9月MT-16・補足、余談と外伝・その1
今回9月に回ったコースについてお話ししよう。まず交通基点になったクイアバ市。バンデイランチスという奥地探索団のアントニオ・ピーレス・デ・カンポス隊が1718年に近郊で砂金を発見し、1719年にパスコアル・モレイラ隊が豊富な金鉱床を発見した。そこから発展していったのが町の来歴である。ラ・プラタ河水系のクイアバ河の左岸に位置している。
現在の人口は、60万人弱だけど、河を挟んで隣接するヴァルゼア・グランデ市を含めると90万弱になる。もうじき100万都市の様相になろうとしている。クイアバ市は、北と東西に山塊があって盆地状の地形の底にある。本文で何回も書いたけど、クソ暑い。日中40℃を越えることはまるで珍しくない。大陸の内陸気候で乾燥しているから、一日3回以上洗濯してもパリパリに乾く(笑)。
マップ内の地勢&地質のお話しを軽くしよう。マップ枠内の河川系は、上から1/3くらいまでがアマゾンの大きな支流タパジョース河、シングー河の源流地帯である。そして右下側がアラグァイア・トカンチンス水系の支流の上流部になっている。残りのマップの半分以上を占める部分がラ・プラタ水系である。分水嶺は、もちろん丘陵や山塊になっている。これら標高があるとこは、ブラジル楯状地の窪みに堆積したパラナ堆積盆地の下部~中部層の北端部で、古生代の海生層から腕足貝、サンゴ化石が発見される。中生代白亜紀の陸生層からは前述の恐竜もでる。
今回の主なポイント、★について概説してみよう。まず★1は、アラグァイア河の支流リオ・ダス・モルテスの最上流部だ。アラグァイアとの合流点は、ゴイアス州、トカンチンス州の3州境にあり、オレがよく釣りに入るクリスタリーノ川(照英さんにピラルク釣ってもらったトコ)合流点のすぐそばにある。下流部には、クリスタリーノに順じメソゾイックなシルバー・アロワナが多いけど、今回入った源流部にはいない。
2を飛ばして、★3は、タパジョース河の支流アリノス川上流のまた支流地帯である。高原を流れ湧水が多くあるため、乾期の水はよく澄んでいる。シングー中上流と魚種はよく似ている。大型カラシンは、カショーロ、ビックーダ。アクノドン系パクー(シングーではパクー・クルピテ、タパジョースではパクー・デ・ボハッシャと呼ぶ)も両水系にいる。シングー河上流にはいないレッド・コロソマがいるけど、ブラック系のピラニアはいない(下流にいくといる)。
★2が、巨乳ポイントである(笑)。ラ・プラタ水系だ。クイアバ市北方シャッパーダ・デ・ギマリャンエス国立公園の山塊のふもと、コシポー川(クイアバ市内でクイアバ河に合流する)の一部で、小型プレコがたいへん多い。渓流カラシンのパロドンもよく観る。コケ食いで、大きなダーターテトラのイメージだけど、なんとなく極東の鮎の感じもある。食べたら美味しいかも知れない。
★4が、ノーブレス地区である。丘陵地帯に数箇所の湧水観光ポイントがある。どこへ行っても多いのが黄色いピラプタンガの群泳。ラ・プラタ水系特産(ペルー・ピラプタンガってのがイキトス地方にいるけど、おそらく別種)、英語圏ではサウスアメリカン・トラウト類の異名を持ち、極東熱帯魚世界ではシルバードラド類と呼ばれるブリコン属。種は、ヒラリーとされる。
★5が、ピラプタンガ川だ。パラグァイ河とクイアバ河の間にある山脈の渓流。パラグァイ河に流れ下っている。前述したように、ここの代表はアンジェリカスプレコ。ヒポ系水玉で、この系統は、ラ・プラタ水系、サン・フランシスコ水系、そして河川争奪で移動したと思われる群がトカンチンス上流部にいる。しかし、アマゾン中核にはいないようである。
★6が、カラムージョ川。パラグァイ河水系のパンタナル(湿地帯)の北縁部に位置している。ここを通過する国道を西北方向に進んで分水嶺を越えるとアマゾン水系マデイラ河支流ガポレ川にでる。水草の繁茂が素晴らしくテトラ類が多い。ここの白眉は、今回は引きナンバー・ワンのマツモトさんしか見てないけど、アナコンダがかなりお気楽にいること。
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9月MT-15・チーム解散&余談
翌日(22日)。真夜中に2名、夜明け前に1名が出立。マツモトさんが昼前に無事出発して、今回のオレ任務は完璧に終了。なんだか風がすごく冷たい。TVのニュースでは、今年最大級の南極寒波が北上してきたと言っている。ジロさん&ゴロさんは、隣州ボニータに潜りに行ったけど、寒いだろうなぁ。今日は日曜、オレもやることなくてブラブラ。
翌日(23日)。クイアバ市内の岩石博物館に行ってみたけど、閉館中。隣の店のオヤジに聞き込みをかけると、博物館の名物奇人ドクター・ラーミス翁は亡くなったようである。その昔、そのジイさんに聞いたオモロ話しに、「シャッパーダ(南米ヘソのある国立公園)の山中で、むかしティラノサウルス骨格を発見したんだけど、雨期になって豪雨が来たので、発掘現場を土に埋めておいたんだぜ。まだ骨格は眠ってるんだ。ふひひひひ…… 」、って怪しいのがあった。
もしジイさんが生きてたら、追加お話しを聞きたかったけど、残念。実はシャッパーダのある地点でピクノネモサウルスってアベリサウルス類が、リオ大学のケルネー博士によって記載されている。むかし、リオ地質調査所のプライス博士が掘ったブツを再検証したもの。奇人ジイさんのブツもティラノじゃなくてアベリ類だったのだろうか。
翌日(24日)。サンパウロに飛ぶ。まだ寒波真っ最中でクソクソ寒い。聖市に寄った理由はただひとつ。中華日系食品屋で、ギョウザの皮を買うこと(大笑)。ホントな~んです。ウソじゃな~いんです。
アジトに潜む包丁人オガ平は、晩餐料理をひとり寂しく造る。毎晩美味しいモノが食いたい。フランス料理、イタめし、ドイツ風、和洋なんでもやるけど、中華系は好きな科目だ。ときどきシュウマイとギョウザが食いたくなる。皮から自分で作ってもいいんだけど、けっこうメンドウではある。サンパウロ市内だと冷凍にしてあるギョウザの皮を売っているけど、僻地シングー河畔にそんなもんがあるワケなぁ~い。サンパウロに一泊してブツを仕入れ、マラバ経由でアジトに無事帰還しました。次のチームお仕事は、10月からだ。
さぁ~て、ギョウザでも造ろうかな! あぁ~、クソぉ~! 9月始めのシングー・チーム、キャンプ資材大掃除&整理の仕事がまだ残っているぅ…… (涙)
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9月MT-14・野生動物の宝庫、トランス・パンタネイラ
ところどころ止まりながら時間を費やして、昼前にポウザーダ・アララ(コンゴウインコ・ロッジ)というとこまで来た。このロッジの入り口をちょっと入ると、グギャーグギャーという独特の叫び声が聞こえた。そして大きなペアの影が低く滑空してきた。陸上動物も大好きナガノさんとオレがほぼ同時に叫んだ。スミレコンゴウ! 極東の密売で、ペア400万円で闇取引された勲章をもつ(笑)ド珍鳥だ。オウム&インコ類の最大種で、羽は黒青紫色を程している。この種を観ることだけを目的に、海外ツアーさえ組まれてもいるらしい。でもオレは過去の経験から、このロッジ近辺にいるかもねぇ? 、の予見はあった。
ロッジに入る小道の並木のヤシ樹には、数多くのオウムが巣くって非常に騒がしい。一本のヤシに数ペア以上の所帯がある長屋のようで、ヤシ家主も何か重たそう。
この辺で観察できる可能性のある鳥獣を挙げてみよう。オレはトリに詳しくないんだけど(眼が怖いから)、知ってる範囲で大きいほうからアメリカダチョウ、ズグロハゲコウ、アメリカトキコウ、トキイロコンドル、クロコンドル、ツノサケビドリ、ハイイロサギ、ベニヘラサギそしてサギ類10種以上?、ウ、ヘビウが目立つ。
アメリカダチョウ、ズグロハゲコウ、アメリカトキコウ、クロコンドルなど
キングフィッシャー(カワセミ)は、3種くらい。
ナンイレンカク、タイランチョウ類何種か、猛禽はよく判らんけど、タニシトビやミサゴ類などなど、そして前述のインコオウム類、コンゴウインコは、スミレ、ルリ、ベニなどがいる。ぼぉ~、ぼぉ~、っと低くなくのがホウカンチョウ類。
巣で眼を引くのが、ジョアン・ド・バッホ(泥のジョアンくん)、日本語でカマドツクリ?だったかな。ブラジルでは、嫉妬深いヤツの定説があり、浮気したカアちゃんを閉じ込めて入り口をふさいでしまう、と信じられている。数年前カセレス市内に、アルビノが巣くっていたというお話しがある。
街道の途中わき樹上にズグロハゲコウの巣がある。この時期たいてい大きいガキがいる。
哺乳類でいってみよう。いつもならカピヴァラ多数、パカ、アグーチなどのテンジクネズミ類
おそらく今日のカピヴァラは、水浴に行っちゃてたんだろう(以前の画像)
たまにアメリカバク(今回は登場した)、オオアリクイの大型獣。オオカワウソ、まれにクチジロやクビワのペッカリー類の群れ。サワジカなどのシカ類(たぶんマザマ系)もいる。
そしてオマキ系サル、茶色いホエザル。今回は少なかったけど、パンダ近縁のアカハナグマ。
トランスパンタルを最奥まで行くとポルト・ジョフレって村がある。この辺りまでいくと岸辺でジャガーがたまに観れるんだけど、これは次回以降に持ち越し。
爬虫類は、無数のワニ(パラグァイカイマン)、グリーンイグアナ、ジャングルランナー系、テグー系、たまにイエローアナコンダ。
クソ暑いせいでオマキザルが水を飲みにきてるのは観たけど、それにしてもカピヴァラが出てこないよぉ。もうそろそろ帰りましょうってとき、三つの橋に数頭だけやっとでてきて、オレは一安心。さあクイアバに戻って最後の晩餐だ。
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9月MT-13・午前中カラムージョ&ポコネへ移動
翌日(20日)の午前中、再度カラムージョに入る。前日に撮りきれなかったショットを狙う。
ここに生息するカラシン類は、おなじみピラプタンガ、レポリヌス2~3種。そしてウィンプル、イエロー、カタリーナなどのピラニア類、ミレウス系パクー。ホーリーもいる。多いのがテトラ類で、グリーンファイアー、キャリスタスなどの美麗種が10種以上。
めりはりカラーのグリーンファイアーテトラ(photo NAGANO)
鮮明に赤いキャリスタス・キャリスタス(photo NAGANO)
ナマズ類には、ホワイトライントーキングや茶色っぽいドラス類、プレコが2~3種、その他。
水中で魚以外に眼につくのが巻貝類。なんたってカラムージョ(巻貝)って場所だからね。
地上に眼を向けると、野生クダモノトケイソウの可憐な花。岸辺にアゲハの吸水。
そしてここに生息することを確認しているアナコンダ探しなども試みた。結局、大蛇がいましたぁ、という声は聞こえなかったけど…… 、しかし、これには後談がある(笑)。さあさあ、今回のチームの水中探索は、これにて無事に終了。
最後にジロさんのお遊び、被害者ゴロさんのプレコ・モヒカン(笑)
昼過ぎにカセレスからポコネまで移動。ポコネの街の入り口、ウェルカムって書いてあるゲートでちょっと止まったら、道路沿いの樹木にペアのオニオオハシがいる! 高さ数メートルほどの枝に止まっている。こんな至近距離で観られるチャンスは、それほど多くないぞ。今回のメンバー、みなさん引きが強い。道中で助手席に座ったオレに後ろ座席のマツモトさんがジロさんたちに、カラムージョ水中でヘビ見ましたよ、って話しているのが聞こえた。でも、模様がなかったからアナコンダじゃないみたいのようなお話し。ふぅ~ん? 水の中でねぇ? ポコネの外れにあるロッジに投宿する。まずはウェットスーツ干しなど、後片付け。ねぇねぇ、ってマツモトさんが、カラムージョで撮影した動画を観て欲しいと言う。動転してたんで、模様が見えなかったけどぉ、よく見たら斑点があるみたい(笑)? どれどれ、おぉ、おお、間違いな~い。イエロー・アナコンダ! さあ大変、ジロさんたち大いに羨んだ(笑)。密かに一人だけ見てたんだ。やっぱ、彼女の引きは、メンバー中ピカイチだった。
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9月MT-12・カラムージョにて
翌日(19日)は、ホテルで朝食の後、ボリビア方向に西に進んでカラムージョにいく。
ここには、いかにもパンタナルってイメージの水草湿地帯がある。水色は、わずかにブラック混入だけど、透明度は悪くない。
水草がすごくきれいだし、魚も多いのでみんなはしゃいでいた。
アマゾンやパンタンルで潜っていろいろな種類を観たいなら、ストラクチャで日陰になっているところを探すのは鉄則。夜行性の強い魚たちが隠れている。
カラムージョ川に生息するシクリッド類は、移植されたアイスポット(後述)の他に、サタノペルカ、パイクシクリッド2~3種、その他。
昔はジオファーガスって呼んでたシクリッド、おそらくサタノペルカ・パパテラ
パパテラってのは、ポルトガル語のパッパ・テーハ(papa terra)からもらっている。すなわち、「地面をついばむヤツ」、ってな意味ですな。
昔はエキデンスって言ってたシクリッドで色彩きれいなものがブジュルクイナに移されている。語源は、ペルー・アマゾンの現地名ブフルキ(bujuruqui)だね。
子連れパイクシクリッド類、おそらくバトラコプス・セミファシアータス
バトラパイク類は、頭でっかちのパイクシクリッド。茶色系の地味なものが多い。
おぉ、マツモトさんが、ここでは多くない淡水エイを発見。それも2回も。引きの強さは続いてるね。
彼ら4人は、一度潜り始めると昼食などどうでもいい感じになる。ウェット脱いで食事に行くのが面倒みたいだ。そこでオレは運ちゃんイゴーと村まで戻って食事、そして4人分の弁当を作ってもらった。夕方まで潜ってカセレスに戻ってホテル。プール・サイドにホテル内レストランから晩餐を運んでもらった。
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9月MT-11・カセレスへ移動、アンジェリクスPを観る
翌日(18日)。ボン・ジャルジン早朝発。舗装路のリオ・マンソ経由クイアバ、それから西に進んでカセレスまで移動。行程、300km以上あってかなり遠い。
リオ・マンソのダム
それでも昼過ぎにはカセレス到着。市内を縫って空港方面から、バッハ・ド・ブーグレに向かう道を少し北上するとピラプタンガ川がある。
カセレス市に近いので特に土日、しばしば平日でも家族連れやカップルが水遊びに訪れる。水はヒンヤリして気持ちがいい。
ここもむかし昔のクイアバ時代、何回も通ったことがある。ここの目玉は、清流の女王アンジェリカス・プレコである。それにアカプレコ、カショエラプレコ、ブッシー系が無数にいる。
以前まで小型ピラプタンガが多いところだったけど、今回は姿が見えない。河川名を返上しなくっちゃいけないね(笑)。黒いホーリーもいる。
アンジェリカシプレコは、現在のプレコ・ブームのきっかけを作った水玉美麗である。今を去ること30年くらい前、熱帯魚魔人Mが、この付近のジャコビニ山塊渓流で捕獲したのが発端になった。
大型個体は、基色が暗色でメリハリがきいている。しかし、小型個体は淡く地味な印象がある。
この時期、このピラプタンガ川畔の樹木にきれいなピンクのカトレアがよく咲いている。bozuさん、種類判りますか?
岸辺では尖った殻の小さな巻貝が這っている。サンプルにいくつか採集した。
ここの水にはミネラル分が多いのだろうか? 湧き水があるのかもね、岩肌で吸水する蝶たちがよく観られる。
全員がアンジェリクス確認撮影してカセレス市へ。ここのお宿は、ヴィレッジ・ホテル。こん回の旅行でもっとも上級だった。
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9月MT-10・9月17日の午後
午前中たっぷり遊んだリオ・ツリスチを引き上げ、午後はボン・ジャルジン付近のリオ・エスチヴァードに移動。ここもオレの既知の場所。ここで遅い昼食にして夕方まで潜るシナリオである。
ここは狭いんだけど、魚がたくさんいる。すぐ目につくのは黄色いピラプタンガの群れのかたまり。これに追尾したり脇についたりするドラードもちらほら観える。岸辺のほうには、フレデリシィ系のピアウ(レポリヌス類)、そして無数のカラシン類。潜って遊んでいた運ちゃんのイゴーが桟橋階段の下を覗きこんで、「トゥクナレがいるぅ!」、とワメいている。???、ここにも放流タンバクーがいたけど、まさか、アマゾン原産アイスポット(ピーコ)がここまで進出してるとは、?? ちょっと信じがたい思いで、潜ってみると、確かに下顎突き出したワル顔だけれど、大きなパイクシクリッドじゃないですか。
パイクシクリッドと一緒にいろいろサイズのプレコもたくさんいた。プレコたちは、ここでは日中は沖には絶対に泳ぎださない。なぜなら甲羅魚はドラードの大好物だからだ。
サピーさまが食っても美味しいけど、ドラードもちゃんと美食を知っている(笑)。ジロさんが追いだしたプレコが沖にでた瞬間、ピラプタンガの群れに混じっていたドラードが猛スピードで追撃して、あっという間に捕食されたシーンもあった。ゴロさんは、動画の撮影に専念している。
マツモトさんは、手乗りカラシン類遊びをやっている。ストライプ・レポリヌスの仲間が指皮膚を突っつきにくるのだ。アマゾン・フィッシングをやってるとき暑いから、よく水に漬かるんだけど、しばしばカラシン小魚類がスネ毛や皮膚を齧りにくる。けっこうチクっと痛い。
レポリヌスの仲間は、雑食で肉片、ミミズ、モロコシ、ダイズなど何でも釣れるけど、しばしば石や砂についた藻類を突ついている。けっこう硬い石灰藻なんかも好物で、そのために外見に似合わずしっかりした歯を持っている。だからレポ・キッスは、かなり痛い。
ここには30~40センチ級レポリヌスも多くて、もしこいつらに齧られたら怪我するだろうけど、幸いにして大型モノは用心深いから、自ら凶暴サピーさまに近づこうとはしない。
ナガノさんはアピストなんか探してたみたいだけど、残念ここでは見つからなかった。
夕方近くなって、運ちゃんイゴーくんが施設台所から魚の飼料を持ってきて水面に撒いた。ここの観光客に見せるアトラクションの一つだ。ピラプタンガたちが猛烈な勢いで水面飛沫をあげてそれを食う。イゴーは面白がって、ジロさんたちのそばに撒く。まるで人が襲われているようなシーンに見える。三級映画ピラニアよりもずっと迫力がある。マツモトさんは大いに喜んでケラケラ笑っていた。オレも……
今日もたくさん遊んだ。今晩の宿泊もポウザーダ・ボン・ジャルジンだ。
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9月MT-09・ノブレス付近の2日目
翌日(17日)は、ポウザーダ・ボン・ジャルジンでカフェ(朝食)後、東に進む。目的地は、リオ・ツリスチだ。ここも3年前に訪問したことがある。勝手知った牧場の入り口を抜けて、管理小屋に寄って、川辺にいく。リオ・ツリスチを和訳すると、「悲しみの川」だね。一昨日までいたサン・ジョゼの川が、「喜びの川」だったから、その対比が面白くて、皆笑った。
ここがなぜ「悲しみの川」と呼ばれるかの由来は、前に来たときにガイドさんから聞いた。この川の流れる牧場の主人だった老女は、訪問客を手厚く歓迎し、だれからも好かれる好々婆だったそうである。皆々感謝の念を抱いた。しかし、風雪は過ぎるもの。ある日、その婆さんが亡くなった。人々は涙を流した。川の流れも、悲しんでいるように見えた。そして、いつしか、ここを「悲しみの川」と呼ぶようになった…… 、とさ。
「悲しみの川」は、水のメチャきれいな幅10メートルくらいの流れである。底は岩や白砂である。以前と同じようにマンゴー樹の日陰に車を停めて、各自川に入る。三人の男組は、下っていったけど、マツモトさんは上手に歩いていった。このヒト、おそらく他人と違うことをするポリシー持ってる(オレもそう)みたいだけど、この世で一番鋭いもの女の感も駆使するから引きが強いんだろう。リオ・ツリスチ唯一になった淡水エイを発見! 皆に後で羨ましがられる。
オレも2回入った。ここは2キロくらい下り泳ぐと小さな桟橋があって、そこから歩いて500メートルくらいで入水地点に戻れる。ようするに川が蛇行してるのね。いつものように、ピラプタンガやピアウの群れ、たまにドラードもちらほら。小さなプレコやパイク・シクリッドたちもいる。
お昼前に管理小屋のニイちゃんが時間オーバーだって怒りにくる(笑)。彼は、規定ガイドはどこだ、とも言っている。ボン・ジャルジンで入川料金を払うとき、観光局ライセンス持ってるオヤジに、オレは二回目だよって言うと、じゃあガイドは不要だね、とOKをもらっていた。マジメなガイドさん使うと、脚は川底に触れるべからず(ムリだよ)とか、魚を追い回してはいけんよ(ムリだよ)とか、もう時間だから帰ろう(このメンバーじゃムリだよ)とか、いろいろウルさいのは知っているし、余計にお金もかかる。ボン・ジャルジン付近では、ガイドなしのおかげで随分と自由(特に時間制限)にやれた。管理ニイちゃんをナダめて、昼過ぎまで数時間くらい泳いだ。
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9月MT-08・有名ポイント、ノーブレスにて
翌日(16日)、南下してアマゾン水系から峠を越えてラ・プラタ側に降りて、ノーブレスの町へ。途中この辺りに多いアメリカダチョウの群れにであった。
レンタカー屋の希望で、ノーブレス市内でバン車を交換した。新しい車の調子は、まあいいんだけど前パネルからクーラー冷気がでてこない。助手席に座ったオレは暑かった。ノーブレスから砂利道を東進し、ボン・ジャルジンの村まで走る。途中にきれいな水の小型河川があったけど、こんなのはこの付近にたくさんある。村に着いてまずポウザーダ(ロッジ)に荷を降ろす。それから、ラゴア・アズールってポイントのレストランで昼食。メシ屋の裏手のほうに湧水地がある。車で1キロくらい、そこから500メートルほど歩いて湧き水に到着。
砂底からじゃんじゃん清水が沸いていて小さな流れをつくっている。第一ポイントの深みには、ドラードやピラプタンガ、その他小物が舞い踊りしている。中層に真っ黒な鯛型魚が10尾ほど泳いでいる。サイズは、50センチくらい。ここを訪問する観光客の90%くらいには正体バレないでしょうけど、こりゃタンバクーだぜ(笑)。すなわちラ・プラタ在来のパクー(イエロー・コロソマ)xアマゾンのタンバキー(ブラック・コロソマ)のハイブリッドだ。もちろんネイティブじゃあない。環境庁は、F2(次世代)を作る能力のないタンバクー放流を、生態系保護の名目で奨めているんだけど、オレには生態系という意味が判ってないとしか言いようがない。まあ、どうでもいいけど。
我々の後から10人くらいの若い男女グループがやってきた。ラーゴ・アズール管理人さんから、ほんとはワン・グループのタイム・リミットがあるんだけど、我々は時間無制限OKをもらっていた。他の一般お客さんきたら、ちょっと下手に退場する約束だけどね。
下手に下ったジロさんがコリドラスがいましたよ、と言っていた。各自ドラード、ピラプタンガその他ショットを狙いに散る。
一般客さんたちが移動すると、こんどはお猿さんの群れがやってきた(笑)。オマキザル系である。運ちゃんイゴーが観光客いないのをみはからって、樹をゆすって脅かしていたけど、そんなことをしてはイケマセン(笑)。
この場所の規定タイム・リミットの午後5時過ぎまで遊んで、ポウザーダ・ボン・ジャルジンに入る。
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9月MT-07・アリノス川支流2日目
翌日(15日)の早朝、まず昼食材料&飲み物を市内のスーパーで仕入れる。毎日買い物していく、日本人グループは珍しいのでレジの女の子が、まるで猿の惑星人を見るみたいにクスクス笑ってってたっけ。今日はリオ・アレグレ地区に牧場を持っているというオヤジさんから情報をもらった。サン・ジョゼからちょっと北上すると、新しくできていた舗装道路が左手にあった。この新道路を西進すると、昨日われわれが探索した部分より上流にある橋に当たるという。よっしゃ、今日の午前の部はそっちに行ってみよう。午後は、昨日ポイントに戻っても距離はたいしてないし、オヤジさんは、そのショートカット道路も教えてくれた。
上手の流れは、やや幅狭く流れも速い。橋の周辺にはあまり降りられるところがない。マツモトさんと砂利道をちょっと歩いていくと脇に入る細道があった。ちょっとは車も入れる。このわき道は、幸いにして河川沿いにでれた。こっちのほうが岸辺の足場もいい。上手まで歩いて水中を下ってくることもできる。このポイントでジロさん、チーム初物ものビックーダを発見して喜ぶ。ナガノさんは、細道を歩いて、きれいなモルフォチョウ写真をゲットした。青帯モルフォで、おそらくアキレス系だろう。
上手ポイントを午前中に出て、前日に潜った橋ポイントに移動。ちょうど昼ころになった。今日の朝スーパーで、シュラスコ用金串2本、炭を一袋、岩塩、そして牛肉&腸詰を買ってあった。河畔に無人小屋があって、そこにうまい具合に、なにかの重機の部品を使った焼肉台があったので、勝手に使わせてもらうことにした。
全員うめぇ、うめぇを連発しながらバクバクと食う。ジロさんがシュラスコ金串に感心して、パラオでもやってみたいとおっしゃる。最後に金串は、彼に進呈した。今日もかなり夕方まで粘った。各自、マトリンシャンやカショーロ、その他いろいろ写真を楽しんだ様子である。今日でサン・ジョゼ、そしてアマゾン水系にバイバイだ。明日からは、ラ・プラタ水系オンリーとなる。
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