今回はBCLの注目チームや優勝予想について。
昨季決勝はこちら
BCLは先日最終枠を決めるプレラウンドが終わり、全32チームが揃った。
32チームが各グループ4チームの8グループに分かれて上位2チームが2次ラウンドに進む例年通りの形式。
各国から参加しているチームが多く、既に各国リーグの特集記事で触れたチームも多いので各グループの勝ち上がり予想と触れてない有力チームについてを以下で見ていきたい。
Aグループ
かなりレベルが高そうなグループ。
ナレースのいるルマン、ラグランドのいるペリステリ、タイビーのいるヴォルケーノ、昨季スペインお国王杯王者のウニカハがいて激戦区の予感。
ウニカハの勝ち抜けは高確率だと思うが、2チーム目の勝ち抜け予想が非常に難しい。
迷うが、バックコートとフロントコートに強力な選手がいるルマンとウニカハの勝ち抜けを予想。
グループB
大会レベルでもスター選手が少なく、良くも悪くも平均的なチームが揃ったようなグループに見える。
チェコから参戦のオパヴァがサプライズを起こしてくれたら面白いが難しそう。
インサイドで強いエチェニケとシュートの上手いレイノルズのいるプロミセアスと個人的に大注目のリバウンダーであるゴーラムのいるリータスの勝ち抜けを予想。
グループC
BCL上位常連のテネリフェだけでなく、他のチームにも有力選手が多くて激戦区になりそうなグループ。
マイナーリーグから参加のリーガにもベルターンズがいて注目選手も多い。
明らかにリスティッチやシェルマディーニなどオーバースペックな選手の多いテネリフェとブレイクスとエマニュエルでバックコートとフロントコートにスコアラーを揃えたショレの勝ち抜けを予想。
グループD
強豪リーグからの参加チームはないが、主要リーグでも活躍しそうな選手が所属するチームもある。
イタリアのサッサリとギリシャのアテネの勝ち抜けをよそう。
サッサリはずっと日本に来てほしいと思っていたマッキニーがまさかの加入で一気に注目株に。
アテネは以下リンク記事GBL特集でも述べたが、ランドル、クズミンスカス、マクレー、カベンゲレと凄まじいタレント軍団になっており大会全体でも優勝候補になり得そうなチームと言える。
グループE
マイナーリーグから参加のオーステンでやBCLで準優勝経験もあり復権を狙うカーシヤカなどが混在するグループ。
勝ち抜け予想はそのままオーステンデとカーシヤカ。
オーステンデはベルギーから参加のBCL常連チームで以下リンク記事で秋田に加入を予想したジレットなどを擁する。
カーシヤカは以下リンク記事でも述べた通りマッカラム、ブラウン、マーティン、ヒリアードと錚々たる選手が揃っており、ヒリアードに関してはユーロリーグチームでも主力になれる選手でBCLではオーバースペックにも程がある。
ヒリアードがBCLでどれだけ大暴れするか楽しみである。
グループF
主要リーグからの参加チームのみで構成されるグループ。
昨季のBCL王者でBBLレギュラーシーズン1位ののボンは主力をゴッソリ抜かれるなどチームが様変わりした点で注目かもしれない。
勝ち抜け予想はトルコBSLから参戦のブルサスポルとスペインACBから参戦のブレオガン。
ブルサスポルはBSL特集でも述べたようにフロイド、ヤング、ブラウンとガードとフォワードが優秀な選手で構成されている。
ブレオガンはBCLでもACBでも強いイメージはなく、飛び抜けた選手もいないが平均が高い印象。
サジャスはフィニッシャーとして優秀なので効率的な得点が期待出来る。
グループG
プレラウンドから勝ち上がってきたマイナーリーグのベンフィカや資金力抜群のガラタサライなど様々なチームが集う。
ベンフィカには個人的に注目しているドレクセルなど有力選手がいるが勝ち上がりを期待するのは難しいかもしれない。
勝ち上がり予想はトルコから参戦のガラタサライとイスラエルウィナーリーグから参戦のハポエル・エルサレム。
ガラタサライはBSL特集でも述べたが、ワルデン、ラデボウ、マーティンなどBCLではオーバースペックすぎる選手を複数抱えており、予算規模的にユーロカップで良いのではと思うようなチームを毎年作っている。
ただ、そんなロスターでもBCLで優勝しているわけではないので単純なものではないことが分かる。
エルサレムは以下リンク記事ウィナーリーグ特集でも述べたようにハンキンスやンドゥールなどビッグマンが特に優秀。
ハンキンスは昨季BCLで大ブレイクしたので今季も大活躍を期待したい。
グループH
有力選手や予算の多さを感じさせるチームが多く、最激戦区にもなりそうな注目グループ。
勝ち抜け予想はスペインのムルシアとイタリアのトルトナ。
ムルシアにはスコアリングガードのエニス、スェーデン代表のハカンソン、オールラウンダーのサントルースがいて強力。
トルトナは以下リンク記事LBA記事でも述べた通りダウ、オバソハン、トーマス、ウィームス、ドームとスタメンが予想される5人が非常に強力でスタメンのみで言えばユーロリーグ下位チームクラスとも戦えそうなメンバーになっている。
バランスで見てもかなり良さそうなので全体で見ても優勝候補と感じる。
勝ち抜け予想に挙げてないイゴケアにも身体能力抜群なガードのムーディー、トーファシュにもウィンストン、ホームズリー、メイ、プレウィット、サキッチなど有力選手がいて勝ち抜けも十分にあり得る。
レベルの高い攻防が見られそうだ非常に楽しみなグループである。
以上見てきたが、BCLに参加するのが反則レベルと思えるような選手も多くいるので、それらの選手がどれだけ活躍するのかという個人視点でも楽しみな大会になりそう。
最後に優勝予想であるが、非常に難しいので迷った末に以下とした。
本命:トルトナ
対抗:ガラタサライ
大穴:カーシヤカ
としたい。
ウニカハ、テネリフェ、アテネも強そうなので例年以上に選びにくく、特に国際大会でも強いスペイン勢を1チームも入れないのは大チョンボかもしれないが、それくらい3チームのメンバーは魅力的かつ楽しみなロスターなので期待を込めて選んでみた。
まずはどのチームが2次ラウンドに進むか楽しみにしたい。