無知ゆえに綴る詩が
為す意味にも似た
罪と問われるその字の
心なしか寂しく感じる
その理由(わけ)は
そのものが成す力の
境界線の先を想像させる

歴史という事実の
伝えられたその一部に
僕が轍を残すのを
君は ただ
見守ってくれるだろうか

其処に 君は
いるのだろうか

僕の紡ぐ轍が
ひとつの筋として見えれば
僕という生の
僕という無知の
存在意義を示すだろう

去り行くものが
目指すその先に
僕の後姿があるならば
体中から溢れる汗の
乾いた後を見るだろう

さぁ 無知という名の
意味を為さぬその意味を
学ぶ術をここに記そう
無知の知こそ
真の知に至る過程
其処に答えがあるのだから
曇った空から 羽がひとつ
いったい何の羽だろう
僕は気付くことができなかった


空に僕は何を見ただろう
果てしなく続くその先に

青かった 眩しかった
何もかもがそこにある気がした
絶対的な力が 説明のできないものが

空へと飛び立つことを夢見た
あるはずもない翼をはばたかせて


飲めない酒を飲んで浮かれて
大人になったつもりでいる

疲れた顔して空を見上げると
曇り空が微笑みかけていた

ちょっとだけ空が近くに見えた



白い羽は風に吹かれて
空の彼方へと飛んでいった
詩共同作成掲示板にて作成された詩です。
文章の著作権はそれぞれの作者に帰属します。
無断転載厳禁


文章の作者は

一段落目:永瀬
二段落目:永瀬
三段落目:たか
四段落目:unive
五段落目:Ko-Ta
六段落目:unive
七段落目:永瀬

【敬称略】
となっています。



■ 夢遊病 ■


こっちおいでと手招く姿
ふらりふらりと近づいていく

ストンとシャッターが落ちる
まっくらだよ 先が見えない

たすけて たすけて
シャッターの中から響く声

タスケテ タスケテ
無常に響く声





その姿を遠目に見る
哀れなその姿を傍観する

運命に逆らえない人間
それを見ているだけの人間

哀しい時間
哀しい空気





我にかえった
このままでいいのか いいのか
ううん そんなことはないはずだ
だけど いけない いけない
前には いけない

このシャッターこんなに重かったっけ
そんなことを思った





沈黙に時だけが流れ
漆黒が僕をあいまいにしていく
孤独な意識は何もつかめず
もはや手足は何にも触れない

僕は真の孤独を知った

僕を誘った手よ
この体に触れてほしい
僕を誘った者よ
そうしてくれれば、今度は少しの光が得られるのに





光を得て何になるというのか
体に触れる手の
体温を感じて流す涙に
価値を見出すというのか

弱者よ

世界はあなたを待つことなく動いている
あなたが涙の意味を知る頃
世界は随分と遠くに行ってしまうだろう

弱者よ

孤独を知るのならば
二度と光を得ることは出来ないのです

涙は光で輝き
心に落ちる
その奥に隠された闇を知る者は二度と
涙溢れさすことはないからです





孤在に沸き立ち
発狂へと離散した



この体に君の響きが伝わる

深海に置き去られた潜水士
地中に生き埋められた炭鉱夫
命綱の切れた宇宙飛行士

孤在に沸き立ち
発狂へと離散するあの孤独から
僕の意識を呼び戻し
母親の胎内に響いた拍動のように
君の声が僕の存在を繋いでいく

涙の音が聴こえるほどに
眩い光が目蓋を照らしたかのよう
子宮の中で感じた陽光ならば
僕はまた世界に落ちていきたい

輝く涙は心に落ちた
目蓋を開けば人の波間に投げ出されそう
ただの空気に溺れることなく
もうこの孤独はその間を泳いでいける

このシャッターを見開いて



僕が君に語りかける言葉を探す時





死神は笑った
天使も微笑んだ

この空間はどちらのものか
そんなことを幾度となく考える

打ち消されては現れるその問いに
僕はついに答えを出すことはできなかった

答えがなければ行動はできないのか
行動がなければ答えがでないのか

シャッターはすんなりと開く
頑ななあの意思などなかったかのように

シャッターの先には何もない
概念というものが存在しない空間

【 無 】

今からそこに轍を創る