飛鳥坐神社のおんだ祭(高市郡) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

京都の寺社巡りはまだまだ続くのですが、

 

鉄は熱いうちに打て!

 

男根は硬いうちに・・・以下自粛!

 

というわけで、2月4日の話を挿入します。

 
2月の第一日曜日に行われる祭といえば、みんな気になる『おんだ祭』です。
 
飛鳥坐神社で毎年行われている神事なのですがコロナ禍で中止されてて、四年ぶりの開催となります。
 
次こそは行こうと決意してからコロナ禍に入りましたので、四年間この日を待ち続けていたとも言えます。
 
例年よりも開始時間が早いとのことでしたので場所が取れるか心配しながらも、なんとか見れるだろうと余裕かまして近鉄橿原神宮前駅を降りました。
 
明日香村を回る時はいつもレンタサイクルを利用するのですが、この日は巡回バス、通称『赤カメ』を利用するためバス停に向かいました。
 
バスの時間まで30分以上ありましたので待ってますと、次から次へと人が集まってきて、結局寿司詰め状態でバス出発です。
 
まさか、おんだ祭目当ての人らばかりじゃないよねって思ってたら、最寄りのバス停でほとんど降りて、みんな神社のほうに歩いてます。
 
やはり人気ありますね。
 
足早に神社に向かってますと、手前の道路にいたよ、天狗が。

これも見たかったのですが、神事の場所取りしてたら見られへんなって思ってたので、見れてよかったです。
 
ささら状にした竹の棒で容赦なく尻を叩いていきます。
男性よりも女性に対して強く叩いてる印象がありました。
 
子宝とか安産の御利益やから、そうなるのかな。
 
僕もお尻に一発もらってから飛鳥坐神社に入ります。
出店も数軒ですが出てました。
 
飛鳥坐神社といえば陰陽石ですが、この日は混雑してるため見て回るのは諦めました。
多くの人が、この横のおもかる石はさわるのに、左右の陰陽石には見向きもしないのが残念です。
 
神事開始の30分ぐらい前でしたが、よく見える場所とれました。
逆光気味ですが我慢しよう。
 
あとは始まるまで、ここで立ったまま待つのですが、これが一番つらかったです。
 
飛鳥坐神社のおんだ祭りは、西日本における三大奇祭のひとつと言われていまして、人気のお祭りです。
 
後ろにも人で埋め尽くされた頃、宮司さんを先頭に翁が入場してきます。
神事開始時間まで少しあるのですが、時間通りに始めるためのことですかね。
 
続いて天狗と牛も入場です。
 
この牛が怖いのよ。
 
場を清める意味合いなのかわかりませんけど、天狗と翁がささらで叩きまくってました。
 
地域の偉い人らが着席して、これからが神事の始まりです。
 
お隣の女性は次期宮司さんだそうです。
ちなみに宮司さんの姓は『飛鳥』です。
 
修祓
 
献饌
その後、祝詞奏上があったのですが、聞いたことがない文言がたくさん出てくる珍しい祝詞でしたよ。
 
玉串奉奠を経て、撤饌。
 
撤饌後、なんかやってるなって思ったら、虫がいたとのことで、つまんで外に出してたようです。
宮司は『クサムシ』って言ってたので、バッタとかの総称として良い言い方されるなって思ってたんですが、『臭虫』だったらカメムシやん!って後から思いました。
 
そして、御田植神事が始まります。
 
翁の鋤を持っての所作です。
鋤を使って畦を鋤いてるとこだそうです。
 
牛出てきました。
 
田起こしです。
 
牛に引かせた農具で土を起こしていきます。
 
代ならし
地ならしだそうです。
 
宮司となんかやりとりしてましたけど、なんか大事な儀式だと思います。
 
牛に鋤を引かせて、畦作りをして田の完成です。
 
宮司による籾撒き
スマホカメラのシャッターのタイムラグ計算して、上手い具合に撮れました。

その後、苗に見立てた松の葉を束ねた苗松を植えていきます。
 
翁、天狗、牛が苗松を手早く回収して、見物客に投げていきます。
縁起物なんでしょうね。
 
そして、翁、天狗、牛は一旦退場します。
 
ここで一息、巫女舞です。
 
曲は浦安の舞でしたよ。
 
巫女さんの束ねた神に熨斗がつけられてるでしょ?
これまであまり気にしてなかったのですが、すぐ後ろの男女二人組が、なんで熨斗つけてるんやろって話ししてたので考えてみました。
 
神への捧げ物ってこと、いわば生贄ですよ。
そう考えると、神妙な表情も憂いの表情に見えてきて、考えさせられるものがありました。
 
そしてお待ちかねの第二部は夫婦和合の儀です。
 
地面を叩きながら翁を先頭に戻ってきましたよ。
 
写真だけ見てたらスタン・ハンセンの入場みたいに見えますけど、そんな派手じゃなかったです。
今度は牛がいなくてお多福が加わってます。
 
宮司と次期宮司に山盛りのご飯を捧げます。
さきほどの田植えで実ったお米ってことでしょう。
 
次に天狗が、ゴンゴウと呼ばれる竹の筒を股間に当てがって、振り回します。
 
たまにクイッと持ち上げます。
 
宮司の前でもやってましたけど、セクハラっぽく見えてしまいますよね。
この後も見物人に向かってやるのですが、今度は何かほとばしってるんですよ。
 
『なんか出た!』『なんか飛ばしてる!』なんて声が見物客から聞こえます。
 
次にお多福が出てきました。
演じてるのはおっさんですけど、恥じらいの仕草がとても可愛らしかったです、
 
お多福に尻を突き出させた天狗がやることといえば
 
ささらで強烈な一撃!
 
倒れたお多福にすかさずマウントポジション。
 
おっぱい吸ってるように見えましたけど、翁がモザイクの役割りで邪魔します。
 
そして合体。
 
翁の加勢でフィニッシュ
せめて脛毛剃って欲しいってのが正直な感想。
 
股間を紙で拭きます。
 
その紙は、股間を拭いた紙なので『ふくのかみ』と言われて子宝の御利益があると言われます。
 
丸めて見物客に投げてくれますよ。
 
でも軽いものなので、前の方にしか届かずゲットできませんでした。
 
第2ラウンドは、お多福が天狗のお尻を叩いて始まります。
 
今度はお多福が上になろいうとします。
 
しかし、翁に注意されて体制入れ替え。
二回戦もすぐに果てて終了。
 
またまた股を拭いて、『ふくのかみ』を見物役に投げてました。
 
宮司の挨拶で、2024年のおんだ祭りは終了です。
 
その後、餅撒きがありましたが、いい具合に飛んでこなかったので無理に取らないでいたら、前のおっちゃんが一つくれました。
 
境内はかなりの人なので、とっとと出ることにしましたら、鳥居を出たとこに、こいつが待ち構えてて、容赦なく尻たたきまくってました。
牛が一番サイコパス的で怖いです。
 
子供には優しいです。
 
授与所は人だかりできてましたが、神事前に欲しいものは入手してましたよ。
 
おんだ祭期間中のストラップ
 
御守
 
中はこんなん
 
表裏で陰陽です。
 
お馴染みのチンチン鈴は、コレクションとしてはサイズ的に大きかったので求めませんでしたよ。

今回は境内散策できなかったので、詳しくはこちらの記事で。

 

もちろん子孫繁栄関係リンクにも追加します。

 

来週も祭りに行く予定です。