ご訪問ありがとうございますニコニコ
 
他の医療機関で風邪や咽頭炎などで治療を受けても
 
よくならないので。と、受診される患者さんが
 
割と多くいらっしゃいます。
 
このことについてお伝えしたいなと思います。
 
 
 
 
 
 
治らない症状があると
 
患者さんはツラいですよね。
 
ここまで来るのに、2つ、3つ~と
 
違う医療機関を受診されていることがあります。
 
全部聞き取るだけで大変です。
 
ですが、必ずお訊ねしています。
 
これまでの検査や治療内容などすべてです。
 
 
 
 
 
まずは、最初はどのような症状だったか
 
検査はしたか、どのような治療を受けたか
 
お薬手帳をお持ちでしたら
 
それを見せていただいています。
 
治療を受けて症状はどのように変化したか
 
次にどうなって、別の医療機関に受診して…
 
ここに至るまでの状況をすべてお訊ねしています。
 
 
 
 
 
 

そのような理由で問診は長くなります。

 
本来でしたら最初の医療機関で
 
症状が改善するまで診察、検査、治療を受けておられたら
 
長ーい問診は必要ないのですが
 
これから診察をして判断するために
 
非常に重要な欠かすことのできない
 
情報を把握する必要があるので
 
聞き出せることはすべてお訊ねしています。
 
 
 
 
 
 
 

よくある患者さんの例としては

 
問診で分かったことが
 
ノドが痛かったから1つ目の医療機関に受診して
 
お薬もらって飲んだら、ノドの痛みは治まった。
 
でも、熱が出てきたから2つ目の医療機関に受診して
 
お薬もらって飲んだら熱は下がったけど
 
今度は咳が出てきた。
 
こんな感じでしょうか。
 
この患者さんだったらどうするかをご紹介します。
 
 
 
 
 
 

今の症状を詳しくお訊ねします。

 
咳こみはあるのか。あればいつか。
 
咳こんだ時にゼイゼイいうか。
 
痰は出るのか。色はついているか。などなどです。
 
全部聞き出せたら次に行きます。
 
 
 
 
 
 

診察に進みます。

この患者さんの場合は
 
熱は下がったけど解熱剤で下げているだけかもしれない
 
気管支炎か肺炎かも。
 
口の中やノドを確認して
 
聴診器で呼吸音などを確認して
 
どのような検査が必要かを判断します。
 

 

 
 

次は検査です。

 
必要と判断した検査を受けていただきます。
 
この患者さんの場合は
 
血液検査、胸部レントゲン、胸部CT検査を行います。
 
 
 
 
 
 

診断し治療します。

 
それが終わったら結果を確認して
 
気管支炎あるいは肺炎などの診断をして
 
必要な治療を行います。
 
これまで受けた治療は効果がないことがわかっているので
 
それ以外の薬剤を使用するようになります。
 
 
 
 
 
 
治療を受けても症状が良くならない場合は
 
最初に受診された医療機関に再受診されることを
 
基本的にはオススメします。
 
始めの状態を診察してもらっていますので
 
状態の変化を把握してもらいやすいからです。
 
 
 
 
 
 
 
最初とは別の医療機関を受診される場合は
 
お薬手帳など準備されて
 
それまでの状況を正確のご説明できるように
 
ご協力お願いしたいなと思います。
 
薬だけで治すのは難しいので
 
しっかり安静、栄養、睡眠をとって下さいね。
 
それが1番大事ですよ。

 

 

治療を適切に行うために患者さんに正確に理解していただきたいなと思います。

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右矢印アレルギーは血液検査で全部分かるわけではない

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