九州と四国は梅雨明けしたが、関西はまだだという。気象庁の慎重さは仕方がないとしても、きせつのうつろいを体で感じる自分自身の感覚では、もう梅雨は明けたと確信している。部屋の窓から入ってくる、裏山からの風の匂いや、空の青さの光の具合は、もう夏だ。


森に続く裏庭の足元に、ドクダミの花が白く光って咲いている。


              
草の中に1歩足を踏み入れると、どくだみのにおいがふわっと立ち上る。


僕は、あのにおいが好きだ。


カラダが浄化されるような、すがすがしいにおいだと思う。

梅雨明けのころに咲くどくだみ。夏を告げてくれる花のひとつです。



同じころ、キョウチクトウが白い花を誇っている。


              
どんな場所でも育つといわれる強健さ。ピンクの花が一般的だが、うちのキョウチクトウは白い。


ブログをしばらくサボっている間に、次々に花が咲き、季節が移っていった。単に”四季”と4つで分けてしまうのはとてももったいないと思う。だから昔の人はたくさんの節季をつくったのだろう。

温暖化と環境破壊が進む現代社会に生きていると、二十四の節季など感じるすべもないが、京都市内でもかろうじてこのあたりでは、節季のうつろいを肌で感じることができる。そして、それぞれの節季があらわす言葉が、ちゃんとその言葉通りに実感できる。


先人の知恵と、すばらしい言葉の感性には脱帽するしかない。


ギブソンJ-50。

楽器店でこいつを見つけて衝動買いしてから3年がたつ。

1963年製のアジャスタブルブリッジの復刻版。

中古で買ったのだが、まだ弾きこまれていないほとんど新品に近い状態だった。

ライブ中に人に倒されてしまったり、野外で使ったりと酷使してる。

部屋でも弦を張りっぱなしでスタンドに立てて置いてある。

そんなラフな使い方のせいか、表面のスプルース材は色が焼けて、ブリッジ下部はうっすら膨らんできた。

あちこち傷もある。

ギブソン特有の薄いラッカー塗装は日本の気候には弱く、四季を重ねるごとにクラックの数も増えてきた。


              

それでも、ギブソンの音が大好きだ。

マホガニー特有の温かみのある音。


ザクザクとした歯切れよいカッティング

フィンガーピッキングの素朴なタッチ

弦はジョンピアーズかDRを使うことが多い。ダダリオもいい。

弦の振動がネックを伝って左手に響く。

ギターが鳴っているという感じがいい。


ただしセッションでのリードだけは伸びのない陳腐な音でいただけないが…。



さて、ギターは音も大事だけどルックスも大事。

このギブソン

やや赤みの強いマーブル模様と薄っぺらな厚みのピックガードが純正でついているのだが、買ったときからどうもこれが気に入らない。何とかならないかなあ…。といろいろ調べてみた。

              
世の中には同じようなことを思う人がいるようで、ギブソンのラージピックガードがネットショップなどで取引されている。しかし1枚約1万円もするではないか。いくらギブソンとはいえピックガードに1万円はちと高い…。


それならいっそのこと手作りしてやれ!と大胆なことをやってしまった。

              
市販のアクリル板をカッティングして、半透明のマーブル模様を手作りしてみた。見本は吉川忠英氏所有のJ-50。誰もたぶん手作りとは気づかないだろう。材料代は2000円ほど。製作期間約5日。

              

ギブソンの純正ピックガードを大胆にも自作で張り替えるという勇気というか無茶と引き換えに、ますますこいつに愛着を持ってしまった。

              

知人が珍しい写真をくれた。
幻の黄色い新幹線。


黄色い新幹線のことを「ドクターイエロー」というらしい。

乗客を乗せることのない調整用の新幹線。

めったに走らない。

いつ走るか、もちろん時刻表にも載っていない

だから幻。


その姿を写真に収めようとマニアたちは情報を集める。


いついつ走るらしい…。


という情報が入ると、その瞬間をじっと線路脇で待つ。


何時間も何時間も。



調整用の新幹線の車体を、鮮やかな黄色に塗ったJRの人も

そんな幻の新幹線を追い求めて何時間も待つ人も

どちらも本当に鉄道が好きなんだなあ…と感心する。