KA(カー)
<<KA(カー)>>
ラスベガスには、各ホテルで行っているショーがある。
ブルーマン、サーカス、O(オー)etc.
その中でも人気なのが、今回我々が行く「KA(カー)」だ。
午後6時、この日のために準備したドレスを纏った紳士淑女たち。
もちろん我々8人の事です。
ホテルに集合して、「KA」の会場MGMに向かった。
入り口からカジノを通過してその奥に会場はあった。
まだ少し時間があったので、軽く食事をした。
6時40分入場した。
会場は、1000人ぐらい収容できるだろうか、薄暗くすでにショーのセッティングが完了していた。
この「KA」のために作られたセットだ。
席は、前から5列目中央だった。
時より放たれる炎の熱が伝わってくる。
開演10分前、会場は8割ほど埋まった。
プロローグのショーが始まる。
頭の上でワイヤーに吊るされた人が会場内を行き来する。
自ずと気持ちが高まってくる。
「KA」はシルクドソレイユのショーで空中を飛び交ったり、紐にぶら下がって踊るショーだ。
7時開演。
内容を言うと見てない人に申し訳ないので言いませんが、とにかく凄かった。
ストーリーはあるのですが、それぞれの演技が素晴らしい。
あんなこと出来るの?
え、危ない!
美しい!
そんな感動の連続でした。
中には、日本人も純主役のような役で出演していました。
日本でも紹介されたバトンの名手です。
日本人がこのような役をしているのは「KA」だけだそうです。
目の前で繰り広げられる感動の演技に思わず時間を忘れ、アッと言う間の1時間半が終了した。
最後には、我々の旅の終結を祝うかのような花火が打ち上げられた。(勝手にそう思う)
室内での花火は初めてでした。
日本ではありえない。
カーテンコールでは自然とスタンディングオベーションが起こり、勿論我々も一緒にブラボーと叫んでいた。
ラスベガスでは、カジノもいいがこれらのショーもお勧めです。
私は、もう一つのシルクドソレイユの水のショー「O(オー)」も見たくなった。
次回は必ず見たいと思う。
感動がいえないまま我々はホテルに戻り、そのまま最後の夕食を共にした。
長い一ヶ月の旅でしたが、気づいたらもう終わり。
言われるがままの旅ですが、女性にとっては大変な旅だったと思います。
普通の人が体験できないようなことの連続で、辛くもあり、感動もあり、楽しさもありの旅でした。
最後まで一緒に旅をしてくれた皆さんに感謝です。
夕食後は、最後のラスベガスの夜をカジノで過ごした。
結果は、それぞれ聞いてください。
マチュピチュの神アプーのお役も間もなく終了いたします。
この思い出を少しでも皆さんにお伝えできたことを感謝いたします。(出来たと思う)
ブログを通じてしかお伝えできなかったが、いつも我々の安全を願ってくれた日本の皆さんに感謝です。
この旅を実現させてくれた全ての皆さんに感謝いたします。
「ありがとう」
なお、ブログには書けなかったエピソードは山ほどあります。
帰国後、写真と共に、それぞれ土産話として聞いてみて下さい。
グランドキャニオン
<<グランドキャニオン>>
地球上には不思議な事、不思議な場所が数多くある。
今回我々が旅をした場所の中にも数多くあった。
ナスカの地上絵、クスコ、マチュピチュ遺跡、アマゾンの大自然、イースター島etc.・・・。
そして今回のグランドキャニオンもその一つだ。
何億年前に隆起した大平原をコロラド川が抉り取った。
その規模は、高さ4000フィート(1200メートル)というからスケールが違う。
このコロラド川の下流にベイクルという場所がある。
そこにはナスカの地上絵と同様、地上絵がある。
その地上絵はインタリオと呼ばれ、ナスカの地上絵が線で描かれているに対し、人などの形が抉り取った形(神の型?)を表したものだ。
アメリカインデアンはそこを守り、そこで神に祈りの儀式をささげるそうだ。
今回の旅の最終章。
我々は、インタリオあるコロラド川の上流グランドキャニオンでセレモニーを行う。
朝6時15分、迎えのバスが来た。
グランドキャニオンまでは、小型飛行機で行く。
その空港までバスで約1時間。
空港に着いた。
小型セスナに乗ってグランドキャニオンに向かう。
セスナに乗るにはバランスが必要だ。
前回のアマゾンでもそうだったが、全員体重を量らなければならない。
みんなは、アマゾンでダイエットした身体もこのところ戻りつつある。
心なし冷や冷やしながら無事軽量終了。
これによって席が決められた。
そういえば、H氏は今回の旅で何回も飛行機乗って慣れてしまったようだ。
セスナはラスベガスを遠めにグランドキャニオンに向かう。
上空から見る地形は砂漠化した平原だ。
高い木は一本も見えない。
そこに青く流れるコロラド川とダム湖がくっきりと現れている。
かつてはインデアンが住んでいたというが、とても住めそうには思えない。
ラスベガスもそうだが、自然と人の共生と生命力を感じた。
グランドキャニオンに到着。
ここからコロラド川まで6人乗りのヘリコプターで下っていく。
我々は2手に分かれて乗り込んだ。
初めてのヘリコプターにわくわくする人、高いところが苦手な人。
さすがのH氏も緊張気味だ。
ヘリは一気にグランドキャニオンの谷間に入っていった。
キャニオンの壮大な壁が目の前をさえぎる。
しばらくしてコロラド川の川沿いのヘリポートに着陸した。
小屋があった。
キャニオンには日陰がない。
小屋に入ると日差しをさえぎり暑さはしのげる。
一旦外に出ると、夏の日差しは肌をじりじりと焼きつける。
砂漠の厳しさを垣間見た。
我々は、乗り合いのボートに乗ってコロラド川を周遊した。
いよいよ最後のセレモニーだ。
船が止まった。
今回の周遊の最上流だ。
此処がポイントだ。
K氏とG氏は無事役割を果たした。
ヘリは元の空港にみんなを運び、我々はグランドキャニオンを後にした。
我々が帰る時、多くの観光客が空港をごった返していた。
グランドキャニオンの人気の高さを感じさせた。
私もそうだったが、一度は訪れてみたい場所なのだろう。
「なぜ此処なのか?」考えてもわからない。
我々の旅は、常にそうだ。
ただ、導きにしたがってそこに行き、そこで行う。
そして、いずれその意味を知らされる。
全てを受け入れる。
そんなミステリアスな旅が間もなく終了する。
午後2時、ホテルに着いた。
今夜はベガスの人気ショー「KA」を見る。
それまで、みんな自由行動だ。
何人かは、ラスベガスにあるジェットコースターに乗りに行った。
H氏も誘われて向かった。
大した高低差はないのだが、ビルの間を走っているのと、ちょっと老朽化していることもあって結構スリルがある。
1時間ほどでホテルに帰ってきたH氏は、もう2度と乗りたくないと言っていた。
みんなは暫くホテルの部屋で休憩した。
ラスベガス
サンチャゴから13時間。
途中リマによってロスアンジェルスに着いた。
ロスはさすがにハブ空港チェックインする人の数が多い。
トランジットの2時間があっというまに過ぎてゆく。
アメリカは荷物や身分証明のチェックが厳しい。
靴を脱ぐのは当然。
みんな慣れたもので、スムーズに荷物チェックを終えた。
エスタも日本で登録済みだったので助かった。
ま、ここでもちょっとしたトラブルがありましたが・・・・。
無事入国し、ラスベガスに向かった。
ラスベガスは、砂漠の中にあるカジノの町。
年間2400万人が訪れるそうだ。
空港に着くと、構内にガイドがいた。
荷物受け取り場までは誰でも入れるそうだ
アメリカは、こういう所は自由らしい。
日本ではありえない。
空港に着いたら待合所にゲーム機が。
荷物置き場にもゲーム機が。
カジノの町を漂わせる風景だ。
待合時間の暇つぶしの為か、観光客に1ドルでも多く使わせるのか・・・いずれにしてもラスベガスならではだ。
重い荷物を受け取りホテルへ。
荷物は出発当時16個あったが、食材等が減ったので10個になった。
しかし、一個の荷物の重さは30キロを超えるものもありポーターさんも大変だ。
ホテルに着いた。
ホテルは、ベネチアンホテル。
ベニスをモチーフにしたホテルだ。
無料券でゴンドラに乗って楽しみました。
どのホテルも、テーマを持って作られており、その遊び心が我々の心を楽しませてくれる。
どのホテルも行き来が自由だ。
また、どのホテルにもカジノがあり24時間、これも誰でも行き来できる。
娯楽の町らしい。
我々は、チェックイン後、カジノで昼食をとり、治療組みと市内観光組みに別れた。
ラスベガスの夜は長い。
果たしてアメリカンドリームは起こるのか。
何人かの目が輝いていた。
明日はグイランドキャニオンのセレモニー。
早起きだ。
寝不足が心配だ。