こんにちは。
僕はどうも感傷的になるところがあるんですねぇ。
感傷的って何も良い事なんてないんですよ。
自分に酔っているわけでもないんですが、そのゾーンに入ると抜けられないことがタマにあります。
良くないゾーンですね。
大体の感傷はネガティブです。
「感傷的」とは言い換えれば「良くない想像、妄想」と言っても良いかもしれません。
普段の心持ちがそんなですから、言動の端々にセンチメンタリストぶりが染み付いていたんでしょうね。
ある時、シティボーイズのきたろうさんとマネージャーさんと僕の三人で飲んでいるときに突然きたろうさんに言われました。
「お前はセンチメンタリストだからダメなんだよ。男はロマンチストじゃなきゃあ」
その瞬間まで僕は自分がセンチメンタルな人間だと気づいていませんでしたし、何ならセンチメンタルなことが悪いことだとも思っていませんでした。
ですから、きたろうさんから「ダメなんだよ!」と言われた時も「ああ、俺センチメンタリストなんだぁ・・・(ポワァァン)」とちょっと褒められたような気がしていたんです。
阿呆ですね。
そして、真性センチメンタリストの方々には申し訳ないポジティブぶりです。
まぁ、若い時分でしたからね。
自宅に帰って「センチメンタリスト」と言う言葉の意味を調べて、ちょっと愕然としたわけなんです。
確かに僕にはおセンチなところがある。
でも、それをお仕事上の付き合いでしかないきたろうさんに見破られるくらい僕は丸出しにしていたんだなぁと。
そして「男たるもの、ロマンチストでなきゃあ!」と言うきたろうさんの言葉が重くのしかかりました。
確かにロマンチストという言葉の方が魅力的だ(そこか?)。
その翌日から僕はロマンチストになるべく修行を開始したのであります。
そんな修行中のロマンチストの僕が書くブログへようこそ。
では、本日の一台をご紹介。
今日は、これ!
わっかるかなぁ〜?
わかってくださいよ。
正解は、こちらね。
そう。MG・ミジェットです。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU5102606226/index.html?TRCD=200002
実は、このブログでMGミジェットを取り上げるのは2回目ですね。
前回の記事のミジェットは価格もお手頃で、程度もわりかし良さそうだったし何よりもうちからちょっと走ればいけるショップだったこともあって、本気で購入しようと考えていたんですよねぇ。
今見に行ったら売り切れていて、残念やらホッとしたやら複雑な心境ですけど。
外車の原初体験がイタリア車(X/1-9)だった僕はそれでもイタ車一辺倒になったわけではなく、ドイツ車、北欧車、英国車、フランス車と順調に遍歴を重ねて行きました。
中でも肌に合わなかったのが英国車でした。
大抵の所有したクルマ達は「また乗りたい」と思わせてくれるものでしたが、英国車だけは「もういいかな」と思ったのです。
英国車を批判したいわけではなく、僕が若すぎたんだと今にして思うのです。
酸いも甘いも嗅ぎ分けた中年の今の僕には英国車を御する資格が備わったんじゃないか?と多少自負するところもある訳なのです。
その英国車再デビューの入門用として白羽の矢を立てたのが今回のMG・ミジェットです。
では、見て行きましょう。
このボディカラーも中年男性が乗ればこそ!じゃないでしょうか?違う?違うか。
メッキコンバージョングリルですが、純正てっちんを履くという時代考証がなっちゃないところなんかもユルくて嫌いじゃないです。
FRP樹脂によるハードトップがついているのも中年男性にはありがたいポイントです。
何よりも、佇まいがいいじゃありませんか!
キラリーン!歯を「ニカッ」と出して笑っているようなツラ構えです。
実にお尻らしいデザインのお尻です。
70年代丸出しのシートですね。中年の僕はオッケーです。
前回のミジェットもそうでしたが、今回も左ハンドルです。北米並行車かな?
モトリタステアリング。大歓迎。
ランニングコンディションのハードトップ裏面。ぼちぼち仕上げましょう。
意外と収納力のあるトランクです。フードにラックを取り付ければもっと荷物が積めますよ。
シンプルなエンジンルーム。前オーナーさんの工夫の跡がちょこちょこ垣間見えますね。
後期モデルの純正ホイールです。今みればこれはこれで十分にクラシックです。
センターロックホイールよりもこっちの方がいろいろ便利ではあるよね。
というわけで、見てきましたMG・ミジェットですが、いかがだったでしょうか?
こういうちょっと小粋なクルマで古い町並みを流すなんていうのは思い浮かべるだけで小気味がいいものがありますよねぇ。
古都京都なんかでちょこちょこ乗ってみたいものです。
京都の旦那衆、いかがですか?
あ、もうお持ちでしたか!こりゃ失礼いたしました!
では、また!