※ガッツリまじめに美容について語っていきたいので、画像や絵文字は少なめです。退屈でない方のみ、読んでくだされば…という感じです(笑)
「美容常識の9割はウソ/落合博子」を自分なりに解釈してみるコーナー
“肌の奥まで浸透する”はありえない?
本に書かれている内容はこうです。
1. “肌の奥まで浸透する”はありえない
2. 肌の最大の役割は「からだを守ること」だから、そのバリア機能を失って何でも浸透してしまうようではまずい
3. すりこんだり、押し込んだり、温めてみたり、ラップをしてみたりしても、バリアより奥深くに化粧品の成分が届くことはない
4. そもそも、死んだ細胞から作られる角質層を潤わせるために化粧水を使うことに意味があるのか?
角質層というのは、表皮内の一番上。表皮の下は基底層。ここにメラニンを作る工場の、メラノサイトがありますよね。
その下は真皮で、その下は皮下組織。
本に書かれていることは、理論的には十分理解できます。
でも、引っかかること、気になることがあるのでずっと考えてきました。
それ本当?
1. “肌の奥まで浸透する”はありえない
薬機法的には、「肌の奥=角質層内」。
「角質層内までは浸透する」という表現に等しいので、これは当たり前でセーフ。
だから、“肌の奥まで浸透する”自体はツッコミどころはないんですが…
作者さんは、『消費者は「肌の奥=角質層より奥」という認識をしてしまうのではないか』と。
うーん、、、そんなことないと思いますが…。まず、注釈で角質層に言及するルールもありますし。
そして、『角質層はバリア機能だから、薬品でもない化粧品がそれより下に浸透するのはまずい』という内容が書かれています。
浸透についてのこの考えは当然のことだと思うんですが、でも…あれ???
例えば、「医薬品だったら浸透しても良い」という考えなら、実は「化粧品だけれど浸透してた」ということも場合によってはあるのではないかと。
なんとなくそんなことを考えてました。
そして…
その後、ある事実を発見しました!
化粧品成分は角質層より下には浸透しないと考えられてきたけれど、研究の結果…
実際には「ある条件下」では、角質層の奥の「真皮」まで浸透することが分かった(日本皮膚科学会)
そうです
私、スキンケアいろいろやってきて、スキンケアやらない実験もしたので、この結果を見て、
「やっぱりですよね〜」
ってなっちゃいました(笑)
ということで、
1. “肌の奥まで浸透する”はありえない
2. 肌の最大の役割は「からだを守ること」だから、そのバリア機能を失って何でも浸透してしまうようではまずい
3. すりこんだり、押し込んだり、温めてみたり、ラップをしてみたりしても、バリアより奥深くに化粧品の成分が届くことはない
はウソ
『美容常識の9割はウソ』に、ウソが書かれていたって…ちょっとまずいのではないかと思いますが
後で分かったことがある場合、この著書はどうなるんでしょうか。
「情報」としての読み物だとすれば、訂正が必要なんだと思います。
信頼度は一段落ちますが、「意見」としての読み物だという認識なら、訂正は今後もない可能性が高いです
ところで…
4. そもそも、死んだ細胞から作られる角質層を潤わせるために化粧水を使うことに意味があるのか?
これ、どうでしょうか。
乾燥性敏感肌の「痒み」は、乾燥により細胞間に隙間が生じて、痒み神経の受容体が真皮層から表皮層へと伸びて来る結果、外からの刺激を感じやすくなることで「痒み」が発生するそうです。
対策は、お風呂上がりなどに水分の蒸発を防ぐこと。クリームよりも軟膏が良いとも。
私は、右目の下だけ乾燥肌なんですが、セルフダーマペンの時に2〜3日を化粧水なしで過ごすと、やっぱり痒みが出ます。
化粧水は防腐剤が入っているので、この期間はどうしても使えないんですが、なんと水道水で保湿するだけでも違うんです。
だから、お風呂に入ることによりお肌に水分を与えたり、何らかの形で保湿するというのは意味があることなのではないかと思っています。
「化粧水意味ない」に関して、何かご存知の方がいらっしゃいましたらお伺いしたいです
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