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ポリヴェーガル理論では
自律神経は、進化的に古い順から
背側迷走神経、交感神経、腹側迷走神経複合体と
3階層になっていて
私達が生き延びるための生存戦略システムとして機能しているんでしたよね。
ポリヴェーガル理論、始まりの記事はこちら。
自律神経は交感、副交感の2種類だけじゃない…ポリヴェーガル理論①
こんな情報を見つけましたよ。
東北大学と東京大学大などの研究グループは
マウスを用いて、迷走神経と
情動に重要な脳の前頭前皮質および扁桃体の活動が
どのように関連するか解析。
健常なマウスでは
迷走神経の活動に対応して
不安の増減と共に変動するような前頭前皮質と
扁桃体で見られる脳波パターンの強弱が
明確に連動し
精神的なストレスを負荷して
うつ様状態になったマウスでは
このような連動が観察されなくなり
こうした病態生理変化は
迷走神経の電気刺激により、回復することが確認されました。
ヒトに対して迷走神経の電気刺激を行うのか、ということはさておき
ストレス反応と自律神経、特に迷走神経との関わりは
非常に深いものがあるはずですから
このような結果に至ったのは当然なのだと思います。
この研究では
ポリヴェーガル理論について述べてはいませんが
多方面から迷走神経の研究が進めば良いなと思います。
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)