視座」です。江崎道郎氏をはじめ素晴らし方々が寄稿されています。特に、この中の最後に小柳陽太郎氏の「『天皇』を論じる前に心得るべきこと」という寄稿が素晴らしいです。ほとんどが2ページか4ページでまとめられたこの正論スペシャルの中で、13ページの長さで一番最後に記載されているこの原稿は、元々は「天皇政治の本質と和歌」という昭和61年の講演に加筆された昭和62年「高校と教育」に掲載されたものだそうです。
この論文は、「天皇」という言葉を聞くだけで現在の教育界、言論の世界では警戒心が働いてしまい目を閉じてしまってはいないか?という所から始まります。これは現在の日本の状態で、そこから入っているのです。是非多くの人に読んで欲しいです。
このブログで天皇文明・神社文明の探究をしているうちに、あるときふと気づくという「気づき」が増えてきました。そうした中に、御成敗式目の中の有名な一文の解釈があります。
いかなる神も人間の崇敬をうけてこそ、その御威光を輝かすのであり、御神意を高めるのは人の敬の力である。その人が人としての運、人としての生命を与えられるのは、神の徳によってであるという意味です。
それを私は最初、神社そのものだと感じていました。神を神社に置き換えたのです。そのうちさらにこれは日本そのもののことである事に気づきました。
天皇は国民の敬によりて
威を増し
国民は天皇の徳によりて
運を添ふ
ということです。天皇=日本です。だから
日本は国民の敬によりて威を増し
国民は日本の徳によりて運を添ふ
でも同じ意味となります。
天皇について考えることは、我が国日本について考えることになるのです。誰にでも祖国があります。我が国日本を祖国とするということは、天皇を君主とする国の国民であるということです。日本人として日本に暮らすのであれば、日本の安寧を願うでしょう。日本の安寧とは天皇の安寧のことでもあるのです。
だからこそ、日本を壊したいという輩は天皇を、皇室を狙っています。もちろん他にも狙われている所がたくさんあります。みな繋がっているのです。
だから、人気ブロガーのうさんぽさんは、上の言葉をさらに
「安倍政権(真の国のための政権)は人(民)の敬によりて威を増し
人(民)は安倍政権(真の国のための政権)の徳によりて運を添ふ」
ととらえました。
詳細はこちら↓
ここに来る方はご存知の方が多いとは思いますが、うさんぽさんは天皇、皇室に関することをはじめ日本に関することを沢山書かれていらっしゃいます。とてもわかりやすく、お薦めのブログです。
人によって色んな考え方があるかと思います。誰もが同じ考えなんてことはありません。しかし、主要なところは一致するものだと思います。日本の悠久の歴史の中で色んな出来事が起きても一致してきたこととは、皇統の保守です。日本の歴史そのものが天皇の歴史です。天皇なくして日本の存在はないといっても過言でありません。
長い歴史をみると、御歴代の天皇が稀有な存在であることに驚かされます。これは現在と比較するのではなく、同時代の他国と比較するとよくわかります。いつの時代も日本ほど、国民が大事にされてきた国はありません。日本がそうした国であり続けたのは天皇がいたからこそなのです。
ぜひ、天皇・皇室についての知識をこれからも深めて頂きたいと思います。
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天皇は人(民)の敬によりて威を増し、人(民)は天皇の徳によりて運を添ふ
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