八幡神社(橿原市) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

この前小耳に挟んたのですが、アフリカゾウのメスで牙のない固体が増えてきてるみたいです。

なんでも象牙目当ての密猟者に殺されないための進化のようなものらしいのですが、殺されるのが牙があるためってDNAは認識してるのだろうかってのが非常に疑問なんてますよ。

でもありえるのかなって思えることとして、擬態ってのがあります。

獲物を捕りやすくするためや、身を護るために、他の動植物に体を似せるものですが、これも自分でどうこうできるものではなく進化のひとつであるとしか考えられないです。

こういうのとは話が違いますが、信仰上、他からの迫害を回避したり、金儲けの手段としての擬態も存在しますよね。

キリシタン燈籠とかマリア観音も擬態と言っていいでしょう。

畝火山口神社の後は、そんなことを考えさせられた神社に向かいます。

Googleマップで場所はわかったのですが、畝傍山の裾にあるため、どの道からアプローチできるのかわからなかったので、行けそうな道を探しながら歩いていきました。

そろそろこの辺りかなって思ってたら、前を足早に歩いてた女性が、右の道に向かってお辞儀して通り過ぎたんですよ。

これ間違いないやつやと思ったので、こちらの道を行くことにしました。

神社があるって知らなければ、まず立ち入れないような道です。

すぐに神社に到着です。
畝傍山の北麓に鎮座しています。

意図的に切断されたかのような断面の石。

こちらのは年号刻まれてましたけど、元は何だったのだろう。

拝殿

その奥に穏田
御祭神は八幡神社なので應神天皇ですが、元々は八井神社と呼ばれていて、神八井耳命の陵墓であると言われてますから、神八井耳命を祀ってたと考えてよさそうです。

神八井耳命は神武天皇と姫蹈鞴五十鈴姫命の御子です。

弟は神渟名川耳命で、後の綏靖天皇です。

弟が天皇を継いだ件に関しては記紀をお読みいただくとしますが、そのことに関して当時は末子相続であったという原田常治氏をはじめとする説は利に叶ってて、当時は目から鱗でした。

その後継ともされる小椋一葉氏の書作も読みましたが、そのうちに結論が決まってることに関しての検証になってしまい、強引すぎて矛盾点だらけになってしまいました。

学会で受け入れられない説を立証するために躍起になるのはわかりますが、なんでもかんでも強引にいったらあかんのです。

話が脱線しました。

いや、神社ブログとしては脱線してませんけど、ここへ来た最大の目的からは脱線してるってことです。

目的は拝殿前にありました。

あきらかに陽石です。
冒頭の擬態の話がここで活きてくるわけですが松茸に擬態してます。

松茸に擬態したところで松茸も男根形なので大した効果はないですし、そもそも松茸って男根の隠語として使われることが昔から多いです。

いきなりですが、尼津彦劇場のはじまりはじまりー

村人『お役人様、このだびはどのようなご要件でございましょうか?』

役人『皆も知っての通り、今や文明開化の世となり、我が国の悪しき風習を正さねばならぬゆえ、そのための見聞である。』

村人『お勤めご苦労さまでございます。畏れ多いことながらこの村にはそのような悪しき風習はございませぬ。』

役人『ならば聞くが、この社において卑猥なる物を崇めているというのは、悪しき風習ではないと申すか?』

村人『いえいえ、そのような卑猥なる物など、この村にはございませね。』

役人『ならばこれは何だと申すか!』

村人『こちらからご覧ください!茄子でございます!』