まいどどうも

お読みくださりありがとうございます

初めての方は
途中からだと話が分からないかもしれないので
第1話から読んでいただけるとうれしいです
(第1話から第11話までは
ブラック企業からどうやって脱出したかを
書きました)
第1話はこちら
1つ前のお話はこちら
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今回は年末調整のお話です
10月から11月ごろ
会社の経理部門から年末調整の書類が渡され
「いついつまでに提出してね
」

と言われると思います
年末調整の書類に記入するのは
年に1回のことなので
すっかり書き方を忘れている人が多いです
わたしは経理の仕事をしてるので
書類を配布する方の立場です
書類を配布したあと
社員から「書き方がわからない」と
質問されることがあります
今回どの社員からも
同じところを質問されました

おそらくわかりづらいんだろうなぁ
と思って
今回説明することにしました
3枚の年末調整資料を配られたと思いますが
その中の『基礎控除申告書』
という用紙です

この用紙をパッと見ると
配偶者の名前を書く欄があるので
配偶者がいなかったり
配偶者が働いていて扶養からはずれていたら
書かなくてもいいんじゃないか
と思っている人がいます

ところが
すべての人が書かなければいけない
ところがあります

用紙の左側にある『基礎控除申告書』
という欄です
基礎控除って何ですか

という話ですが・・・
給与の年間の収入から引くことができる
所得控除というものがあります
(収入からいっぱい引ければ
税金が安くなります
)

給与の収入から税金がどうやって
計算されるのかは
こちらで簡単にお話しています

給与収入から引くことができる
所得控除の中に基礎控除があります
基礎控除は年末調整(確定申告)する人
全員が受けられる所得控除です
収入によって控除の額が変わるので
この欄で計算することになります
それでは具体的な書き方を説明していきます
(基礎控除の欄を拡大しました)
①には年間の収入を書きます
給与とボーナスを足したものです
この用紙を書く時点で12月の給与額や
冬のボーナスの額はわからないので
おおよその額で大丈夫です
②は①の額から所得金額を計算します
計算式はこの『基礎控除申告書』の裏面にあります

①の収入金額が左側のどこになるか
を当てはめて
右側の計算式を使って計算します

計算で出た答えを②の欄に書きます

③は給与以外の所得があれば
書く欄になります

副業していれば
ここに書くことになります

会社には知られたくない場合も
ありますよね

副業していれば確定申告することに
なります
確定申告の時点で正しい数字になるので
③には書かなくても大丈夫です

④には②+③の答えを書きます
④の金額を⑤に当てはめます
多くの方が900万円以下になると思います
(高給取りの方は900万円超える方もいるとは
思いますが・・・
)


うらやましいかぎりです

900万円の場合は(A)になるので
⑥には(A)と書きます
(この欄の(A)(B)(C)は配偶者控除を
受けない方は特に関係ありません)
⑦は⑤でどのランクになったかによって
変わります
多くの方は48万円だと思うので
⑦には48万円と書きます
多くの人の基礎控除額は
48万円ということです

これで終わりです

本当に年末調整の書類を書くのは
面倒ですよね

でも書類を出すことによって
年末調整で税金が戻ってくる
可能性もあるので
頑張って仕上げましょう

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わたしは何度も転職しました
会社辞めるときって
なんだかんだ大変なんですよね
特にブラック会社を辞めるときは
大変なことが起こることもあります
次回は・・・
わたしがブラック会社を辞めたときのことを
お話します