皆様、お久しぶりです🍋
本日のアトラクションは、アマルフィの紙の博物館にご一緒いたしましょう🚩
では、アマルフィの大通りを、山に向かって歩きましょう🚶🚶🚶🚶
静かな住宅街に入ります。
観光客もいなくなり、どこからか、水の流れる音が聞こえて来ます。
左手に中世の紙の工場跡が見えて来ました↓
ここは、紙の博物館となっています。
受け付けをして、数名一組でガイドの方が案内してくれます。
では中世の工場跡に入りますよ~🚩
中は洞窟のような感じです。
この工場の中を一目見て、長男は、「ロード・オブ・ザ・リングのオーク(妖精みたいな怪物)の鉄の工場みたい。」と言いました。
私も、この岩山をくり抜いたような空間と、木と石で出来た機械を見たとき、同じことを思いました。
ちょっとそこだけ中世にタイムスリップしている異次元な感じなんです。
では、アマルフィの紙の作り方をご紹介しましょう。
ここで、まず綿の衣類を入れてたたき、ボロボロにします。
丸一日たたくそうです⚒️
下の写真の上の階は、一番古い機械だそうで、今は使われていません↓
川の水の動力を使っています。多分このカゴに入ってるのが、着古して回収した衣類ですね↓
これを動力でたたいて細かくするのです。
そして、細かくした綿を桶の水の中に入れて、あとは四角い枠に網が張ってある紙すきの道具で平らになるようにすくいあげます。
ここは、日本の紙すきと同じです。
ここでガイドさんが
「どなたかやってみたい人いませんか?」
ということで、西洋人の男の人👨が手を挙げて体験が始まりました🤚
その人が四角い枠を沈めて、モロモロの綿クズを平らにしているときに…
ガイドさんが
「この水には、いろんな動物の尿を入れていて、綿を溶かすのです。」とニヤリ😉
体験中の人👨は、びっくりして手を水からあわてて出しました😨
ガイドさんは
「これ中世までの話ね。今は化学合成のアンモニアですよ。フフフ😆」
って笑いながら言いました。
きっとこのガイドさんは、体験者のあわてぶり😨と、周りの大爆笑😆😆を毎回楽しんでるんでしょうね😄
服から紙を作る👕👖👗とは驚きました。とは言っても、綿の服も、もとは植物ですね🌿
一度衰退したアマルフィ、畑も少ないので、着古した服をリサイクルしたのですね💫
アマルフィは、清流があり水は豊富にありますが、他は広い土地も資源も何もないところです。
だからこそ、その清流を活かして、リサイクルで製紙業を始めるなんて天才ですね💡
これで、アマルフィは高級紙の生産地として、また元気を取り戻しました😄
一人のアイデア一つでその町は栄えるのですね。
今はもう紙工場は一軒しか残っていませんが、アマルフィの紙は、バチカンや結婚式💒の招待状や高級な名刺の紙として使われる貴重な存在だそうです✨
紙の博物館の見学を終えて、大通りに戻り、海洋博物館の近くにあった文房具兼アンティークな雑貨を売っているお店にやって来ました。
長男が、アマルフィ紙を水彩画用に買っていました🎨
さて、予定よりいろいろ書いて、少し長くなりましたので、アマルフィの地形についてのお話は次回にしたいと思います🍋
アマルフィ案内のこれまでの記事はこちらです↓