田縣神社の豊年祭(小牧市) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

酔った勢いで買ってしまった青春18きっぷを使用して、前から計画していた田縣神社の豊年祭に行くことにしました。
 
開催は毎年3月15日。
 
各地のお祭りで、日曜とかに合わせることが多く見受けられますが、神事やお祭りは、曜日よりも日に意味があるものなので、そういうのを守っているこの豊年祭は素晴らしいのです。
 
とはいえ、祭りとなると人手がいるので、野良仕事をしていた昔とは違って難しいので、一概に否定はできんのですけどね。
 
祭りの日は変わってしまっても、神事はその日にやってるとこ多いんじゃやいかなぁ。
 
電車載ってる時間が長いので、ほとんど寝てたわけですけど、米原で乗り換えて関ヶ原越えたあたりから電車が遅れだしまして、樽井駅で全く動かなくなりました。
 
停電の影響で、再開未定ってことでしたので、待ってても仕方ないと、樽井駅で止まっていたのを幸いに、南宮大社寄ってきたのですが、戻ってきてもまだ動いていない。
 
結局一時間半ぐらい止まってたんかな、米原方面の電車が先に来るようでしたので、帰ろうかと思ってたら、大垣方面のやつ動くってアナウンスが。
 
とりあえず思考を停止して乗り込みまして車内で考えます。
 
計画変更して尾張一宮ふたつ回ってこようと思ってたんですけど、男根友達からの激励により、行くべきは豊年祭だわなと思い、行くだけ行ってみることにしました。
 
そりゃそうよね。一宮はいつでも行けるけど、豊年祭は一年に一度やからね。
 
御輿の巡行は14時からってことでしたので、その出陣式みたいなやつの前に御旅所で待機している御チン体をじっくり観察するのが一番の目的であったので12時半までに着きたかったんですが、遅れまくりましたので最寄り駅に着いたのが15時前。
 
神社方面に向かう人よりも戻って来る人のほうが多かったし、もう御輿も宮入りしてしまったんやろなぁって思いながらも足早に向かいます。
 
ん?なんか見えるぞ。

 
これ田縣神社の鳥居前なんですけど、神社前に到着したばかりっぽかったです。
御旅所は毎年変わりまして、今年は近いほうの神明神社ということでしたので、すぐ到着するものと思ってたのですが、かなりじっくり練り歩いてきたようです。
 
タイミング良すぎ。
 
まだここにいてました!
宮入り間に合った!
 
巡行の終わった後の境内散策の記事もありかと思ってましたが、これならレポートできますよ。
 
鳥居前で御チン体をぐるぐる回すパフォーマンスがはじまりましたので、動画も撮りましたよ。
 
この人込みの中どうやって中にはいろうかな?
平日でもこれほど人が来てるとなると、日曜なんかになった日にゃえらいことなりますよ。

屋台とかあるほうから回り込んで行ってみますかね。
皆さんその場に立ち止まって神輿が来るのを待ってるので、隙間を縫うことができ、少しずつズレながらいい位置に割り込みました。
 
こういう位置取り得意かもしれません。
 
なんの根拠もない、このあたりが良さそうと思ったとこで待ってますと、ドンピシャでしたよ。
 
鼓舞するかのように上下に揺らします。
御チン体って言ってますけど、大男茎形というそうです。
 
ここでも動画撮っておきました。
御輿に詳しい男根友達によりますと、担ぎ手がピンと腕を伸ばして御輿を上げた状態を『差す』といい、上下に揺することを『揉む』というそうです。
 
てことで、『男根を差して揉んでる動画』だそうな。
 
あと、回してもいましたね。
 
男根パフォーマンスは続いてましたが、皆がそちらに注目しているうちに、さらに本殿の方に移動します。
 
ここで、豊年祭について簡単に説明しておきます。
 
道祖神祭と田楽祭が合わさった、五穀豊穣、子孫繁栄のお祭りです。
 
行列は猿田彦を先頭に、男根を描いた大幟、長さ40cm程の男茎形(おわせがた)の供物を奉持した婦人、祭神御歳神の御神像を納めた鳳輦、建稲種命の御神像を納めた御前御輿、長さ2m余り直径60cmの木製丹塗りの大男茎形(おおおわせがた)の御輿、楽を奏でる伶人、大榊、木遣衆などが連なり、街道筋を埋めた数万人の大観衆が見守る中を渡御します。
 
さらに前に二基の神輿がありまして、これらが建稲種命の御前御輿です。
中に御神像が乗ってるのですが見えません。
 
出発前に御旅所で待機している時は、近くで見ることができたようなので残念です。
 
こちらが御歳神の鳳輦。
ここからは見れないので、さらに先の拝殿前に移動します。
 
拝殿前にもすでに待ち構えている人はたくさんいましたけど、それなりに見やすいとこに入り込みました。
 
ひとつ失敗を挙げるならば、逆光だったってことかな。
 
ロープ張られてるので反対側に行くには鳥居出て入り直さなあかんので仕方ない。
 
人の頭の隙間から猿田彦見えたのでズームで取りましたが、画質悪すぎますね。
ここまで先導してきて、時間まで待っている猿田彦です。
 
さらに人の隙間から、御チン体持った女性発見。
到着遅かったので写真は無理かと思ってたのですが、隙間からピンポイントでのラッキーさ。
 
カメラ向けてるのに気づいて笑顔でポーズしてくれました。
巫女さんではなさそうで、十日戎の福娘のように一般応募っぽいです。
 
なんにせよ、この日一番の女神様でした。
 
猿田彦動き出しまして、入っていきました。
 
続いて雅楽演奏の伶人たち。
 
そして幟。
 
この幟の絵が素敵すぎます。
警備のために警察官も多数動員されてましたが、このような絵や御チン体は注意されないのですよ。
 
神事ですからね。
 
御歳神の鳳輦も続きます。
 
その後ろに建稲種命の御前御輿。
 
こちらに気をとられてましたら、『神様降りてきた』という声がしたので振り返ると、御歳神の御神像が降ろされて本殿に入っていくところでした。
例年の画像見てますと、もっとマネキンっぽい御神像だったのですが、今年、神社所有の絵などから本来のお姿に復刻されたようです。
 
建稲種命の像は新調されてないようで、マネキンぽいままのようでした。
 
建稲種命の像は降ろされることなく、御輿ごと拝殿に入っていきました。
 
そしていよいよ大男茎形の番です。
 
拝殿前でも、差して揉んで回しまくってから、拝殿に突入。
見物人から聞こえる『入るかな?』『当たってるよ!』『擦れてる!もっと下!』などの声が、別の意味に脳内変換されてしまいます。
 
無事入りました。
 
人も散っていきましたので、拝殿正面に行くことができましたが、中は見られませんでした。
これから神事が行われますが、まったく見えないので境内散策に行きます。
 
境内散策といっても境内の御チン体は前回満喫したのと、時間も限りがありましたので、この日しか見ることができないものを見に行くことにしました。
 
あちらは餅まきが後程行われる場所のようで、かなりの人が待ってました。
そこは行くつもりなかったのでスルーです。
 
チョコバナナ
そう!境内にはこの日しかお目にかかれな珍なものを売る屋台が出店しているんですよ。
 
お隣は珍宝焼
 
電車の遅れのせいで何も食べてなかったので、ひとついただきました。
 
粉もん生地をめくると、まさに珍宝焼でした。
 
ネットでよく見かけるのですが、常連さんなのかな?
外国人女性のようでした。
 
そしてこのようなものが売られてました。
『奉納品とかでは見かけるけど、実際に打ってるとこ見るのはじめてやわ』と、店のおっちゃんに話しかけましたら、『うちとこも、年に一回ここだけ出店してるんです』とこのと。
 
写真も撮っていいってことなので、物色がてら撮りました。
料金わりと良心的。
 
迷うなぁ。
でもコレクションとしては小さなほうがいいしってことで、これにしました。
 
お地蔵さんですよ。
 
もちろん、ひっくり返すとアレなやつ。
 
これにて田縣神社の豊年祭のレポートは終わりです。
 
かなり予定が狂ってどうなることかと思いましたけど、ほんと行ってよかったです。
 
楽しすぎます。
 
次回はなんとしても御旅所での撮影を目指したいです。
 
それと、大男茎形を担ぐのは厄男だそうで、厄が明けた男達が祭りの手伝いをしているのですが、その組織名は『男茎会』といいます。

この名の入った手ぬぐいを皆さん首に巻いてたんですが、ほんとはその手ぬぐいが一番欲しかった。

僕も会作ろうかな。

『根陰会』とか。

境内の様子などは、前回訪問した時の記事でお楽しみください。

 

帰りはさすがに新幹線使って帰ったのですが、なんて快適なこと。

 

大阪ついてから見ましたら、まだこんなに混んでるようです。

早く帰っててよかった。
 
そして当然、これにリンクしときます。