ご訪問ありがとうございます
風邪をひいたらどうされてますか？
美味しいものを食べる？
お風呂に入って体を温める？
早く寝て睡眠をしっかりとる？
こんな風にご自分で治そうと工夫される方も
いらっしゃいますよね。
医療機関に受診される方も、いらっしゃると思います。
このことについてお伝えしたいなと思います。
外来診療をしていると
患者さん：「風邪ひいたんです。風邪薬ください。」
こんな風におっしゃることがあります。
そのように言われても「ハイハイ。処方しましょう。」
とはいきません。
せっかちな患者さんには不評なのですが
診察室でたくさんお訊ねしています。
「いつからですか？」
「最初の症状は？」
「その後はどうなりましたか？」
「鼻水が出たり、ノドが痛いんですか？」
「咳やタンは？」
「熱はどうでしたか？」
「他の症状はないですか？」
などなどです。
とにかく聞き出せる情報は
全てと言っていいほどお訊ねします。
ごく軽症の風邪から溶連菌感染症、副鼻腔炎
もしかして白血病などの血液の病気！？
たくさんある病気から診断を進めなくてはいけません。
1度の問診や診察ですべてが分かるわけではありませんが
出来るだけ正確に患者さんの状態を評価して
判断する必要があるのですね。
問診と診察だけで診断を付けることもありますし
検査を追加することもあります。
治療を始めて経過観察しながら、診断を進めていくこともあります。
そんな訳で、いつからどんな症状が出て
それがどのように変わっていったか
他に症状はなかったか…などのことを
医療機関に受診された時に説明できるように
していただけたら大変助かります。
最近では、医療機関へは直接受診されずに
オンライン診療などでの対応もあると思います。
そういう時でも、患者さんからの正確な多くの情報が
診断の助けになりますので、これからもご協力お願いしますね。
また、薬だけで治すのは難しいので
しっかり安静、栄養、睡眠をとって下さい。
それが１番大事ですよ。
