5月末ころのXINGU・3
やっぱり、そろそろ煩悩が襲ってきたよ(笑)。涅槃で待つか、ルアーでもやっちゃおうかなぁ。そのとき居た場所は、タタクアラって先週のNHKBSロケのときにナマズを狙った場所に近かった。そのポイントは川中島の間を流れる幅15メートルほどの急流で、その下手で過去にジャウーの実績があった場所なんだけど、ロケのときはナマズは釣れず、代わりにカショーロやビックーダの大群がついていた。タケちゃんもラパラで泣きキューマル(全長90センチ弱)などをバコバコ釣った。
釣りポイントってホントに不思議なもんで、状況はコロコロ変化するんだね。ほんの先週のこと、タケちゃんにバコバコ当たっていたカショーロたちは、今回はまったく姿を消していた(汗)。その代わり、ロケ中には1尾も現れなかったピーコの群れがいた。
5月ってシングーの水位が一番急激に下がる時期であるんだ。下の表を見てちょうだい。アルタミラ下流の降水量(線部分)と水量の年変化だ。UFPA(パラ州連邦大学)で魚類生態学の博士課程をやっているアラニィが論文でまとめたもの。降水量で赤線にしたとこが、5月から6月の変化である。水位の変化が小魚の群れの行動を変化させ、伴ってフィッシュ・イーターの群れも移動する。
関係ないけど先週のこと、雑誌取材の用事があって、アルタミラUFPA分館の水生動物研究室に行った。そこでアラニィちゃんと話をした。彼女は魚類標本の採集のため、よくシングーでキャンプするという。「外人部隊フィッシング・チーム率いて暴れている怪人のウワサをよく聞いてますよぉ……」、って笑っていた。
続く
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5月末ころのXINGU・2
結果だけ報告すると、約1メートルのRTCが2つ、それにこれも約1メートルのタイガーシャベルノーズが2つ。
この4つでもけっこう満足しちゃったけど、ついでだからサルバ・テーハからイリリ合流の上手まで遡上することにした。ジャウーもちょっと狙ってみたかったからである。途中NHK番組にも地元ナマズ名人として出演していたアントニオ・フェイトーゾの小屋に寄って彼にポイントを聞いて、また少しナマズ釣り。でたのはバルバード(Pinirampus pinirampu)。でも、異常にデカかったなぁ。今まで数十センチ級は数多く観てるけど、こいつはメートルに近かった。シングーにいるバルバード個体群って、他河川のよりサイズが大きいんじゃないかな? ちょうどアクアライフ誌から、「巨大魚コラム原稿」の依頼が来たんで、ちょっとそのお話しを載せてある。
続く
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5月末ころのXINGU・1
ナマズ釣りが特別にキラいであるという訳でもない。昔むかし、極東の島国に、フィッシングという雑誌があったころ、磯から大型のクエ(モロコ)を狙った企画がけっこうあった。そんな記事の中に、大きな黒い魚体を背中に乗せて、いかにもって感じで汚いヤロウが男笑いをしていた写真があった。こんな格好もつけてみたいなぁ、と睾丸の美青年も思ったこともある。そんな目論見でアマゾンの大型ナマズにも触手を伸ばしたことがあったけど、再確認したのはオレにゃ、パシエンシア(忍耐)という感性に欠けていることだった。よく素人さんは、ブッコみ置き竿にして大魚を待つ釣り、ってノンビリしてて幸せそうですねぇ、って思うみたいだけど、と~んでもない(笑)。ナマズ釣りだって、決めるところでアワセをビシっとを決めないと、多くがフッキングしないのが現実なんだよ。
待っているような顔をしていても、つねに竿先の魚信に神経を集中していないと、より良い釣果は期待ができない。飽きっぽい怪人は、おおむね20~30分もそれをやってると、いろいろな煩悩が頭に浮かぶ。それは可愛い子ちゃんの笑顔だったり、赤♀ゲニタだったり、ルアーやったほうが楽しいかも?、とかだったりする。すなわち半時以内に大きなアタリがきてくれないと、オレには勝負自体が始まらない。
振り返ってみると、今まで釣った大型は、レッドテールキャット(RTC)のアラグァイアの40キロ・アップが一番だったけど、こいつは30分以内にアタリがあった。ニャムンダ川で釣った30キロくらいのも、20分くらいでアタリがきたと思う。でもぉ~お、もうちょっとパシエンシアを鍛えてもいいかな? っても思っている。アマゾン・フィッシングやってるんだから、50キロ・アップのピライーバとか30キロのジャウーとか、ヒトに自慢もしてみたいもんね(笑)。それに来年度のFT(フィッシング・チーム)に、大型ナマズ狙いの打診も入っている。
続く
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秘境から生還いたしやした!
11月の4日からシングーの最下流、秘密ラーゴ湖畔でキャンプ。続けてランクルで最大の支流イリリの奥地まで密林をぬって潜入、イリリの川中島にキャンプして、昨日(13日)の午後に戻ってまいりました。前半戦のターゲットは、シングーの古代魚シルバー・アロワナ。もちろんボコボコにやっつけました。
後半戦は返す刀で怪物タライロン斬り。これももちろん、ボコボコにやっつけました。報告は後日ですが、とりあえず2枚の画像だけアップしやしょう!
少々疲れましたが、楽しい釣行でやんした。
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お知らせ
またまたブログ中断です。
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5月中旬のXINGU
NHKBSロケの余談
続けて5月中旬に入る。このブログを見ている諸賢の多くは、放映された番組をご覧になったかも知れないね。まあ内容は、あんな感じ。撮影の裏話しみたいのを知りたい悪ガキもいるかも知れないけど、心清き怪人は、個人的な暴露ネタってのを好んでは書かないのね(笑)。当たり障りのないようなお話しをちょっとだけしよう。
TV番組ってのには、たとえドキュメンタリーであろうとも、シナリオってのが必ずある。アタリマエのこったけど、それがなくっちゃスポンサーがゼニを出すはずがないからであ~る。NHKと言えども、企画なんとか委員会を納得させて取材費を引きださないことには、まずお話しが始まらない。
どんなことでもヒトに資金を出させるってのは、いつでも難儀に決まっている。プロデユーサーの意向が簡単には通らないのが普通である。ましてやクレーム大好きの極東TV制作の大御所さま。
昨日も書いたけど、今回の「怪魚ハンターがいく!」のシナリオでは、『アマゾンで巨大なナマズ(ピライーバが望ましい……)を出演者が釣る!』、ってのが明記されていた。これがゼニを引っ張りだすための、一つの決めネタだろうということは、おおむね想像がついた。
まずオレが感じたのは、短い期間でアマゾンの大型ピライーバを釣りあげることの至難さを、極東のデスクに座ってるオえらいサンには、まぁ~るで理解できてないだろうこと(笑)。ロケは5月中旬と決まっていた。7月だったらなぁ、というポイントは持っているけどねぇ。もちろんアマゾンだって、いや雨期乾期の水位差が大きいアマゾンだからこそ特に、シーズンが重要なんだよ、おっさん。
早急に場所選定のための調査を始めたけど、こういう企画を動かすには、使えるゼニ量によってお話しがかなり違ってくる。潤沢なお金を使えるなら、良さそうな場所もいくつか無いこともない。しかし、すべてがかなりの奥地である。ロケ期間との兼ね合い(すでに撮影が決まっていた内容もあったしぃ)、そして予算の関係から、それらの奥地を断念することになった。そこで浮上させたのが、怪人が潜むシングー流域だった。プロデューサーさんには、「大型ピライーバはいますけど、まあ難しいですよぉ……。それでも良いならば……」、というのがオレからの複線メール。結果、やっぱりピライーバは釣れなかった(笑)。でも怪魚タライロンは、タケちゃんに釣ってもらえた。オレとしては撮影内容は、予算や期間の割には、かなり充実していたと思うよ。
さて今日のブログ画像。AMAT・Tシャツの宣伝であ~る(笑)。素材は、ブラジルの一流企業ヘリング社の無地シャツ。これにAMATロゴを刺繍した。心優しき玲子ちゃんは、これを着て猛魚をバコバコ釣ってくれた。タケちゃんも小型ナマズ(笑)を釣った。近々にTシャツ販売も企画している。
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http://amazonfishing.blog134.fc2.com/blog-entry-142.html
5月始めころのXINGU・4
カショーロのサイズは、70センチ強で大きくはない。でもあまあフライ第1号なんだから文句は言うまい。これでまた1つ、懸案を果たした満足感はウレしい。
さて今回の他の目的に移ろう。今回のホント仕事は、1週間ほど後に控えたNHK-BSのためのロケハンなんだよね。遊んでいるバヤイでもないんだ(笑)。出演者の怪魚ハンター・タケちゃん&玲子ちゃんに釣ってもらう激流のカショーロやビックーダの状況は解った。しかし、シナリオに、「大型ナマズをロケ中に釣りたい」って項目もあった。これについて、「釣りは水ものですから、都合よくナマズが出るとは限らないですよ……」、というメルヘンを何度かプロデューサーさんに事前に流したけど、現場でベストを尽くせるためのチェックも必要である。
ナマズの試し釣りでは、RTC(レッドテール・キャット)が数匹釣れたポイントを選定、別の場所でRTC他、シャベルノーズもチェック。まあ、こんなもんかな。
ところでシャベルノーズ・キャットって美味しい魚なんだ。アジトの冷凍庫には、切り身になった肉がいつも凍らせてある。このレシピはそのうちにブログで紹介する予定でいる。
なかなか楽しかった。フライ・フィッシングってば、わざわざ難しいやりかたして楽しむって自己満足の釣りに違いない。
短報の終了
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5月始めころのXINGU・3
カショーロ・オン・ザ・フライ・その3
夜明けのコーヒーを飲んで、いざ出陣。ボートを激流の落ち口近くに進めさせ、巻き返しに乗せて急には下っていかない位置に置く。ランニング・ラインをボート底に寝かせて、軽くダブル・ハンドで投げる。ラインはスカジットだけどバックがあるからオーバーヘッドのキャスト。流れでボートは激しく揺れているんで、座ったままの何ちゃってキャスティング(笑)である。ここで落ちるたら、まあ助かりそうにないもんね。
フライのプレゼントは激流の芯方向だ。重いラインは一気に下っていく。ランニングを30メートルほど送ってから、左手でたぐってリトリーブする。10回ほどキャスト&リトリーブすると、いつものように(笑)不安感からルアーに変更したい気持ちが沸いてくる。重フライ級ってルアーの数倍も手間&時間、腕力が要るんだよ。だから10回ほどフライを投げると、ほぼルアーで数十回も投げたような疲労感がやってくる。でもぉ~、せっかく夢の実現に来たんだからね。もうちっと我慢しようじゃないか。それから数投め、ガツンとロッドに衝撃がきてくれた。一気に流れに乗って20メートルも疾走し、テンションが軽くなった瞬間に1メートルも跳ねた。よし80センチはありそうだ、やったぜと思った瞬間、もう一度ジャンプ。そして着水と同時に無念のラインブレイク。ティペットに使っていた浜強力30ポンドがフライとの結び目で切れたのである。ちくしょう。オレが作戦を間違ったんだ。ヒットしたら間を置かずにパイロットにボートを下らせることを忘れていた。シングルフックのフライは刺さっていれば、なかなか抜けない。だから、まずは緩いテンションで泳がせておいて、ボートで接近してからファイトするべきなのであった。強引は禁物だった。
まあ仕方がない。次のヤツを狙おう。さらに10投ほどで再度のアタリをとった。今度はしくじらないゼ。頭の中でイメージしていた通りに展開し、100メートルもボートが下った辺りでファイトを開始した。先ほどのヤツよりパワーがやや弱い感じだ。それでも数回以上の疾走。フライ・フィッシングの醍醐味の一つに、直接的に魚のパワーを感じられることがある。手のひらでスプール下部にドラッグを掛けながら走りをいなす。スピードが弱ったらロッド・テンションに合わせて1対1のリールを巻く。
大きめのラージアーバのリールは、一回の巻き量が多いんで、スピードある大型魚相手には使いやすいね、なんて余裕もかます。ボートきわでラインディング成功!
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5月始めころのXINGU・2
用意したフライ・タックルは、ループ社のソルト用#10の9フィートにバットを足して改造したロッド。ピラルクやってて右ヒジを腱鞘炎にしたことがあるんで、余りシングル・ハンドに頼らなくっても良いようにしてある。リールは、D社のロッホモア8/9/10で軽いのがいい。ラインはスカジット用の600グレインを改造したもので、チップはタイプⅣのシンキング。もちろんフライは、専用をタイイングした。
フック・サイズ3/0のチューブ・タイプのストリーマーでボディは、主にスリンキー・ファイバー。シングーに多いレポリヌスをイメージしてマッキー黒で縞々に塗った。長さは、14センチほど。
増水期だと90馬力の船外機ボートでサルバ・テーハまで2時間弱で到着できる。いつものように河畔のカピシャーバ家を訪ねてお土産を渡す。娘のジョゼアーニには、いつものチョコレート。彼女は、一昨年くらい前までガキまるだしだったけど、最近は色気がついて胸も大きくなった(笑)なぁ。そういえば、来年1月の15歳誕生日に招待されているんだっけ。
早々にカショエイラ・サルバ・テーハに入ってみる。まずはカショーロの活性を見るためミノーを試してみると、まずまずの状況だ。明日の早朝は、フライでやってみようじゃないか。
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5月始めころのXINGU・1
いやはや、ブログをまた長期に中断しちゃったね。生きてますけど(笑)。さて、もう5ヶ月も前のお話しをになっちゃうね。まあ書くことがムーチョ溜まってるから、ペンディングを一つずつ削っていく。
カショーロ・オン・ザ・フライ・その1
3年ほど前、ペルー・アマゾン、イキトスのアジトをからくも脱出した後、泥流のアマゾン本流をパラ州のサンタレン経由でポルト・デ・モスまで定期船で3千キロくらい下って、シングーをヴィットリアまで遡った。ヴィットリアからアルタミラまで陸路で1時間弱である。昔の熱帯魚仲間だったダリンタのデポに居候を始めたんだけど、そこで旧アミーゴとも呼べるジョアンジーニョに会った。30年も前に怪人がインペリアルゼブラを発見した直後、秘密採集の隊員に選んだ漁師である。彼が住んでいる家は、サルバ・テーハの付近にある。新機軸としてシングーのフィッシング・ポイント探索を考えていたオレは、今の時期(1月の増水期だった)、カショーロ釣れるポイントってあるかなぁ?……、とジョアンジーニョに聞いた。彼の答えは、カショエイラ・デ・サルバ・テーハがベストだぜ。
居候時代の怪人
2月に入って、これまた古い時代にアミーガだったファッチマに市内で会った。オレがアルタミラに戻ってきたのを喜んでくれて、一緒にサルバ・テーハに行こうって誘ってくれた。彼女は、かの地に牧場を持っている。これで行動の駒はそろった。
同年、サルバ・テーハに数回の釣行に及んだ怪人は、時期別にポイントを把握していく探索を繰り返した。そして水位が高い時期、すなわち2月~5月、ジョアンジーニョの言葉通りカショエイラ・デ・サルバ・テーハがカショーロのハイ・ポテンシャル漁場であることを確認できた。翌年5月のこと、酔釣拳の師範ヤマ師(現・AMAT大阪支部長)一行を同ポイントに率いて結果を出せた。その翌年は隊員は来なかったけど、単独釣行でTL(トータル・レングス=全長)95cmがでた。そして今年、5月初旬。怪人は、フライ・ロッドをかついでシングーを遡行した。まあルアー・タックルもあったし、エサ釣りタックルもあったけど(笑)。
釣行目的はいくつかあったけど、第一位はカショーロをフライ・フィッシングで釣ること。ルアーやエサでアマゾンの多くの怪魚&大魚をやっつけている怪人は、それらをフライでも釣る、三階級・異釣法・完全制覇(?)を目論んでいるのだ(笑)。ピラルクは、すでにフライで落としている。次のターゲットは、カショーロに決まっている。
続く
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