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大脳皮質の前側にある前頭前野と
辺縁系の一部である海馬は、どちらも認知機能に重要とされています。
前頭前野は注意・集中力や選択・判断力といった実行機能
海馬は記憶・学習能を担っています。
認知機能の低下は予防したいですよね。
認知機能低下予防に良いとされているものの一つに
運動があるのをご存知ですか?
運動と認知機能の関係
運動と認知機能の関係を、ちょっと調べてみました。
65歳の時点で、1週間の歩数距離が多いほど
9年後の調査では、前頭前野や海馬の容積が多く保たれていて
13年後には
軽度認知症(MCI)や認知症に移行するリスクが低かったそうです。
さらに、運動することで
脳内のネットワークを正常に保ち
本来使わなかった
別の脳の領域の脳活動を誘発することが期待できるのだとか。
どの程度の運動強度が必要?
中強度や、高強度の運動のメニューもあるようですが
運動習慣のない方や体に痛みを感じている方などは
これらの激しい運動はなかなか取り組みにくいですよね。
そこで、うれしい情報があります。
軽く息が弾む程度の
低強度の運動(最大酸素摂取量の30%)でも効果が。
こんな実験が行われました。
参加者のご高齢の方に月2~6回の運動教室と
毎日30分の低強度の運動プログラムを続けたのだそうです。
すると、2年間で記憶や実行機能課題の成績向上がみられました。
もともと、ジョギングなどのスポーツをされる方は
出来る範囲で続けてください。
これから始めるという方は
無理のない範囲での運動習慣を作ってくださいね。
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