こんばんは!
初めましての方は初めまして、アメンポてふと申します
今年の10月から関西で活動している「Kリーグ」という私設リーグに参加させていただくこととなって、その振り返りを書いていこうという記事です!
Kリーグの紹介と第1,2節の振り返りはこちらから↓
さて、第3節のKリーグは?
30本中6本を消化、現在、+32.0の6位
そして第3節は
アマチュアの西田さん
麻将連合μの三橋プロ
協会の堀プロ
という対戦相手となりました。
※文字数の関係で対局パートは敬称略で書かせていただきます。
対局パートまでは対局前に書いているのですが、対戦相手を確認すると(5段階基準A〜E表記)
西田さん 対戦回数 B 理解度 B
三橋プロ 対戦回数 D 理解度 D
堀 プロ 対戦回数 E 理解度 E
西田さんとは通算10回以上の対戦経験や話をすることも多いのでKリーグの中でもかなり知っている方。
三橋プロとは約4、5回?堀プロとはおそらく1回しか対戦経験が無いという感じです。
この中で1番よく知っているつもりの西田さんは、副露が少なく守備意識がかなり高い印象。
遠くて特に安い鳴きは少ない印象なので、仕掛けた時には1番高く見積もる必要はありそう。
三橋プロは打ったことがあると言っても大半がClassicルールなので何とも言えないところはあるが、打点を見た遠めの仕掛けを多用してくる印象。
堀プロとはほぼ初対戦なので1番確認しておきたいところ。
卓全体の印象として、攻撃寄り、守備寄りといった偏りは感じなかったので自分のpt的にもかなりフラットに打っていこうかなという感じで臨みました!
では、ここからが実際の対局編!
1回戦 東家ポてふ、南家三橋、西家西田、北家堀
東1局
配牌でダブ東が対子、ドラはなし。
他の役牌と違い、スルーすることがほぼ存在しないため、仕掛けベースで手を組む。
形は苦しすぎるが、13669mと一番多いマンズの染め手が第一志望、ドラの3sを使って5800が第二志望、これらに必要にないためピンズのターツから全て切っていく。
ダブ東が鳴けて、手牌にマンズが押し寄せてくる。
1366678899m ダブ東ポン
ここで対面の西田から先制リーチ。
689mの3種のポンが利く親満のシャンテンなので、リーチはほぼ無視してだいたい押す構え。
きつい牌は持ってこないままツモ切っていると3巡後に7mを引き入れてテンパイ。
西田の河にマンズは5mが3巡目にポツンとあるだけなので、1mも6、9mもきつくは見える。
6、9mは5枚持ちではあるが、2mが0枚見えかつリーチをしている西田が掴めばほぼ確実にアガれそうだったので、自分のアガリを最大に見て打9mのカン2m待ちを選択。
ド終盤にドラでも掴めば降りる選択もあるかなと考えながら全部押していくも、どちらのアガリも出ない。
まぁ流局OKかと思ったところで西田が14mツモで13002600。
打牌選択は悪くなかったが結果としては嫌な立ち上がり。
東2局
ドラの5s含みのターツがあり、手牌がかなり良い。
もっと悪くても平和効率や他に鳴かれないことのメリットを優先して役牌→オタ風の字牌の切り順で切り出すことが多いが、忠実に東、中、白、中(ツモ切り)と並べて次の西が横向きに置ける。
ペン7m残りでもリーチドラ1で迷わず曲げるつもりだったが入り目がペン7m。
親の三橋に2つ仕掛けて追いつかれるも、終盤に36s待ちをツモって裏1の満貫ツモ。
ラス目からトップに浮上する。
東3局、ドラ2m
自分の手はドラも無く、シャンテン数もかなり遅い手牌。
ここで親番の西田が3巡目に手出しで3m。
ん?これはかなり怪しいぞと思っているところに更に發を1鳴き。河は普通。
Kリーグの中でも仕掛けに関しては手牌の信頼度(鳴きのレンジ的な意味で)がかなり高い西田の仕掛けということもあり、ほぼドラ2以上を確信する。
そこに堀が西田が打ったカン6sを仕掛けて、打3s。
見るからに怪しそうな親の西田の仕掛けに対して向かっていく堀。
こちらもドラドラベースにしか見えない。
この2人の仕掛けが入った時点で、ドラ0のリャンシャンテン以下から押す選択肢が存在しないため、完オリに回る。
三橋も同様に完オリの様子なのでより2人の手牌への信頼度が怪しいから確信に変わっていく。
ツモられるのはしょうがないが、横移動してくれればラッキーと思っていると堀からツモの声。
1000-2000か?と思っているとタンヤオ三色の500-1000。
あぁこれは、親の西田の気配を堀が察してかわしにいったのかと悟る。
聞いてみるとやはり親の西田には發トイトイドラ3の親跳、ツモって親倍のテンパイが入っていたという。
ヤバそうな仕掛けに対してはすぐさま受けに回るケースが多いが、かわす価値も高いなと感じた1局であった。
東4局
面子手と七対子を天秤にかけたいような手牌をもらうも、ドラの白を引いたことによって七対子に絞る。
ドラの白が重なればリーチ判断が難しいなと思っていたが、6巡目で白単騎のテンパイとなったので、微差トップ目程度なら迷わず曲げていく。
早々に出る牌ではないが、個人的にはドラを掴んで放銃するということが無い点でもドラ待ちというのは評価が高い。
ツモれば12000から、裏が乗れば16000を1局で加点できるチャンスは、素点評価のあるルールではやはり積極的に受けにいきたいように思う。
今回は当選しなかったものの、1人テンパイで流局は十分ツイている。
南1局は三橋が仕掛けて400-700は500-800のツモアガリ。
南2局
仕掛けている2着目の西田が切っているカン3pのドラ1役無しテンパイ(7巡目くらい?)。
448s24789p456789m、ドラ9m
1枚見えで場況もそこまで悪くないのであれば、トップ目からでも曲げて良いのかな?とも思いけっこう迷った。
しかし、8s周りは比較的場況も良く、7s引きが理想であるが、9s引きの7s待ちダマもかなりアガれそうであったため、ここはテンパイ取らずを選択。
フリテン含みのピンズを外して4mを残すと、そこに6mが引っ付いてカン5mテンパイ。
西田が1枚切っていて1枚使っているので、見た目2枚とかなり不満なテンパイではあるが、役無しということが唯一の+要素でテンパイを取ってダマにする。
するとその巡目で西田が5mをツモ切り2600のアガリ。
構想とは違ったがこれはツイていた。
南3局は七対子ドラドラ(確定)のイーシャンテンとなるも堀の先制リーチに粘らずに降りる。
堀がツモって13002600のツモアガリで2着に浮上しオーラスへ。
南4局、親番堀
堀 31900
ポてふ 35900
三橋 24200
西田 28000
手牌が
3588s235689m西西北、ドラが南
アガればトップ終了が確定するが、放銃は誰に打っても2着順以上の下降が色濃く見える状況で、立ち回りが非常に難しい。
Maxに構えて愚形リーチも辞さずにアガリにいくという状況とはかけ離れているため、持ってくる5m、2mと切っていき、イッツー本線で構える。
親の堀から出る4mを456でチー。続けて1mを123でチー
この先切りを跨いだ2つのチーで、僕のところにはドラの南が現状無いことが丸分かりになってしまったが、この仕掛けの是非も怪しいところ。
そこにドラの南を引かされ
88s89m西西南、のイーシャンテン。
実戦では、7mが出ればチーして南を切ってテンパイを取る構え。
ロンと言われると終了だが、鳴かれる場合は西の対子が一応あり、テンパイならば先にアガれるケースもあると想定したため。
ただ、西のポンテンからの南を切ってペン7m待ちは防御力が無さすぎるのでスルー、8sもスルーかなと思っていた。
仕掛けと手牌の進行的に、ポンテンをかけてドラの南を切ると、XX89mのペン7m待ちがほぼ100%全員から透けてしまうからである。
仕掛けの手順から、7mを持っていないことがほぼ確実であり、単騎テンパイも無いと断言できるからだ。
よくよく後から考えたのだが、ポンテンを取って南を切った場合、ロンと言われるケースは目も当てられないケースだが、それ以外を考えると
①誰にも鳴かれない
②西田に鳴かれる
③三橋に鳴かれる
④親の堀に鳴かれる
という4つのパターンであり、誰にも鳴かれないというのは1番ラッキーなパターンである。
誰に鳴かれても嫌、という状況であれば南を抱えて心中するのが一番であるがここは振り返ってみるとそうでもなかった。
西田、三橋に鳴かれた場合に、放銃してしまうと2着順以上の下降になってしまうため、損になってしまうとも思われるが、+の面もある。
それは、三橋に鳴かれた場合は堀か西田から、西田に鳴かれた場合は堀からの7mの差し込みがけっこうな確率で期待できるということである(ツモられや横移動で着落ちする可能性が高い堀が、2位確定となる差しにくる可能性は高いと見る)
実戦では、7m待ちがほぼ100%透けるというのはデメリットであるように考えていたが、待ちが分かっていて、1000確定というのは、特にオーラスの最高位戦ルール(順位点の傾斜が平らなルール)では優位に働くケースもあるなと感じた。
堀に鳴かれてしまうと酷いことになってしまうが、自分にとって分の良い抽選が受けられるなら、この選択も有力だなと振り返って思った。
実戦ではチーテンもポンテンもかかる牌が出る前に西田からのリーチ。
放銃は2着順落ちが見えるため7枚から懸命に降りていると、西田の1人テンパイで流局。
展開が向いた形でトップが取れた。
親連無しの全8局で終わったため記憶が残っていて全部書いてしまいましたw(この半荘含めて3半荘で親連が1回しかなく3本で全25局でだいたい覚えられていました)
1本目 1着 +34.9
2本目 東家ポてふ、南家堀、西家三橋、北家西田
相変わらずしょっぱなから書きまくりすぎてしまったため、この日どころかKリーグ始まって以来の最大のミスだけ取り上げますw
南1局
ポてふ 32000
堀 24000
三橋 29000
西田 35000
ぐらいの点数状況で迎えた僕の親番。
ラス目の堀がダブ南を仕掛けて、打3sが早い(ドラが2s)
こういう時に真っ先に想定するのはドラが対子になって固定したケース。
ダブ南をポンして、ドラ周りを早々に切って2000点というのはラス目の仕掛けとしては中々想定できないので、ダブ南ドラドラの満貫手が入っていると考えて、ベタ降りしつつ絞りも最大限にしていく。
堀の手出しがかなり多く、ピンズも手出しで5p、7p、5pと離れて出てくる。
ピンズの上は場全体に安く、2枚目の5p手出しは自分の目からはかなりスライド(ピンズは完成している)を疑っていた。
かといって、孤立している69pを切る選択には至らず、降りているときにありがちな切れない牌が対子にどんどんなってきて七対子気味になっていく現象が発生し、終盤で6p,9p,ドラの2sが1枚のイーシャンテンとなる。
そこに9pを引いてきて、完全に安牌が無かったことも後押ししてスライド読みを信じた6pを切ると、それが無事に通過する。
やっぱりピンズはスライドで合ってるよな~、2sツモれたら4000オール、テンパイ取れただけでも大きい、と持ってくる最終手番の8pを切ると堀からのロンの声。
ダブ南ドラドラの8000である。
はいと言うのがやっとで、次局、次々局にも引きずってしまうくらいその放銃がプレイバックされてしまったが、これは明確な抜け漏れのミスであった。
分析すると、自分が普段打つ回数が一番多いのは赤アリの天鳳であり、赤アリと赤無しのルールで違う傾向と言えば、赤ナシで仕掛けた場合にドラ絡みで跳満になるケースはほぼないということである。
赤アリの場合では、特にダブ東、ダブ南を仕掛けた際にドラが対子以上であると、更に赤が1枚(2枚以上)あれば、ドラとのシャンポン受けでドラが暗刻系になれば跳満になるケースはわりとよくある。
そのため、仕掛けはポン材を残せという、仕掛けの超オーソドックスなセオリー通りの対子を優先的に残す進行に赤アリは特になりやすいが、赤無しの場合ではそこが変わることがある。
まさに今回がそれである。
赤無しのルールは赤ドラが無いため、元ドラの比重が赤アリよりも高く、ドラが場に放たれる可能性は赤アリの場合よりも確実に低い。
それに加えて、ダブ南、ダブ東をポンして、ドラが対子の場合(更に役牌があれば別ではあるが)、仕掛けのセオリーであるポン材残しが無視されて、ドラは完全にヘッド固定にする(ドラ3にする必要がない)手順が取られることがあるということである。
それを読み切って2sを切るとかある?といったことを考えるのは、決定戦などの極限の状況にまた考えるとして、この8pがカン8pで当たるケースというのを切る前に想定できなかったのは猛省すべき点だった。
放銃した直後と数分は心に刺さりすぎてどうにかなりそうだったが、私設リーグの舞台でこの経験ができたのは大きかったように思う。
満貫を放銃するも、なんとか回復し2着を確保。
2本目、2位、+13.6
3本目
この半荘も8局で終わったのでだいたい全部覚えていますが、ただでさえいつも長いのにもう長くできないので割愛…w
打点は全部安いもののリーチがだいたい全部アガれて2着。
3本目、2位、+13.0
第3節の結果は
※B卓は日程変更で別日対局でした
1位、2位、2位で+61.5
3節の中で圧倒的に面前でテンパイしてリーチをすることが多く、リーチが書いたドラ単騎の七対子以外は全部実ったのが大きかったです。
場況や点数状況が打ちやすかったというのもありますが、愚形リーのみを躊躇無く打てるようになってきたのは、個人的には1つ良くなってきた点かなと思います(山越本の影響もあるのかな…?w)
対戦相手の中では、動きとしては西田さん三橋プロの動きはある程度想像通りだったのですが、堀プロの動きがなかなか掴めず上手くいなされた感じがしたな~という印象でした。
ここまで3節、9本が終わったところですが、2位に浮上して少し+を持つことができたので、より色々やっていければなと思います
話は変わりますが、今日1日アマチュア最強位決定戦(特に山越さんの対局)や王位戦、白虎杯(関西でやっていたプロの大会)を見ていて、やはり自分もどんどん色んな対局にまずトライするということをしていかないとなと刺激を強く受けました
冬の間は事情があって中々厳しいですが、春先から本格的に指導できるように、天鳳やKリーグでの対局を通して万全の準備をしていきたいなと思います
またまた、また長くなってしまいましたがこのあたりで以上にさせていただきます
ではまたどこかで