世界中の埋蔵原油を狙い続けてきた勢力の、次なるターゲット(その1) | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 人類の、血生臭い埋蔵原油分捕りの歴史を思い返せば、およそ、人類が締結した条約だとは僕には思い難い条約が、南極地域に関して締結され、今から61年前の1961年に、発効しました。

その第1条には、「南極地域は、平和的目的のみに利用する。軍事基地及び防備施設の設置、軍事演習の実施並びにあらゆる型の兵器の実験のような軍事的性質の措置は、特に、禁止する」とまで、書かれています。また、第4条では、南極地域における領土権主張などの凍結が、謳われています。

 

 このように、南極地域の政治的状況は、一応安定しています。そんな中、もう一方の極地域である北極圏の政治的状況が、今後、不安定化するのではないかと、心配性の僕は、杞憂だとは思いつつも、危惧しています。

 

 先々月の24日に、ロシアは、ウクライナへの侵攻を開始しました。ロシアのプーチン大統領の国民向け演説(和訳英訳)に拠れば、先々月の24日に、ロシアは、「ウクライナを非軍事化すること、及び、ウクライナにおいてジェノサイド(=特定の人種、民族、国民などの大量虐殺)を行なってきたネオナチ勢力、極右勢力を排除し、彼らがこれ以上ジェノサイドを行うことを阻止し、ジェノサイドの対象者を保護すること」を目的とする特別軍事作戦を、開始しました。

 

 この軍事作戦開始の直前、米国のバイデン政権は、「ロシアが軍事作戦を遂行するように誘導している、もしくは、促している」、少なくとも僕にはそのように思えてならない言動を繰り返しました。「これは、危機感を演出することにより、軍需産業の売り上げ増を狙うという常套手段である」という説明では説明しきれない何かを、僕は感じ、バイデン政権の真意を計り兼ねました。

 

 そして、軍事作戦が開始され、なおも、ああでもないこうでもないと考えあぐねていたら、以前の投稿で列挙した政治家、フセイン、カダフィ、チャベス、それに、ロシアが原油埋蔵量の多い産油国であること(2019年末のこの資料では、世界第6位)を思い出し、頭の中のもやが、少し晴れました。

 

 長くなってしまいましたので、続きは次回ということに、させていただきます。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則