イタリアの世界遺産アマルフィ海岸の旅の続きです🍋
大聖堂の前の広場に出ますよ🚩
1830年創業の老舗のカフェ
『アンドレア・パンサ』です↓
『デリッツィア・デル・リモーネ』🍋
↓
手前の白いドーム型の方
表面もクリームで中はレモンの皮 の香りもするレモンクリーム🍋がたっぷり入っていて、すっぱ過ぎず、スポンジは少なめでレモン好き にはたまらない美味しさです😋
カフェの後は、広場をのんびりとお店を見ながら歩いて…
歴史博物館をのぞいてみましょう
アマルフィで初めて羅針盤が発明されたそうで、当時の方角を図る計器が沢山展示されていました。
羅針盤が発明された当時の海洋貿易をリモーネ風に思索してみました🐒
羅針盤があるのとないのとでは、貿易をする目的地に着く正確さや早さが何日か違ったことでしょう。
たとえば、コンスタンチノープル(今のトルコのイスタンブール)やアフリカから、西洋諸国に品物を運ぶとします⛵
アマルフィの船なら、確実で3日早く着くとしたら、船員さんの三日分のお給料と食事代が他の地域の船より安くてすみます。
『そしたら、うちはアマルフィはんに運んでもらお!』言うことになりますわな😁
こういうのって大阪人の想像することですかな?🐒
これは、他の国が羅針盤を真似して作れるようになるまで、大きく差をつけたことでしょうね。
ちなみに中世の四大海洋都市国家とは、アマルフィ、ヴェネチア🎭、ピサ、ジェノバです⚓
そうそうたるメンバーで
すよね👑
次にこちらは、
中世の貴族やヨハネ騎士団の服装です↓
アマルフィ商人が作ったヨハネ騎士団は、エルサレムで、病人看護や軍事活動を行い、十字軍ではテンプル騎士団と競って多くの戦いで貢献しました。
十字軍末期には、ロドス島を占領して、ロドス騎士修道会と改称して近代までオスマントルコ軍👳👳👳と戦い、1530年以来マルタ島に退き、マルタ騎士修道会となり1798年まで存続しました。
~参考資料
『日本大百科全書』
『広辞苑』
左の服装もヨハネ騎士団ですね↓
さて、アマルフィでみた紋章は、
普通の十字架と
×の十字架の二通りがあり
ました。
×の十字架は、珍しいですね。
アマルフィ大聖堂の聖人アンドレアが殉教したときの×十字架から来てるそうです。
聖アンドレア(伊)は、アンドリュー(英)、アンドレ(仏)です。
キリスト12使徒のうちの一人で、ペトロと共にイエスの最初の弟子となった一人です🙏
聖アンドレアは、ロシア🇷🇺やギリシャ🇬🇷やスコットランドなどの守護聖人でもあります。
スコットランドの守護聖人となったのは、彼の聖遺物の一部を殉教したギリシャ🇬🇷から運んだレグルス司教が、『止まれと命じるまで北西の方向に旅せよ』という声を聞き、歩き続けた結果、スコットランドのファイフの町に着いたからです。
この町は『セント・アンドリュース』と呼ばれるようになりました。
また、別の説では、聖人アンドレア(アンドリュース)の遺骨は、天使のお告げにより『なるべく地の果て』に埋葬せよとのことで、スコットランドに埋葬されたとあります。
そして、時が過ぎ、832年にゲルマン系の民族との戦いの前にスコットランドの王様が見た夢のお告げで、聖アンドリューがこの国の守護聖人となりました。そして、戦いの直前に青空に×十字の雲が現れて、兵士たちの士気があがり↗️勝利に導かれたので、スコットランドの旗は、青色に白い×十字となりました。
青空にこんな白い×十字の雲が出たときの、スコットランドの兵士たちの士気の上がり方を想像してみました。
どんなに嬉しかったことでしょうか😄😄😄😄😄!
リモーネまでテンションかなり上がりました🐒
ちなみに
イギリスのユニオン・ジャック🇬🇧には、アイルランド、イングランド、スコットランドの各国の国旗に描かれた十字が、組み合わされた図柄が取り入れられています🇬🇧
~参考資料~
『聖人366日事典』鹿島茂著
東京堂出版
『世界の国旗・国歌』大泉書店
私は、アマルフィに行くまで、聖アンドレア(アンドリュー)のことは意識にありませんでした。
キリストの同じく最初の弟子の兄の聖ペトロの方が馴染みがありました。
バチカンのローマカトリック総本山の聖ピエトロ大聖堂は、聖ペトロのお墓の上にあります。
↓
これも、ダン・ブラウン著『天使と悪魔』📗で初めて知りましたが🐒
話をアマルフィに戻して、聖アンドレアのエピソードをもう一つ👼
1544年6月27日、突然荒波から洪水がおきて、アマルフィとサレルノを襲い、アリアデーノ・バルバロッサ率いる船が沈没した際に、聖アンドレアと聖マッテオの介入で町が救われたという奇跡があったそうです🙏
その時以来、6月27日はアマルフィの祭日となっています。
~アマルフィ大聖堂のしおりより~
キリスト教の聖人は、日本人にとっては、大事な時に助けてくれる弘法大師さん(空海)みたいな存在なのですね。
いえもっと身近で、子供の名前につけたりして、お守りのような存在なのかもしれませんね。
アマルフィ大聖堂と聖人アンドレアをもっと詳しくお知りになりたい方はこちらへ😉↓
以下アマルフィの記事です。