※ジャウメ・コスタはバレンシア語圏のバレンシア出身のため、カスティーリャ語読みのハウメではなくジャウメと表記している。
ビジャレアルはイケチュク・ウチェ、カニが負傷で欠場。マヌ・トリゲロスは発熱で先発回避。試合前にマルカのウェブサイトで確認したところ、何らかの理由で出場できない選手の数はビジャレアルがリーガ最多だった。レアル・マドリードはクリスティアーノ・ロナウドが3試合の出場停止中。
9月にエル・マドリガルで行なわれたレアル・マドリード戦では、カニとハビエル・アキーノの得点で2-2と大健闘したが、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウでは13戦未勝利である。
控えキーパーはフアン・カルロスではなくビジャレアルBの正ゴールキーパーであるアイトール・フェルナンデスが招集されている。アイトールはその姓(アバリスケタ)の通りバスク自治州・ギプスコア県出身で、アスレティックの下部組織をビルバオ・アスレティックまで上り詰めた後の2013年にビジャレアルに加入した。
Villarreal USAは前線にジオバニ・ドス・サントスとジェレミー・ペルベを並べると予想していたが、マルセリーノ監督はジオバニとジョナタンのセカンドトップタイプ2人を並べてきた。
ビジャレアルの招集選手22人
GK : アセンホ、アイトール
DF : マリオ、パンティッチ、ヨキッチ、ムサッキオ、ドラード、ジャウメ・コスタ、ガブリエウ
MF : ブルーノ、エドゥ・ラモス、トリゲロス、アキーノ、モイ・ゴメス、ジョアン・ロマン
FW : ジオバニ、ジョナタン、ペルベ
ビジャレアルの先発メンバー
GK : アセンホ
DF : マリオ、ムサッキオ、ドラード、ジャウメ・コスタ
CH : ブルーノ、エドゥ・ラモス(→57分トリゲロス)
SH : アキーノ、モイ・ゴメス(→62分ジョアン・ロマン)
FW : ジオバニ、ジョナタン(→67分ペルベ)
ドラードのミスからのベイルの先制点(0-1)
6分。レアル・マドリードのフィードに対する左センターバックのチェチュ・ドラードのトラップが大きくなり、また左サイドバックのジャウメ・コスタとお見合いしてしまった。そこにガレス・ベイルが走り込んでボールを掻っ攫い、セルヒオ・アセンホと1対1に。アセンホは動かず待ったが、右肩の上を越されるループシュートを決められた。完全にドラードのミスによる失点。ベイルは相手のミスを読む動き、シュート時の冷静さ、シュートの巧さが優れていた。
ベイルの突破からのベンゼマの追加点(0-2)
24分にはカリム・ベンゼマが追加点。ビジャレアルの左サイドでジャウメ・コスタと1対1になったベイルがライン際までドリブルで持ち込み、ゴール前数mにいたベンゼマに柔らかいクロスを送ると、マテオ・ムサッキオのマークがやや甘かったため、ベンゼマに足を出されて決められた。
左サイドハーフのモイ・ゴメス、左ピボーテのブルーノ・ソリアーノがジャウメ・コスタのフォローに構えていたため、ジャウメ・コスタは縦を切ってベイルを中に切れ込ませればよかったが、中途半端に縦を開けてしまった。ジャウメ・コスタの判断が悪かった。
マリオのゴラッソ!(1-2)
42分にはマリオ・ガスパールがゴラッソで1点返す。右サイドバックから数十mも縦にダッシュし、相手の左サイドバックであるファビオ・コエントランと左センターバックのセルヒオ・ラモスの間でボールを受け、ラモスが接近する前にシュート。ディエゴ・ロペスの長い手も届かないファーサイドのサイドネットを揺らした。
威力、コースともに完璧なシュートだった。右サイドハーフのハビエル・アキーノがボールを保持し、マリオが縦に走って守備陣を突破する崩しはソシエダ戦でも効果的だったプレーである。
ヘセのゴール(1-3)
63分にはヘセ・ロドリゲスが追加点。ピボーテ(誰?)がトップのベンゼマにボールを当て、ベンゼマがダイレクトで後ろにいたアンヘル・ディ・マリアに落とす。ヘセはマリオとドラードの間に走り込み、ベンゼマからのパスを受けたディ・マリアもダイレクトでヘセにパスする、流れるような攻撃だった。ヘセはゴール枠に置きにいくようなシュートが巧かったし、シュートのタイミングもアセンホの予想を完全に外していたように思う。
ジオバニの直接フリーキック(2-3)
68分にはジオバニ・ドス・サントスが直接フリーキックで1点返す。ゴール正面だがやや距離がある位置での直接フリーキックであり、左利きのジオバニと右利きのマヌ・トリゲロスがキッカーの位置に立った。柔らかな放物線を描いて枠内に入ってくる、コースが完璧なキックだった。
ベンゼマの2点目(2-4)
75分にはベンゼマが2点目。左サイドのヘセがディフェンダーを2人引き付け、中央のバイタルエリアにいたベンゼマにパス。ベンゼマはインサイドキックでサイドネットを揺らした。トリゲロスとジョアン・ロマンの若手コンビがヘセを捉えられず、ベンゼマはディフェンダーにコースを狭められることもなくシュートを打った。
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2得点のベンゼマはレアル・マドリードでの得点数を104点に伸ばし、元ブラジル代表ロナウドの記録に並んだという。1得点1アシストのヘセは4試合連続得点、ベイルも同じく1得点1アシスト。レアル・マドリードはベルナベウで無失点を続けていたが、マリオのゴラッソにより無失点は724分で途切れた。
なぜか守備も堅いレアル・マドリード相手に、個の力で2点取った。元々敗北は覚悟の上だろうから、欧州カップ戦出場権獲得に向けて若手が自信を付けた勝ち点0だった。
マルセリーノ監督は試合後に「カニやウチェの欠場でベストからは程遠かった」と語っている。Villarreal
USAは「ジオバニはパサーとしてもスコアラーとしても働いているが、両ウイングのアキーノとモイ・ゴメスが十bんでなかった」としている。ここ数試合は満足なプレーができていないとし、バックラインにヨキッチ(左サイドバック)やガブリエウ(センターバック)を入れることを提案している。
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ところで、アセンホは黒色のユニフォームを着用している。ここまで緑色、青色、オレンジ色、黒色のユニフォームを着用していて、さらにホームとアウェーでの分け方もよくわからない。
第5節 セルタ戦(A) 緑色
第8節 グラナダ戦(H) 青色
第13節 A・マドリード戦(H) 青色
第14節 レバンテ戦(A) オレンジ色
第15節 マラガ戦(H) オレンジ色
第23節 R・マドリード戦(A) 黒色
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2013-14シーズンに直接フリーキックを決めた選手は、マルカによると14選手で計16得点。23節までに230試合が行なわれているはずだから、10数試合で1回しか決まっていないらしい。2得点しているのがクリスティアーノ・ロナウドとガレス・ベイル(レアル・マドリード)。
1得点しているのがアレクシス・サンチェス(バルセロナ)、イヴァン・ラキティッチ(セビージャ)、ジオバニ・ドス・サントス(ビジャレアル)、イバイ・ゴメス(アスレティック)、ペドロ・レオン(ヘタフェ)、パトリック・エベルト(バリャドリード)、ピティ(グラナダ)、エミリアーノ・アルメンテーロス(オサスナ)、アレハンドロ・ガルベス(ラージョ)、ジョアン・ベルドゥ(ベティス)、ビクトル・ペレス(バリャドリード)、フラン・リコ(グラナダ)。