前回からのつづきです。

 

(独身時代のお話です)

 

 

さっき別れたはずの女の子が

ついて来ました。

 

 

 

 

質問しても

スルリと通り過ぎてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

でもまあ、もし道をまちがえてたら

親が連れ戻しに来るはず。

 

 

女の子はわたしを追い越して行くので、

通いなれた道なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とはいえ大通りを過ぎたこの辺りは

薄暗いうえに酔っ払いもいてキケン。

 

 

親御さんが追いつくまで

女の子と一緒に待とうと思いました。

 

 

今、親御さんはどの辺だろうと

後ろを振り返ってみたのです。

 

 

そしたら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

そのとき初めて、女の子が

ひとりだってことに気づいたんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしはすっかり混乱しました。

 

 

でね、この子はわたしとは関係なく

たまたま同じ方向に用事があるだけ

気にしないことにしたんです。

 

 

その結果、

 

 

 

 

 

 

 

わたしのアパートまで

ついて来てしまいました。

 

 

 

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