10月Xチーム -03・釣り初日の朝
まずいつものように早朝から午前中は近場、すなわちポルコン付近のポイントを攻める。今日からキャンプ地は、もっと上流に移す予定なんだけど、この移動の時間はもっとも魚の活性が落ちる日中かんかん照りタイムにやりたい。まずは激流タクティクスにも慣れたい。前述したように今回は陸っぱりが主軸。待つほども無くシオミちゃんミノーにまずは良型バイオレット・ブラック・ピラニアがきた。
調子に乗った彼は、他メンバーを尻目に、どんどん掛けていく。続けて大きめピーコックバスがヒット。この辺のシングー・ピーコってのは、岸辺ぎりぎり直下の岩えぐれでデカいのがドバンチョ!、っと食うことがよくある。すなわち足元に気を抜かない。こいつも同じパターンだった。
さらに続けてビックーダもゲット。おいおい試合早々、シオミちゃん三種連覇かよ。他メンバーのネタミ・オーラが発散する。チーム終わって総合的に振り返ると、やっぱり最終的に彼がイチバン釣ったような気がするけど、天空にある牙座の兆星がキラリと光ってたような気もする(?)。これは後日お話ししよう。
他隊員、いくつか釣ってたけど、あまりパッとしない(笑)。いろいろ考え過ぎなのかも知れないねぇ。釣る気オーラが濃すぎる。
昼食は、釣ったピラニアなどを焼く。
さあ、午前の部が終了したら移動だ。資材を適当にかたづけ、ボートに雑に載せる。こんなときもボートが大きめだとラクチン。
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10月Xチーム -02・到着&出航
今回のメンバーは、3名である。リーダーのbozu-Sちゃん、彼のクローン(一卵性双生児)bozu-Iちゃん、そして彼らの友人シオミちゃんだ。
彼らの到着便は、日曜日の14:20だった。早々に港に直行。もちろん山のような資材は、前日までに波止場に準備してあった。前回のシングー河チームでテントのポールを忘れるというチョンボをやってしまったので、今回はとくにチェックを念入りにやった。そして今まで使っていた40馬力船外機を90馬力にグレード・アップした。両者には、それぞれに長所と短所がある。前者は小さいから船足が後者より少し遅いけど、燃費はやや良い。チーム期間中に使用するガソリンは全部持っていく必要があるので、荷物がやや軽く済む。前者は船体が小さいので、釣り場での小回りがきくし、ボート上からのキャスティングのときのコントロールがしやすい。後者では、釣りは陸っぱりが主となる。まあ、ボート上から投げられるのは、通常2名までだし、今回は陸中心で行きましょう。今回チームが後者を使ったのには、別の訳もある。だんだん資材が増えるようになってきたので、40馬力船体では窮屈になったことだ。
午後3時過ぎに出航した我々は、船足を生かして夕方には、第一キャンプ地のカマリオンに到着できた。本日は移動のみ。テントを設営して、bozu-Sちゃんにかねてから頼んであった世界のジャポン製、新品のメッシュタープを出してもらう。意外と組み立て簡単、そして案外と軽い。オガーズ製作所のメッシュタープより蚊帳生地がずっと丈夫。これは、いいぞ! この製品を捜してくれたビビちゃんに感謝。
メッシュタープ内でメシを作るんだけど、コンロはメッシュ壁からちょっと離したい。言うまでも無く、近いと炎でとろける、あるいは火事の恐れがあるからだ。今回は、携帯コンロも新調してきた。炎が穴からでるんでないセラミック・ヘッドのやつ。河畔キャンプにつき物の風にやや強い。
今日は釣りをしないから、食材に鮮魚がない。これも初日いつもの定番、フィレ・ミニョンのミディアム・レアのステーキ。
メシ食って酒飲んで、明日からの攻防に備えて早めに寝た。前にも書いてるけどブラジルで、「メシをクウ」、と発音すると、「ケツ穴をイジクル」、に聞こえるから注意ね(笑)。
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10月Xチーム -01・イントロダクション
さあさあ、bozuちゃん! いよいよお待ちかね。10月シングー・フィッシングのチーム報告となりましたぜ。始めて彼の釣り案内したのは、もう13年前(でしたよね?)になる。このときは長期でマナウスの秘密アジトに滞在、主にバルビーナス・ダム湖を攻めた。
今回のキャンプ談笑で思い出したんだけど、バルビーナスで面白いことがあった。 bozuちゃんと同船中、オレの大きめアマゾン・リッパーに40センチに満たないような小さなピーコが掛かった。しかし、ボートぎわで暴れたんでルアーが外れた。その疑似餌は、ポーンと空に見事な円弧を描いて飛んだ。二人して笑う。笑い終わらないうちにそれが着水した。……と同時に!、すさまじい裂音&飛沫で水面が爆発! 笑っているバヤイじゃなぁ~い(笑)。始めのよりズットずっとデカいピーコが食った。楽勝ロクマル級。「ここには小さいのっきゃいないよ、移動しよう」と思う前に、小さいのがいた周辺に、実はデカいのがてぐすね(手はないけど)待機してる可能性もあるんだぜ、というグランデ理論がひらめいた。
その後何年かして、友人と二人でツクルイ・ダム湖で釣った。花をめでる、ってイメージじゃないけど、彼はラン系植物が好きで熱帯タイ国に草木花の修行にも入っている。もちろん、別種の妖艶な花弁も研究したに違いない。もちもちろん、釣りも大好きだ。アマゾンは2回とも巨大リザーバー攻めに終始したわけだけど、今回は激流波動が渦巻き狂うワイルド・リヴァー・シングーだ。まあここにも何年かしたら巨大なリザーバーができる。ご存知、ベロ・モンチのダムだね。世界第三位の発電量になる予定だ。
大方の予想を待たずに熱帯で貯水になった水域は、まず一度ほとんどの生物が死に絶え(バイオマス腐敗による極限の酸欠)、水が入れ替わって安定したら爆発的に止水タイプの魚族が増えることになっている。アマゾン止水の住人ってたら、まずピーコックバス類、そして淡水イシモチが筆頭。ツクルイ湖もバルビーナ湖も、もちろんその爆発が起こった。前者では、在来だったシクラ・ピニーマ(アスー系)、シクラ・ピキティ(ブルー)、シクラ・ケルベリー(イエロー系)が、後者ではシクラ・ヴァゾレリー(アスー系)、シクラ・モノクルス(イエロー系)が巨大湖に定着した。
ベロ・モンチ湖では、どうなるか? ダム予定地下流には、シクラ・ピニーマとシクラ・モノクルスがいる。上流の占有種は、シクラ・メラニアエだ。今のところオレにも何が増えるか予想できない。もしも、シクラ・ピニーマが増えてくれれば、釣師なら万々歳だね。ピニーマってのは潜在的に、同属最大種であるシクラ・テメンシスに次ぐ大きさになれるキャパがある。東北ブラジル地方のリザーバーでは、10キロ・オーバーも記録されている。しかし、まだかなり時間がかかるだろうね。今回はシクラ・メラニアエで遊んでもらおう。その他の狙いは、もちろん河の剣歯虎カショーロ、そして多種多彩な魚種。bozuちゃんグループ、ヴァーモス(レッツ・ゴー)!
2014年度版:グランデ・オガワと猛魚を釣ろう!
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パレオゾイックなお話しコラム・その4
またまたブログ中断しちゃいましたね。首長竜になってるかた、ごめんなさい。
10月のシングー河フィッシング・チームを始めようかと思ったら、パレオなお話しが、まだ続くになっているじゃないの(笑)。とりあえず、それをやっつけてから、チーム報告をやりましょう。
パラナ盆のペルム紀のリオ・ダ・ハスト層も面白い大型両生類化石が産出する。たとえばパラナ州カジアード山地。リネスクスとアウストラルペトンが報告されている。
アウストラルペトン・コスグリフィは、吻の長いタイプ。頭骨長は、約40センチだから、全長は数メートルくらいだろう。
リオ・グランデ・ド・スル州のウルグァイ国境に近いバジェ市付近のリオ・ダ・ハスト層から産したバジェヘルペトン・ロンギグナータスも吻の長いワニ型両生類だ。
リオ・ダ・ハスト層からは原始的な爬虫類も産出している。たとえばパラナ州のエンドティオドン。哺乳類の祖と見られる獣弓類の双牙類で2本の大きな牙が特徴的。
リオ・グランデ・ド・スル州からは、植物食のパレイアサウルス類であるプロヴェロサウルス・ブラジリエンシスが産している。
最近このプロヴェロサウルスを食っていたと思われる肉食爬虫類の保存良好の頭骨が発見され、2008年に記載された。パンパフォネウス・ビッカイだ。
パンパフォネウスは、以前は哺乳類型爬虫類と呼ばれた単弓類の分類群の一つであるディノセファルス類の一つ。今までにカザフキスタン、中国、南アフリカでいろいろな種類が記載されていたんだけど、パンパフォネウスは南アメリカ初のディノセファルス類となった。
パンパフォネウスってのは、「パンパのプレデーター」のような意味らしい。パンパってのは、アルゼンチン北部の広大平坦な草原で、ブラジル南部の3つの州は、その移行地域になっている。ブラジル最南端のリオ・グランデ・ド・スル州は、美男&美女産地としても名高い(ロナウジーニョは大例外・笑)。ガウシャと呼ばれる同州出身の女性は、世界各国でモデル業で稼いでいる。
ブラジル最高の美形尻コンテストで優勝して、ブラジル・プレイボーイ表紙になったダニー・ギヒェルもガウシャだったっけ。
こんなとこで、パレオゾイック・コラムを閉じます。
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お知らせです!
さてさて、ちょっとブログを中断していました。年末は、2014年度に向けて新しいフィシング・チーム隊員募集要項を構築していたのと、頭骨標本作製などに没頭いたしておりました。
隊員募集要項は、とりあえずアップロードできました。内容は、もちろん豪快フィシング、加えて南米不思議探検チームも加えてあります。インデックスは、こんな内容です。
★フィッシング・メイン
1.メシアナ島・・・地球上で最もピラルクが釣れるとこ
2・シングー河の乾期
3.シングー河の増水期
4.トロンベッタス川・・・お奨めポイント
5.ネグロ河
★フィシング・サブ
6.アズール川
7.ツクルイ湖
8.バルビーナス湖
9.ウァトマン川
10.アラグァイア河
11.トカンチンス河
12.スヌーク・フィシング
★ブラジル以外の国フィシング
13.ロケス島(ヴェネズエラ)・・・ボーン&ターポン
14.イタ・イバテ(アルゼンチン)・・・大型ドラード
15.サンタ・クルス(アルゼンチン)・・・シーランブラウン&スチールヘッド
16.大型シクリッド(いろいろな国)・・・グァポート・フィシング
★南米いろいろ探索
●熱帯魚観察
●パンタナル動物観察
●ブラジル化石の旅
●ブラジル宝石の旅(なんちゃってガリンペイロ)
●ペルーの昆虫採集の旅
以上のもくじページは、ここです!
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パレオゾイックなお話しコラム・その3
北のパルナイーバ盆から南のパラナ盆のペルム紀に飛ぼう。まずサンパウロ州内のイラチ層。ここを代表するのは中竜類(ちゅうりゅうるい)、すなわちメソサウルス類。何度かブログで書いてるけど、ギリシャ語メソは、インターメディア、すなわち中間的の意味。メソポタミア(河と河の真ん中)、メソゾイック(中生代)に使われている。中竜類は外見小型の首長竜だけど、かなり血縁は遠い。古生代の石炭紀に竜弓類(りゅうきゅうるい)ってのが現れた。これが中竜類と爬虫類に分岐するんだけど、前者は絶滅した。
イラチ層からは、保存の良いステレオステルヌムが多産する。格好いいし巨大でないし、個人の応接間に置いても見栄えして来客に自慢ができるから標本を欲しがるサピーは世界に多い。でもぉ、ブラジルでは個人所有&国外売買はご法度だ。30年ほど前は、サンパウロ市内セントロの土産屋でも売っていた(案外高かった)。レプブリカ公園のヒッピー市に行くと台の上に山盛りに積んであった(安かった)。種類は、ステレオステルヌム・トゥミドゥムとされている。
中竜類は、アフリカ南部からもたくさん産するんで、しばしば大陸区移動説の傍証として使われるね。一説によるとペルム紀には、アフリカと南アメリカの間に大きな湖があって、ここに中竜が棲んでいたとされる。中竜類は、原始的な魚竜と言われる宮城県歌津町(現在の南三陸町)で産した中生代三畳紀ウタツサウルスにけっこう近縁らしい。
歌津地方は、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた。歌津魚竜館に保管・展示されていたんだけど、施設が津波の被害に遭った。標本は一時的に別場所に移されている。歌津地方は、ワカメが名産だそうである。オレの潜伏するアマゾン奥地のさびれた街には、ワカメなんぞ売っていない。それで9月シングー・チームのオオタマ・シェフに頼んで持ってきてもらった。現在たくさんのストックがある。そろそろアマゾンも雨期に入る。そうすると自生している竹に新株がでる。前々からアマゾン竹の子のワカメ煮込みをやろうやろうと思ってるんだけど、まだ実現してないなぁ。関係ないけど、ワカメ酒ってのもまだ飲んだことがないなぁ(笑)。これも関係ないけど、スリムな女の子にやってもらうと酒が漏れちゃうそうである。
コラムはまだ続く
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パレオゾイックなお話しコラム・その2
前回、両生類を紹介したパルナイーバ盆のペドラ・デ・フォゴ層からは、古代サメ化石もでる。古生代末期ペルム紀のサメ化石は極東島国でもいくつか見つかっているね。岐阜県大垣、宮城県気仙沼、栃木県葛生などが産地だ。古くからヘリコプリオンってのが著名でオレもその産地に行ったことあるけど、コノドント(微小な原始的脊椎動物の一部)しか見つからなかった。
ヘリコプリオンは、渦巻きに連結した歯が世界各地から発見されている。この歯をジェイソンの電動丸ノコみたいに高速回転させて、小魚を切り裂いていたらしい(ウソです)。
ペドラ・デ・フォゴ層から報告されているサメ類は、クテノカンタス、クセナカンタス、イタピロドゥス、アニソプレウロドンテスなんかだ。最近も新しい標本が得られている。
クテノカンタスは、ヒレに大きな硬棘があってイボイボが特徴的。古生代末期に世界に広く分布していたらしく、極東でも歯化石がでてる。
アニソプレウロドンテスは、所属不明だけども、おそらくサメだろう。
現生のサメ類でもっとも種類が多いのは、メジロザメ類だ。大型肉食は、サピー食いザメとして知られる。もっとも人畜に被害が多い種類は、イタチザメ(タイガーシャーク)とオオメジロザメ(ブルシャーク)で、もっと巨大なホホジロザメを凌駕している。オオメジロザメは、淡水に強い種類で、ニカラグァ湖の人食いザメが有名だった。しかし現在、湖に遡上する前に架橋マフィアの暗躍で捕獲されヒレが落とされるため激減した。アマゾン河でも過去にけっこう遡っていたけど、やはりフカヒレ産業のせいか減っているみたいだ。ちなみにオレは、マナウスまで遡上したヤツを酢味噌あえで食ったことがある(笑)。
沖縄の市街地の河川でも小型オオメジロザメが釣れることが知られているね。襲われたニュースはないけど。ところで、なぜメジロザメ類がよくサピーを咬むのかに面白い説がある。
この仲間のサメのセックス形式は、平行遊泳体位で挿入したペニーズ(2本のクラスパー)が抜けて、「あなたのって小っちゃいのね!」と言われたくない(笑)んで、すっぽ抜けないように♀に噛みついて体位を確保する。あまり眼のよくないサメ♂は、泳いでるサピーを魅力的な♀サメと間違える。そしてサピーの身体に噛みついて、ウヒヒヒとクラスパーを横に曲げる。
サメとかエイとかの♀外部生殖器がサピーのによく似てることは知られているね。昔の漁師たちが好んで獣姦じゃなくってエイ姦をやったってお話しは少なくない。オケケがないから、パイパンロリ美少女をイメージしながらいたしたのかも知れない(笑)。
コラムは続く
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パレオゾイックなお話しコラム・その1
ここでまた報告と報告のツナギになるコラムを入れる。
以前、メソゾイック(中生代)のお話しシリーズをしたよね。その続きにするのはパレオゾイック(古生代)なんだけど、マジに全部やるとツナギにならないほど長くなる。だから今は、パレオゾイック最後の時代、すなわちパーミアン(ペルム紀)のブラジル脊椎動物にちょっと触れるだけ。ブラジルのこの時代の堆積物は、アマゾン地方や東北ブラジル地方にもあるんだけど、脊椎動物化石が産出しているのは、だいたい2系統である。ブラジル北部と東北部に分布するパルナイーバ盆のペドラ・デ・フォゴ層(下図の上のほう)、そして南東部から南部に分布するパラナ盆のリオ・ダ・ハスト層やイラチ層(下図の下のほう)である。比較的に最近、北&南の地層で新しい化石の発見があった。
まず北にあるペドラ・デ・フォゴ層からお話ししてみよう。ブラジル古生物学者には、ここは珪化木(けいかぼく)産地として有名。世界のキモ生物好き&UMAファンたちは、この層から産した「現在知られる限りで史上最大の両生類」のキャッチを持つプリオノスクス・プルムメリに興味があるみたいだ。オレは、かなり前からこの巨大アンフィビアン化石の写真を探していたんだけど、1948年プライス博士記載論文が手に入らなかった。最近、「パルナイーバ盆の古生物学」って論文で、やっとこ画像をゲット、下に載せよう。
ちなみにプライス博士は、「ブラジル恐竜学の父」のキャッチを持つ男。参考だけど、下のURLでどんな人物か判る。
博物研究歴史49・外伝18
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プリオノスクスは、同時代のプラティオポサウルスってのとごく近縁と考えられている。後者は、全身骨格が知られている。
さて最近(2012年)に、プリオノスクス・プルムメリ産地系の発掘研究が行われた。そしていくつかの両生類化石が得られた。学者さんは巨大なプリオノスクス全身骨格を狙ったんだろうけど(いろいろなスポンサーがついて金が動くから)、吻部の断片のみ。代わりに可愛いカワイイかわいい頭部が4センチほどの小さなちいさな両生類化石を見っけた(笑)。
最近の古生代両生類の復元イラストには外鰓を描くことがあるね。特に極東で好まれているみたいだ。また一つ画像を拝借した。
もちろんこれは、あのペットで人気のアホロートルのイメージからきている。
メキシコサラマンダーのネオテニー、すなわち幼形成熟型がアホロートルだね。ネオテニーってのは、見た目は子供なのに下半身(生殖器のこと)は、立派に大人だというイヤらしいヤツ(笑)。例えば、ミノムシ(ミノガ)だね。♀はプヨプヨ幼虫のまま蓑の中で成熟してフェロモンを放散する。♂がパタパタ飛んで夜這いにやってきて、♀アナに挿入器を必死に伸ばして挿入する。この生態から連想できる勝手イリュージョンは、進化の太古からロリータDNAというものが実際に存在するということ。ちなみに太古から♂ってのには悲しいDNAがある。♂ミノガには、口がないから美食もできない。そして絶頂に達したら、そのままポクリと冥土に召される(笑)。
ロリババアって語があるよね。ネグロイド、コーカソイド、モンゴロイドの中で一番ネオテニー化が進んでいるのは、もちろん我らが同胞である。ババアになってもミニスカートをはいてガキのように踊っている♀サピーは極東芸能にけっこういるようだね(笑)。特に弥生人系は、ネオテニー新化が強いとされている。弥生顔は、丸顔、彫が弱い、頬骨が張る、一重まぶた、鼻が低い、歯が大きいなど余りいいことないけど、他にアルコール飲酒に弱い(分解酵素が不足)という特徴もある(笑)。もっと進化したら、そのうちウーパールーパーみたいに外鰓が発達してくるかも?(ウソです)
コラムは続く
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9月MT-18・補足、余談と外伝・その3
チームで回った地域のアイスポット・シクリッド続きをやろう。ポイント・マップの★3、すなわちタパジョース上流。今回はメンバー前に現れなかったみたいだけど、この周辺には、シクラ・ミリアナエが生息している。英名はタパジョース・ピーコックバス。特徴は、体側にメラニン斑点が直線的にエラ蓋後方から尾柄までつながっていること。胸ビレの後ろに黒斑がないなど。
以前にリオ・クラーロで撮影したミリアナエ水中写真を下に載せる。
学者さんのご意見では、タパジョース支流サン・ベネジットやリオ・アズールにいるレッド・ピーコックバス、すなわちトゥクナレ・フォゴもこのシクラ・ミリアナエとされているけど、オレは納得できない。
さて最後は、ポイント・マップの★6。ラ・プラタ水系には本来はいなかった筈のカラムージョのアイスポットについて。街道で至近距離のガポレ川(マデイラ水系)から持ってきて闇放流(アマゾンの魚をパンタナルに放すのは法律で禁止されてる)された末裔と推察できる。ガポレに生息しているのは、イエロー系のプレイオゾーナ種である。
はっきり言ってオレには、外見でモノクルスと区別がつかないけど、尾柄に近い黒バーが明瞭、側線鱗数が違うとされている。
カラムージョのアイスポットは、クサビ型の短め黒バー3本が目立つこと、胸ビレの後ろに黒斑があることで、明らかにイエロー系である。上記したように明瞭な区別はつかないけど、地勢的なものから、おそらくプレイオゾーナであろうと思っている。今回、ナガノさんが撮影した画像を下に載せる。
ワイルドキクラ研究では第一人者と賞賛されている筈のグランデさんでさえ(笑)こんな感じだから、アイスポット(ピーコックバス)の種同定は奥がたいへん深~い。
「9月のマット・グロッソ、チーム・ナガノ」報告は、今日で最終回でした。
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9月MT-17・補足、余談と外伝・その2
比較的新しい(2013年9月号)アクアライフ誌に「アイスポットがおもしろい!」、という小特集が組まれている。p65の記事中に、「ワイルドキクラ研究では第一人者のグランデ小川さんによる…… 伝々」という文章が載っていた(笑)。どうやら某グランデという人物は、熱帯魚世界でそう認められている権威らしい。そこで我々取材班?は、アマゾン田舎に隠れ潜むグランデ氏にインタビューを試みた。
美女レポーター:ワイルド個体をひとめ見れば種類がお判りですか?
グランデ:じぇ~んじぇん判りません(笑)。
美女レポーター:えぇ? 権威だとお聞きしましたが?
グランデ:だぁ~れですか? そ~んなこと言ってるサピー(笑)。
特徴的な個体ならかなりまで同定できるけど、シクラ属って恐ろしく個体変異カラー幅のある魚種なんだもんで簡単でないんです。
さて9月MTチームが回った地域に生息しているアイスポット・シクリッド(ピーコックバス)について記してみよう。まず先発部隊が入ったリオ・ダス・モルテスのヤツ。ポイント・マップの★1だ。
アラグァイア・トカンチンス水系にいるシクラ属は、下流部にピニーマ(アスー系)とモノクルス(イエロー系)でツクルイ・ダム湖辺りから上流にピキティ(ブルー)とケルベリー(イエロー系)が知られている。
オレはピキティを5(ファイブ)バー系と呼ぶことがあるけど、英名ブルー・ピーコックバス、ブラジル名トゥクナレ・アズール。特徴は、数本の黒いバーが背から腹まで長いこと。エラ蓋からほっぺに明瞭な雲紋状の斑紋があること。胸ビレの後ろに黒紋がないこと。腹ビレ、尻ビレ、尾ビレ下部に白い斑点がないこと。全体的に色が白っぽい。
ケルベリーの特徴は、黒いバーが3本が基本でそれほど腹のほうまで伸びないこと。エラ蓋に顕著な雲紋状の斑紋がないこと。胸ビレの後ろに黒紋があること(赤矢印)。腹ビレ、尻ビレ、尾ビレ下部に白い斑点があること(青矢印)など。全体的に色が黄色っぽい。
本種は、南のラ・プラタ水系やサン・フランシスコ水系、サンパウロ近郊のダム湖などに移植され繁殖しているんだけど、閉鎖された空間でインブリーディングが進むと上に挙げた本来の特徴が薄れてきたり、変わった模様が体表に現れることがある。例えば下の画像の個体は、胸ビレの後ろの黒紋が顕著にはみえなくて黒バーはかなり腹に近くまで伸びている。
さてポイント・マップの★1でジロさんが撮影した個体を見てみよう。下の写真だ。黒いバーは数本であるね。腹のほうまで伸びている。胸ビレの後ろに黒斑がない。ちょっと見だと、まさにピキティの特徴だ。
しかし、腹ビレ、尻ビレ、尾ビレ下部に顕著な白い斑点がある。この特徴は、ケルベリー種に特有系であろう。体色も黄色っぽいし、ピキティに見られない体側のメラニン小斑点がある。結果、シクラ・ケルベリーであろうとの結論に至った。もう1枚、同じ地点で
ジロさんが撮影した個体を見てみよう。
おぉ、この個体は腹ビレ、尻ビレ、尾ビレ下部に顕著な白い斑点がないぞぉ。オレンジのヒレは、シクラ・モノクルスを思わせる。黒バーも長くて、胸ビレの後ろに黒斑がない。でもやっぱ一緒に泳いでるんだから、シクラ・ケルベリーであろうとの結論に至ろう。おそらくリザーバー環境で特化している個体群じゃあないかなぁ? ハイブリッドの可能性も少しあるかもね。でも、もしかしたら新種って可能性もあ~る。いやぁ~、アイスポットの同定は難しいよ。
グランデ・オガワとアマゾンの猛魚を釣ろう!
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