消費税導入から30年ですが、改元について思うことなど | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

今回の投稿で、当ブログの投稿数が1024(=2の10乗)になりました。投稿数が1000になった際、そのことに気付かず、お礼を申し上げずじまいでした(因みに、情報の量を表す1KBは、2の10乗byte、つまり、1024byteです)。

 

紙の日記と違い、閲覧していただける方が、お一人でもいてくださってこそのブログ(ウエブ上のログ、weblog、blog)です。僕のような凡夫、凡人が見聞きできること、知り得ることは、限られていますが、それらをネット上に置き、共有できる状態にしておくことには、何がしかの意味があるのではなかろうかと、思っています。

 

別段、楽しそうな写真が載せられている訳でもなく、また、すぐに役立つ情報が載せられている訳でもない拙ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。これからも、宜しくお願い致します。

 

 

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 ということで、ここからが本文です。一昨日、4月1日は、消費税が導入されてから、ちょうど30年の日でした。国家財政について、今まで、それなりの数の投稿をして参りましたので、当然のことながら、今月の最初は、消費税について書かせていただきたいところなのですが、僕の周りだけかも知れませんが、一昨日公表された、5月からの新しい元号、令和に関して、「ピンと来ない」「しっくりと来ない」「馴染めるかな」という声も、耳にしますので、元号について、書かせていただきます。

 

 多くの方に関わる事柄に命名をするとき、関係者全員が納得するような名前など、まず、ない訳で、それを承知で、そういう役を引き受けて選考された方々のご努力に、一日本人として、まず、感謝申し上げたいと思っています。

 

 その上で、申し上げると、僕の第一印象は、「あれっ、人名みたいだな。でも、決まったのだから、早く慣れてしまおう」です。「令」の字は、法令、命令の「令」ではなく、日常で出くわす言葉で言えば、ご令嬢、ご令息の「令」。結婚祝いの祝電、「ご令嬢様のご結婚、お祝い申し上げます」の「令」。そう考えれば、少しずつ、馴染んできました(もちろん、太宰が、よく引用した「巧言令色」の「令」でもあります。蛇足)。

 

 万葉集の中の文言を参考にしたそうですが、漢字の音読みを使う以上、漢書、漢籍から引っ張ってくるか、もしくは、和書、国書から引っ張ってくるかに関してこだわっても、あまり意味がないと、僕は思います。

かなり大雑把に言えば、漢字の訓読みは、漢字が日本に伝来する前からある、我が国固有の言葉(=大和言葉)で、漢字の音読みは、漢字本来の発音に基づく読みです。大和言葉にこだわって、まほら元年、桜(さくら)元年にするなら、「国書である○○の中の文言を参考にして決める」ことは、もちろん、意義のあることです。

 

 申し上げる順番が最後になってしまいましたが(last but not least)、新元号の選考、決定に際し、間もなく即位されます皇太子殿下のお人柄をも考え合せた旨の報道が見当たらないことが、ほんの少しですが、気になっています。

現行の法令、慣習の下では、上皇陛下、天皇陛下が崩御されたのちは、『昭和天皇』という追号(人の死後、生前の徳や功績をたたえて贈る名。昭和天皇追号奉告の儀については、こちら)のように、『天皇』の前に元号を付して、追号されます。元号を決定するということには、当然のことながら、そういうことも含まれています。

 

 

皇后陛下御歌

ともどもに平(たひ)らけき代(よ)を築かむと

   諸人(もろひと)のことば国うちに充(み)つ

 

 

 先々月、国立劇場で行われました天皇陛下御在位三十年記念式典で、今上陛下が示されました、皇后陛下の御歌です(この部分のユーチューブ動画は、こちら)。平成の御代が始まって間もなくの頃の御歌とのことです。

何れにせよ、一日本国民として、重責を担ってこられました天皇皇后両陛下への感謝の気持ちを忘れず、皇位継承のときを迎えたいと思って居ります。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則

 

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