私達は、私利私欲の追求に夢中になり過ぎてはいないか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 深夜であろうが早朝であろうが、お構いなく、住宅街の中を、爆音を轟かせながら通り過ぎて行く車両がある。大袈裟に申し上げれば、人類は、何のために、自動車やオートバイ(motorcycle)、録音再生機や音響機器を発明し、そして、頑張って、設計し製造し安価で販売しているのだろうかと、思ってしまいます。

大人二人が何とかすれ違えるぐらいの、そう広くない、公道である歩道の真ん中を、ゆっくりゆっくり、歩いている人がいる。杖歩行をされている訳ではない。スマホ片手に、動画の視聴やビデオゲームをしているのか、はたまた、SNSに夢中になっているのか。片手にスマホ、もう一つの手で煙草を吸いながら、そう広くない歩道の真ん中を、漫然と歩いている人もいる。

 

 自分が住んでいる地域内で処理しきれない量のごみが出るぐらい消費活動を行い、せっせと、13号埋立地(お台場・青海(あおみ)地区)経由で、ごみを東京湾に運び込み、更なる埋立地の地層を、ごみで形成する。お金に物を言わせて、ごみを海外に搬出し、ごみの処理を委託する。

 

 自分が住んでいる地域内で使用する電気の供給を、地域内の発電所だけで達成せず、遠く離れた市町村に原子力発電所を建設して、そこから送電しようとする。そもそも、原油もウラン鉱も、そのほとんどを海外からの輸入に依存しているにも拘わらず、ボトルネックのようなホルムズ海峡(the Strait of Hormuz)、その湾奥にあるペルシャ湾周辺が、今、どうなっているのか、そして、米国イラン関係は、どうか、ということに、あまりに無頓着な日本の政治家。

 

私達は、私利私欲の追求に夢中になり過ぎてはいないか。

(利己主義に傾き過ぎてはいないか)

私達は、お金への依存度を高め過ぎてはいないか。

(拝金主義に傾き過ぎてはいないか)

 

 人心が荒廃し、通り魔殺傷事件が起き、「死にたいのなら、他人に迷惑をかけずに一人で死ね」という、言葉の足りない発言をする、当事者ではない大人がいて、論争になる。

スリランカミャンマーは、小乗仏教の信徒の多い国ですが、少なくとも敬虔な仏教徒やその関係者は、「他人を殺傷し兼ねない自殺念慮者は、他人を殺傷せず、一人で静かに自殺しろ」とは仰らないと、僕は思います。皆さんは、この事件について、どのようにお考えでしょうか。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則

 

For another side of me, please visit my blog "Get It Balanced."