第四話:次期を決定する
Kさんの17日間旅行は、11月に決めた。三箇所のポイント、すなわちネグロ河、シングー河中流&最下流の中でもっとも不安定な要素は、始めのネグロ河である。この水系は何度かチームを組んでいるけど、過去に2回、思わぬ増水に会っている。特に昨今、地球温暖化うんぬんが盛んになって、次期の水位は神さまでも読めない。まあ例年、乾期の増水が大きかった次のシーズンは、水があまり増えない、という通説はある。今年のネグロ河増水位ピークは、歴代記録を塗りかえた。だから、年末からは水がかなり引くかも知れない。100%あてにならないけどね。
通年のネグロ河のシーズン、すなわち減水期は、10月~2月である。10月~11月は引き始めだから、満水だったラーゴ(湖沼)から水が本流に排出されていく。その水路の出口に大型ピーコが集まる、ってのは常識の知見。
シングー河のほうはネグロ河ほど不安定でないし、よく知ってる釣り場なんで、まあ安心。いずれにしても超楽観主義者は、それほど心配はしていなかった(笑)。GOは世界最高のフィッシング・スーパー・コーディネーターだからね。
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第三話:概要ができた
2012年の6月7日の木曜日。この年月日に特別な感慨があったヒトもいるだろう。しかし、面倒になったので、サピー感情描写はやめた(笑)。
さて、Kさんとの交信もまた煮詰まってきた。GO企画で、始めにネグロ河4日間、次にシングー河中流3日間、そしてシングー河最下流3日間くらい。途中に移動日と資材準備&休息日を入れたスケジュール案を作った。
釣りが大好きなヒトには、休息日なんて、もったいないと思うかも知れない。でも、ここは灼熱の熱帯アマゾンなんだよね。連日の釣りを10日間もやったら死ぬほどバテちゃう可能性が高い。概要はこんな感じになった。
1日目:日本発
2日目:サンパウロ着、サンパウロ⇒マナウス、マナウス泊
3日目:マナウス⇒バルセロス(07:00/08:00)、ネグロ河で大型ピーコ・フィッシング
4日目:ネグロ河で大型ピーコ・フィッシング
5日目:ネグロ河で大型ピーコ・フィッシング
6日目:ネグロ河で大型ピーコ・フィッシング
7日目:バルセロス⇒マナウス(11:20/12:20)、マナウス⇒アルタミラ、アルタミラ泊
8日目:アルタミラにて準備、休息、アルタミラ泊
9日目:シングー河中流のフィッシング(キャンプ)
10日目:シングー河中流のフィッシング(キャンプ)
11日目:シングー河中流のフィッシング、アルタミラ泊
12日目:アルタミラ⇒ヴィットリア・ド・シングー、シングー河下流のフィッシング、ヴィットリア泊
13日目:シングー河下流のフィッシング、ヴィットリア泊
14日目:シングー河下流のフィッシング、ヴィットリアからアルタミラ移動、アルタミラ泊
15日目:アルタミラ⇒ベレン、ベレン⇒サンパウロ、サンパウロ発
16日目:機中
17日目:日本着
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第二話:やや進展
Kさんが昔いたらしい海遊館のスッペンデミス化石レプリカ(ヴェネズエラ産)
まったく関係ないけど、オレの物語のほうは、少しばかり進展した。Kさんは昔、熱帯魚関係の仕事をしていたので、GOのビッグ・ネーム(?)を知っているとのこと。
『今回のアマゾンですが、一週間ごとに二カ所を回れればと、考えております。一カ所は、十キロオーバーのピーコック。二カ所目は、大きさは問わずカショーロやその他モロモロの多種を、狙いたいと考えています。コロソマや、ピラプタンガなどなど…… 』、という返信をいただいた。
ピーコ10キロ級か。夢じゃないけどね。オレは、早々に返事メールを出した。
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第一話:へんなプロローグ
『ご担当者様 いつもたいへお世話になっております。現在、アマゾン釣行を考えております。期間は、2012~2013年5月までのうち、ベストシーズンの17日間ぐらいを、かんがえております。参加人数は、1名。対象魚は、巨大ピーコックとドラドを中心に、とにかくいろいろな種類の魚を釣りたいと考えています。まずは、ベストシーズンと、ベストのコース、だいたいの費用を教えていただけますでしょうか。お手数ですがよろしくお願いします』
あはは…… 我が偉大なオガーズ・コンツェルンは、受付の美女も、事務の可愛いお嬢さんも、お茶くみの陽気なオバちゃんも、窓際で鼻毛を抜いている次期リストラおじさんも、むちむち秘書のセクハラを楽しむスケベ重役も、ましてやフィッシング・ツアーご担当者さまなどの輩々はいなぁ~いのである(笑)。いるのは、代表兼、その他もろもろ全てを取り仕切る、お茶くみオジさん(オレ)だけだ。当社は超少数精鋭主義だからね。穿って考察すれば、Kさんはどっか知り合いの釣りツアー旅行社にメールだして、修正なし文面でオレに送ったとも読める。期間は、17日間か。けっこう長いな。オレは、早々に返事メールを出した。
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明けましておめでとうございまっす!
いやぁ~、ずいぶんとブログ抜きました。ブログを中断しているという事象は、グランデ・オガワが何か新しいことに熱中していると見てちょうだい。それも、そのうち紹介するね。
さてさて、2013年だ。ところで今年は何年ですか(笑)?
グランデ・オガワの2012年の白眉は、シングー河の巨大カマリ・ピラニアだった。ひさしぶりに4キロ近いピラニアを手にした。
昨年11月の釣行状況報告を次回から始めるね! ご期待ください。
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その5.エル・ドラド伝説
いつのころからか…… エル・ドラド(黄金卿)の噂がたち始めた。パチャカマック(現在のリマ市近郊)の太陽の神殿は、インカ帝国の重要な聖地だったはずだが、コンキスタドーレスたちが襲ったとき、まったく財宝がなかったではないか。白人たちが金銀に目の色を変えることを知ったインカ人は、それらを集め、侵略隊がくる前にどこかに隠したに違いない。拷問でしめあげたインカ人たちも、そんなことを白状していた(実際には知らなくとも、おそらく苦し紛れに……)。
1535年。エル・ドラドを求めて南の方向に進んだのが、フランシスコ・ピサロの相棒だったディエゴ・デ・アルマグロである。彼らの部隊は、現在のチリ・アンデスを横断し秘境アタカマ砂漠を渡ったが、膨大なインカの秘宝の発見はなかった。
1538年。スペイン人の元弁護士ゴンサーロ・ヒメネス・デ・ケサーダは、ピサロ隊と別個に現在のコロンビア地方にあるマグダレーナ川を遡上した。ケサーダ隊は、高原のチブチャ族を征服して、かなりの財宝(現在の1億円以上)を略奪したが、隠された秘宝は発見できなかった。
1541年。現在のエクアドルのキトから東の方向にエル・ドラドを求めたゴンサーロ・ピサロ(フランシスコの弟)は、もっとも悪いクジを引いた。アンデス斜面を下って熱帯雨林をさまよったあげく、食糧不足と熱病で苦しめられた。そして、まったく何の戦利品も得ずにボロボロになって引きあげた。ゴンサーロ隊の行軍には、途中で偵察にでた副隊長フランシスコ・オレリャナが、期せずして
大河を下り大西洋にでるという冒険がオマケについた。1540年。彼らは勇猛果敢な女戦士族に襲われたという伝聞をヨーロッパに持ち帰り、新発見の大河はリオ・アマゾナス(アマゾン河)と呼ばれるようになった。
オレリャナ隊は勇猛なインディオ女戦士に襲われたことになっている。天才博物学者ウォーレスは、多くの部族のインディオ♂たちは髪を長くたばねて、アクセサリーなどじゃらじゃらつける風習があることから、オレリャナ隊は、♂を♀と間違えたんじゃないか? 、という考察をしている。
続く
お知らせ
本日から釣り旅行に入ります!
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その4.南米のコンキスタドーレス
インカ帝国の滅亡
スペイン本国に西方の新天地から続々とエキゾチックな産物や金銀が入港し始めると、「大西洋を渡れば、一晩で大富豪になれる」という噂が渦巻いた。セビリアの港は、一攫千金の夢を抱いた冒険野郎たち、そしてスネに傷ある連中で溢れた。
パスカル・アンダゴーヤは、パナマを基地として南方の探索をしばしばおこなっていた。彼は「険しい山脈の中にある膨大な金銀をもつ王国」の話をもちかえった。おおかたのスペイン人は、またガセネタだろうと笑ったが、パナマでしがない牛飼いをやっていたフランシスコ・ピサロは、この南方の黄金王国情報に食らいついた。
弁のたったフランシスコは、スペイン王カルロス5世を説得して資金を得た。彼の軍勢は、現在のペルー・アンデス山脈のインカ帝国を目指して行軍した。フランシスコは、カハマルカでインカ皇帝アタワルパを奸計をもって捕虜にした。皇帝は、「命を助けてくれたら、この部屋(奥行き7m、幅4mほど)に、この高さまでの金銀の財宝を渡す」という条件をだし、壁に線を引いた。帝国の中心地から集められた純金の座、大きな容器、神像、神殿の壁から剥がした板などは、目もくらむほど輝いていた。アタワルパは、たったの2ヶ月で約束の量を集めさせた。しかし、財宝を手にしたフランシスコは、色々な罪をでっちあげて皇帝を絞首刑にしてしまう。1533年。インカ帝国は崩壊した。
スペイン王室は、略奪品の1/5を分け前とする約束をフランシスコと交わしていた。カルロス5世が得た金銀の価値は、現在の100億円以上だった。コンキスタドーレス(侵略者たち)は、「皇帝アタワルパが、簡単に約束を果たせたということは、もっともっとお宝があるに違いない」と考えた。カハマルカの南方へ、北方へ、そして東方へと略奪団たちが動きだした。インカ帝国の首都だったクスコでは、皇帝にささげる太陽の処女の宮殿を襲った。髭づらのスペイン人たちは、狂喜して美少女たちを陵辱し、屋敷に隠されていた金銀などの財宝を強奪した。
インディアナ・ジョーンズの「クリスタル・スカルの王国」は、アマゾン&水晶ドクロが主役だった。でも、最近は贋造品ということになって残念。オーパーツを検証しようってバカは、便ツボに落ちろ! そんなの、しないほうが楽しいんだ(笑)。
続く
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その3.中米のコンキスタドーレス
時は15世紀。イベリア半島という地の利を生かしたスペインとポルトガルは、相次いで重厚なカラベル帆船団を異国に送り出した。1422年、ポルトガルのバスコ・ダ・ガマがインド航路に先鞭をつけ、多くの香料を持ち帰って金持ちになった。大航海の目的は、新天地の財宝の略奪、そして資源の搾取である。
1492年。現在では西インド諸島と呼ばれる島嶼に、スペイン船団のコロンブスが到着した。スペイン人たちは、まずクーバ島(現在のキューバ)に上陸してジパングを探した。続いて侵略したエスパニオーラ島の住民から、「海を渡ったところに本土があり、そこに金色に輝く装飾品をもつ民族がいる」という情報を得た。そこがジパングだろうか?
1509年。スペイン人たちは、現在の中米パナマ地方の村を襲った。パナマの先住民たちは、いくつかの金や銀の装飾品をもっていた。それらを強奪したスペイン人は、先住民を拷問でしめあげた。そして「もっと北のほうに、黄金のパイプで煙草を吸う民族がいて、その国には財宝が豊富にある」という新たな情報を得た。
この話に奮いたったのが、野心家のフェルナンド・コルテスである。銃器でかためた小隊を率いて進軍し、1521年。現在のメキシコにあったアステカ王国の征服に成功した。アステカ人たちがもっていた金銀財宝は潤沢だった。馬車の車輪と同じ大きさの純金の円盤、金銀細工の動物像、太い首飾り、多量の砂金などが溶かされインゴット(延べ棒)にされた。彼らの装飾品の中にいくつかの緑色の石もあった。貴重なヒスイだった。
メル・ギブソン監督の映画アポカリプトは、中米マヤ地方のお話しだったっけ。いえにえ殺しが大好きだったマヤ人は、黒曜石のナイフで首をちょん切っていた。
続く
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その2.黄金の国ジパング伝説
常に金と比肩して語られる銀についても少し触れておこう。英語でシルバー、スペイン語でもポルトガル語でもプラータと呼ぶ。元素記号は、Agである。
金よりも化学的な腐食に弱いが、銅や鉄よりずっと錆びにくい。空気中の硫黄によって表面が黒ずんでも、常に磨いていれば美しさは失われない。そして絶対量も多くない。金と同様に装飾品の素材として珍重され、また高級な食器などに利用された。
純銀の比重は、10.49。金の半分強の重さがある。風化に不安定なため、二次的な漂砂鉱床の砂銀というものは存在しない。ほとんどは山の銀、すなわち銀山から産する。古代エジプトでは金よりも貴重品で、金細工にわざわざ銀メッキを施した装飾品も作られている。物々交換で始まった流通は、商品の持ち運びに手間がかかる。そこで通貨という方式が設けられるようになった。希少で錆びにくい金や銀の貨幣が多くの国で作られ、銀行のなかった時代の財産の基本となった。後に経済システムの基準として、貨幣を同等の重さの金と交換が可能という金本位制もつくられた。
その昔の中国大陸では、日本は金や銀の優良産地として知られていた。これが「黄金の国」ジパングの伝説のルーツとなっているんだけど、特に銀の産出が多かった。手近な中東やアフリカの産地がヨーロッパ市場の主力産地だった時代、掘られる金銀の量はそれほど多くなかった。大航海時代(15世紀)になり、日本などアジア産が増加し、さらに新大陸での産地の発見で多くの金銀がマーケットに流れるようになった。より強い権力を得たい皇族は、新天地の資源を得るために投資をおこなった。そしてヨーロッパで苦しい生活を余儀なくされていた貧乏貴族や民衆に、一攫千金の夢を誘った。
ジパング伝説は、13世紀にベネツィアの旅行家マルコ・ポーロが記した東方見聞録が由来だね。ホラふきでも有名だったマルコは、行った事もないのに、「莫大な金を産出し、宮殿や民家は黄金でできている。ジパング人は、礼儀正しいが、人食いの習慣がある。」、などと記した(笑)。
続く
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新シリーズ開始
新シリーズを始めることにした。魚類についてのリクエストもあったけど、かねてからおぼろげに右脳に浮かんでは消えていたお話しを書くことにした。未知の領域を探るとか、財宝探しとかのお話しは、夢があってワクワクするから、誰もが興味があると思う。オレも大好きだ。お題は、「アマゾン黄金伝説」、「ブラジル宝石」、「知られざる謎の遺構」、なんか書けそうだけど、ドラード(金色)なお話しから。ちょっと長編になるかも……
その1.黄金と錬金術
金…… 英語でゴールド、スペイン語ではオロ。ポルトガル語では、オウロと呼ぶ。元素記号は、Auである。この金属を知らない人は、いないだろう。
天然で単体が採取可能。軟らかく展性や延性 が高いため細工が容易。融点が低いため溶かして加工しやすい。ほとんどの化学的な腐食に対して非常に強い、すなわち錆びにくい。そしてたいへん美しく輝く。有史以前、人類が最も始めに装飾品として利用したメタル元素だった。
金は地殻に広範囲に含まれるけど、火山活動に伴う熱水によって集約され鉱脈となる。融点が低いから高圧&高温の水に溶けちゃうんだ。金の脈は、石英質岩中にあることが多い。地表に露出した鉱脈が風化によって崩れると金が分離する。安定した金属のため単体のまま雨水や河川で運ばれ、二次的な漂砂鉱床をつくる。集約されると金粒や金塊になることもある。
純金の比重は、19.32。すなわち1立法センチで約20gもあってたいへんに重い。これに比肩できるのは、ウラン、白金やイリジウムくらいである。この性質のために川の底などに集まりやすい。比重を利用して他の石ころと選別することができる。金の採取は技術的には幼稚である。しかし、その絶対量が少ない。地球殻にある金は、岩石中の比率で1トン当たり0.03グラム程度とされる。鉱物学者の計算では、人類が掘ることのできる金の全量は、立方体にすると10階建てのビル1つ分くらいしかない。錆びて朽ちない、簡単に集められないという2点に、人類は財産的な価値を見いだした。
金は近代化学の基礎を作った物質でもある。元素の概念がなかった古代科学の時代、当時の学者達は金を合成することに躍起となった。これが成功すれば、一躍億万長者である。彼らは他の物質を金に変える「賢者の石」というキーワードを造りあげた。錬金術師と呼ばれた怪しいドクターたちは、キーワードの組成を解明するため、いろいろな薬品を調合してありとあらゆる素材にふりかけた。彼らは「賢者の石」を発見できなかったけど、数多くの化学溶剤とその知識を得ることができた。塩酸や硫酸もそれらの副産物である。
「賢者の石」ってたら、ハリー・ポッターの第一作を思い出すね。映画「賢者の石」のとき、悪役のヴォルデモートの鼻の穴は、狭鼻猿型だったのに、後半シリーズになると新大陸タイプの広鼻猿型になっていたのが笑えた。
続く
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