こんばんは!

 

 初めましての方は初めまして、アメンポてふと申しますチョキ
 
 と2年程続けていた定型の挨拶も前回の振り返り記事が最後となると名残惜しいですね…えーん
 
 初めましての方は初めまして、最高位戦関西新人の本長と申しますチョキ
 
 
 先日最高位戦に入会したことを報告させていただいたのですが、Twitter、ブログと想像の何倍もの反響があって身の引き締まる思いでした…。
 
 改めまして、Twitterでリプをくださった皆様、ブログを読んでいただいた皆様、ありがとうございました!
 
 皆様今後とも何卒よろしくお願いいたしますニコニコ
 
 本題に戻るのですが、この記事は
 昨年の10月から関西で活動している「Kリーグ」という最高位戦ルールの私設リーグに参加させていただくこととなって、その振り返りを書いていこうという記事です!
 
 Kリーグの紹介と第1,2,3,4,5,6,7節の振り返りはこちらから↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 さて、第8節のKリーグは?
 

 
 
 
 30本中21本が終了し、+289.7の現在1位。
 
 30本中と書いたのですが、
 
 規定10節(30本)終了後に下位4名が敗退、そこから12名で3本打って下位4名が敗退、8名で最終3本打って上位4名が決勝進出。
 
 というシステムとなっているので、このpt状況なら36本終了時で上位4人に入ることだけを考えて打つ意識です。(足切りは考えずに)
 
 方針を整理したところで第8節は
 
 アマチュアの加藤さん(現BIG1)
 アマチュアの大畠さん
 アマチュアの湯村さん 
 
 という対戦相手となりました。
 ※文字数の関係で対局パートは敬称略で書かせていただきます。
 
 加藤さんは打点に寄せた手組が多く、リーチに対しても打点を作って押してくる印象。
 
 特に親番ではほとんどベタ降りはしない印象なので、加藤さんが親番の時に降ろしにいく愚形リーチのみや遠い仕掛けは普段より割り引いて考える必要はある。
 
 実力や実績はKリーグ屈指で、トータルスコアでも現在4位と目下のライバルなので最重要マークの意識。
 
 大畠さんは手組的には高打点思考ではあるが、守備意識も高いイメージ。
 
 先制を取りに来るというよりは門前中心に構えて、後手からでも手が進んだ時に価値のある手で押し返す、入らなければきっちり撤退するという印象。
 
 現在7位というポジションなので、上位4人に入ることを目標とすると大きく勝たせたくはない相手。
 
 湯村さんは引き出しが多く色々やってくる印象が強く、ハマったときの爆発力は要警戒。
 
 現在最下位で足切りボーダーの12位と約300pt差という状況を考えると、9本ほぼ全トップ条件。
 
 素点的にも稼いだトップが欲しいと思われるので親番をベタ降りで手放すということはほぼほぼ考えられない。
 
 湯村さんの親番時は先制テンパイを果たした時のリーチ判断や安全度が低い仕掛けには細心の注意を払う必要がある。
 
 トータルスコアの状況的に湯村さんと喧嘩をする(湯村さんのリーチや強い仕掛けに対して押す)ことは普段より損になるケースが多いと考えたので、徹底して降りて自由にやらせる方針でいた。
 
 自分のスコアが最重要ではありながらも、ここまでpt差がある終盤戦では、誰に勝たせるか、誰に勝たせたくないかも強く意識して対局に臨みました。

 ※ここまでは対局前に書いており、ここからが対戦パートとなります。 
 
 1本目 東家湯村、南家大畠、西家加藤、北家本長
 
 東2局の親で大きく連荘した大畠を湯村がじわじわ追いかける展開。
 
 ほぼ参加できず、加藤との3位争いをしていたが、オーラスにラッキーなドラポンからタンヤオドラ3の満貫をツモって点棒を回復。
 
 南4局1本場
 
 本長31500
 湯村36300
 大畠37100
 加藤15100
 
 という点数状況。
 加藤が3着に浮上するためには、自分からの満貫直撃or跳満ツモという厳しめな条件であったため、ドラも無く形もそこまで良くはないが、自風の東を1鳴きし、守備力を下げてでも着順浮上を狙う。
 
 すると加藤が役牌の白を3巡目に1鳴き。
 
 ここでラス確定のアガリを狙う仕掛けはしてこないと思ったので、跳満ツモや満貫直撃に直結しやすいドラの1pや役牌は切らない方針。
 
 続けて加藤が手役に絡まない両面チーを2つして手牌は4枚に、チー出しは北。
 
 これで手牌4枚が仮に最高打点である、役牌とドラ1pのシャンポン待ちであったとしても満貫止まりなので、跳満ツモの可能性は物理的に消えた。
 
 手順を見ても1pが暗刻で単騎待ちというのはなさそうに思えたので、上記のシャンポン形で満貫放銃となる役牌(1枚切れや生牌等の濃度で判断)、ドラの1pだけは絶対打たないでテンパイとアガリを狙うこととした。
 
 そこに湯村が喰いタンに見える仕掛けで発進。
 
 湯村にアガられて自分が3着止まりになってしまうのも痛いが、湯村にトップ浮上となるアガリを決めてもらえば大畠の20ptを削ることが出来るので、自分にとっても悪くはない結末。
 
 加藤に打ってはいけない牌を止めつつも、下家の湯村には全く絞らず(放銃してもOK)に進める。
 
 順調に手が進んだ湯村が喰いタンをツモって湯村がトップに浮上して終了。
 
 ラスの可能性も十分にあった中、素点を持った3位かつ並びは理想だったので悪くない入りとなった。
 
 1本目、3位、-9.1
 
 
 2本目、東家本長、南家加藤、西家大畠、北家湯村

 2本目は南1局に平たい展開で放った親番でのリーチのみ25s待ちが1mカンから真ドラに4枚モロ乗りし、途端にツモれば6000オールの手に化けて無事ツモって抜け出す。

 しかし南2、南3局と湯村に迫られ迎えたオーラス(時間打ち切り有りのため最終局)

 湯村 45600 
 本長 46200
 加藤 1300
 大畠 26900

 親番の湯村とは600点差であり、この局が最終局であるためアガられてしまうと2着で終了してしまう状況。

 時間打ち切り無しの時とは違い、テンパイノーテンでも2着確定で終了してしまうので、かなりアガリには遠い手牌ながらも喰いタンと役牌の後々付けを狙って8mポンから発進。

 大畠、加藤からリーチが入ったら必死に降りる構えではあるが、明らかに手が速そうな親の湯村から先制リーチ。

 湯村のテンパイが確定してしまったため、流局時に自分がテンパイを入れられていないと逆転されてしまうのでテンパイを組みにいくしかない。

 自分の手牌に8pが対子でそこにワンチャンスの9pを持ってきて、湯村は7p、8pと切っているので喰いタンのアガリを見てスッと切る選択をしそうになったが、両脇がアガってくれる可能性や流局までにテンパイを入れる方針でひとまず留めた。

 すると待望の加藤の追っかけリーチが入る。

 加藤さん頼む…!加藤さん頼む…!と祈りを捧げるも湯村が加藤から9pで3900を出アガリ終了。

 もう押すしかないとなって9pを打ちそうになっていたので、冷静になって損得やその後の展開を考えられたのは良かったように思う。

 実際自分が放銃しているよりも3.9pt得をしているので僅かながらではあるが大きい。

 この展開でトップを取り切れなかったことは残念であるが、素点は大きめかつ並びも1回戦に続けて理想の2位を取れたのは十分な成果だった。 
 
 2本目、2着、+26.2
 
 
 3本目、東家加藤、南家大畠、西家湯村、北家本長
 
 東1局
 
 上家の湯村が早々に役牌を2つポンして普通の捨て牌。
 
 役牌を2つ鳴いて早い2000点というのはあまり無さそう(ドラが無ければホンイツやトイトイで満貫を目指すことが多い)なので、普通の捨て牌というのは早い巡目でも怖い。
 
 特に今回は自分がドラ0枚だったことと、湯村が満貫をツモアガるというのはそこまで痛くない(自分が満貫を放銃するのが最悪)という理由から、役牌を2枚鳴いた時点で完全に抜いてベタ降りに回った。
 
 真っ直ぐ組んでいれば、先制でペン7pのリーチのみのテンパイが入っていたが、これで湯村と戦うのは全く見合っていない。
 
 ドラが8sにも関わらず、6s7sと手出しで両面落としをして進行していた湯村が大畠から6pを捉えて役役ホンイツの満貫出アガリ。
 
 湯村の初打が9pでピンズのホンイツになっているのは予想し難いが、さすがにこの進行だとロンと言われるとだいたい8000点以上を払うことになりそう。
 
 帰りの道中で大畠と話す機会があったので、聞いてみると湯村の仕掛けに危険度は感じつつも手牌価値とトータルの状況的に自分がスコアを伸ばすために前に出たという。
 
 このあたりの話を聞いて、やはり麻雀は先行して選択肢を多く持てることが有利に働くということを再確認した。

 その後も湯村がとにかくアガリ倒し、大きく抜け出す展開に。

 なんとか3位は確保したいものの南3局1本場では、配牌ドラアンコの手から湯村に手痛い一発放銃でラス目に落ちてしまう。

 南3局2本場
 
 湯村 71900
 本長 5900 
 加藤 30700
 大畠 10500

 ラス親があるものの、3位に浮上出来れば万々歳という苦しい状況。

 配牌
 1144469s56p1m中中南 ドラ5m
 
 ここで着順浮上に繋がらない安い手をアガってもしょうがないので、5200以上、オーラスのことを考えると満貫ベースで手を作りたいところ。

 1sと中は鳴いてソウズに寄せるつもりでいたが、中を自力でアンコにしてこの形のイーシャンテンに。

 11444s35m556p中中中 

 ここで加藤のリーチを受けて2枚切れとなっていた1sの対子落としで回る。

 5m、3mと引き入れ

 444s3355m556p中中中

 ここで、リーチ後に仕掛けて更に加点を狙いにきた上家の親の湯村からドラ表示牌の4mが打たれる。

 この4mを鳴くか鳴かないかを迷ってしまったが、鳴いて5200のテンパイで現物待ちと言えど、残り見た目2枚のドラ表示牌の4mは既に手牌に組み込まれている可能性も高く、アガリ率と打点が見合っていないと考えてスルー。

 打ち出す6pも無筋と負担が大きい。

 スルーして山に手を伸ばすと引いてきたのは8p。

 ピンズは568p全て無筋で、加藤が6mを切っているので3mが筋となっている。

 安全度を優先して3m切りが第一感であったが、ここで少考。

 ここで3mを切ってしまうと、イーシャンテンの受け入れが5m、5pのシャンポンとカン7pとなってしまいかなり手狭になる。

 単純な受け入れ枚数の少なさに加えて、テンパイが入ってからめくりあいが始まるため、最終形の強さもほしいところである。

 ピンズは全て無筋であったが8p→5pといけば、1筋で済むと考え、3m5mのアンコ、5mポンのテンパイは47pに受ける構想でここは8p切りとした。

 すると次巡のツモが考えきれていなかった5pで、ツモり四暗刻のテンパイが入る。

 当然6pを切るのだが、縦に置くか横に曲げるかを確認。

 曲げた時のメリットが3m出アガリ時に跳満→倍満に確定で打点上昇、出アガリ時に裏が乗れば倍満→三倍満になる可能性がある。

 であったが、親の湯村が全ツというわけではないが押しており、筋の3mであればダマっていれば切ってくれそう(リーチならさすがに止められそう)に思ったので、アガリ率を最重要視してここはダマを選択。

 苦しい状況での大物手テンパイということでツモる牌に力が入ってしまったが、1発目にいたのは3mで8000-16000は8200-16200のツモアガリ。

 文字にして並べても長いが、実際の発声でも長っ!となってマゴマゴしてしまったので役満ツモの発声の練習も必要であるとほんのちょっとだけ思った。

 この3mがツモれるかツモれないかだけで順位点も込みで上下100pt変わっている計算となるので、つくづく麻雀というゲームは恐ろしいゲームであると実感した。

 オーラスは着順下降のリスクが無くなったのでトップだけを狙ってリーチをかけるも実らず2着フィニッシュ。

 -60近くのラスを覚悟したところから3本続けて並びも最高の2着が取れたので理想的な締めくくりとなった。 
  
 3本目、2着、+19.5
 
 第8節の結果は
 
 
 
 3着、2着、2着で+36.6
 
 この日の卓内の成績を順番に並べてみると、
 
 湯村+143.9、本長+36.6、大畠-48.9、加藤-131.6
 
 +で節を消化出来たことが何より大きいが、並びも理想的で、現実的に決勝進出争いとなりそうな大畠さんと約90pt、加藤さんと約170ptの差をつけれたことも非常に大きかったです。
 
 最後の四暗刻ツモがツキすぎていたのは言わずもがなですが、湯村さんには立ち向かわないということを3本徹底出来たことがこの結果に繋がり満足しています。
 
 今までは並びを意識しつつも、結局は自分のptが全て!という感じで特に押し引きを変えたりはしていませんでした。
 
 今回初めてトータルptを大きく意識し、人に合わせて対応を変えるという麻雀が経験出来たので、残りのKリーグの終盤戦や3月から始まるリーグ戦に向けても1つ良い経験が積めたように思います。
 
 残りは2節+2節の4節となりましたが、この日の結果で更に現実的に決勝戦が見えてきたので、事前の準備をしっかりして打ちきりたいと思います!
 
 長くなりましたが、読んでいただきありがとうございましたニコニコ
 
 ではまたどこかでチョキ