ホテルの窓から数秒ごとに聞こえてくる波の音が心地いい

後ろには大理石のとんがった山を擁して、正面には珊瑚礁の海と無数の諸島

これがフィリピンの秘境と呼ばれてるエルニドである


世界一周ふらふら軌~3ヶ月目~

パラワンの州都プエルトプリンセサからバンに揺られる事8時間

途中から舗装道路もなくなり、がたがた揺れる車内では赤ん坊が泣き始め、外では大量の土煙を巻き上げながら旧式のトヨタでパラワンの最北端に向う

このバンという乗り物、乗る席によっては最悪なのだ

トヨタのハイエースをイメージしてもらえるとわかりやすいが、そこに人を乗せれるだけ詰め込んで運ぶのがバンである

それでもエアコンのないバスよりは高級な位置づけで、少なくともエルニドに陸路で向うには、このバンかおんぼろバスしかないのだ

短い時間なら我慢するけど、さすがに8時間は無理である

そして今まで何回かバンに乗るうちに一番乗り心地のよい席を発見したのだ

それは助手席

もし助手席を確保したなら、快適な旅路が約束されるはず

とはいえ、乗り合いの性格が強いバン

何時に出発するかなんて決まってないし、一番乗りしたらしたで、満席になるまで待たないといけないのです

今回はバンのターミナルに行くとエルニド行きのバンが3台とまっており、どれも別会社なんだけど、まだ客が誰も乗っていない

一番出発が早そうなバンを探して、すかさず助手席に乗り込む。そんな俺を運転手は「こいつしってんなー」って顔で眺めている

俺が乗り込んだバンはその後すぐ出発したかと思いきや、次から次へと色んなホテルにピックアップに向かい、一時間後には人でぎゅうぎゅうに。日本なら完全に定員オーバーな上に積載オーバーである

更に出発かと思ったら、またターミナルに戻って更に人を詰め込む

さすがに屋根にまで人は乗っていなかったが、客の荷物は俺のも含め、屋根に縛りつけられていた。。。やはり大事なもの(PC)とかは預けずに直接もっててよかった

そしてどんなに人でぎゅうぎゅうになっても助手席に座っている俺には関係ないのである

このようにして丸一日かけて、快適にパラワンを縦断したのである


世界一周ふらふら軌~3ヶ月目~

エルニドはフィリピンの中でもかなりアクセスの悪いリゾート地

観光客は殆ど白人で、フィリピン人は地元の人間くらいしか見かけない

町の雰囲気もかなり安全そうだし、物乞いもいなければ、くさい匂いも漂っていない

とはいえ、やっぱりフィリピンはフィリピン、どこまで行ってもフィリピンなんだなって

建物は殆ど老朽化してるし、町自体が汚い

でも、セブやマニラのような不衛生さは感じられない

少なくとも俺はこういう雰囲気は好きである

そしてこの町の名物はなんと言っても電気である

通電してる時間が14:00~6:00時までの間で、それ以外の時間は常に電気が無い・・・・

しかも停電なんて日常茶飯事で、上記の時間内でも平気で毎日停電するのである

現に今日記を書いてる間にも3回ほど電気が止まった

だから大きなホテルは自家発電を使って、内部電力で停電に備えているのだ

もちろん俺のホテルはそんなものは無いから、停電になれば寝るしかない

フィリピンのホテルはエアコン付きとそうでない部屋に分けられるんだけど、普通はちょっとお金を出せばエアコンつきの部屋に泊まれるのだ

しかし、どういうわけかここエルニドでは、2倍くらい料金に差が出るのだ

その上停電なんて、エアコンつきの部屋に泊まっている人から見るととんでもない話である

もちろん俺はノーエアコン ノーホットシャワー

それでも700P。。。エルニドはレストランにしてもホテルにしても、フィリピンの何処よりも高い

世界一周ふらふら軌~3ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~3ヶ月目~

ホテルからの眺め

さて、エルニドでは何をするか

基本的に日焼けをするのは嫌だから、夕暮れ時にビーチに行って毎日海水浴を楽しんでるんだけど、神々の住む島と言われているエルニドの醍醐味は海水浴ではない

切り立った大理石の山が海に飛び出ている離島なのだ

つまりアイランドホッピング

アイランドホッピングでは以前苦い記憶があるから躊躇してたんだけど、今まで会った旅人が皆良かったって言うから、俺も今一度トライしてみる事にした

エルニドでは何処のツアー会社に申し込んでも一律料金でプランも全く一緒

A~Dまでの4コースあってそれぞれ距離に応じて700P~900P

ホンダベイのツアーに比べると随分安い

とりあえずこれのどれかに参加してみる事と、もう一つ考えたプランが無人島ワンナイトプラン

これはツアーもあるんだけど結構高い

だから自分でプランニング

テントを持って無人島でドロップしてもらって、次の日の夕方にピックアップしてもらう

シーカヤックもレンタルできるらしいから、釣竿とテントとシーカヤックと食料を持って無人島に渡って、2つ日間遊ぶってプラン

船渡し代とシーカヤックのレンタルを合わせても1300P

ホテル代も浮く事を考えると結構安いし、シーカヤックを使えば好きな釣ポイントにいけるし、至れり尽くせりである

ナイスプラン

一番怖いのは次の日ピックアップを忘れられる事かな。。。多分忘れられたら無人島漂流記って本が一冊書けるよ



世界一周ふらふら軌~3ヶ月目~









ちょっと前に日本の友達から忘年会のお誘いがあった

「久しぶり 忘年会やるんだけど来いよ」「え?どこでやるの?」

「新宿 女の子沢山来るぞ!」「行く行く!! 時間は??」・・・・・

と、約束したんだけど、行けなかった事をこのブログで謝らせてくれ

っていか、そんな楽しそうな忘年会に誘わないでくれ。。。。どうせ、行けないんだから。。。。

祖国日本は今とてつもなく寒く、そんな時に俺は南国で優雅にバカンスを満喫してると思われているらしいけど、それは大きな間違いである

確かにここは寒くはないが暑い

実際にはエアコンのないホテルで体をべとつかせて、一個60円くらいで買ってきたとてつもなく甘いマンゴーに共同トイレの洗面所でかじりついているというのが現実である

なぜそんなとこで食べてるかって??

部屋で食べると汁がベットの上に落ちるし、皿もなければフォークもない、皮をゴミ箱に捨てれば通報した警察のように大量の蟻が集まってくる。俺の唯一の砦のベッドが陥落した経験すらあるのだ

しかし、できればマンゴーはトイレ以外のところで食べたいものである


正月の三が日が終わるまでは、バスの本数も減るしホテルの予約も取り難くなるので、パラワンの玄関口プエルトプリンセサを出ない事にしたんだけど、この町、意外と何も無く、凄い困る

ツアーに参加するものいいと思ったんだけど、前回の苦い思いでもあるし、どこも結構高いし

温泉のツアーなんてのもあった

実際そこの温泉はツアーに参加しなくても、自分でトライシクルかバイク借りて行く事が出来る

この糞暑いのに温泉なんて入ってどうすればいいのかわからなったんだけど、湯船になんてもう2日月以上つかってなかったから、行って見る事にした

温泉はホンダ湾の入り口に2件あって、トライシクルで片道150P

150Pで交渉すると行ってくれる人と行ってくれない人がいるので、駄目なら他をどんどんあたればいい。200P出せば皆喜んで行ってくれるので、面倒な人はどうぞ

一軒目の温泉は屋根があり、造りもアジアンコテージ風で内装も綺麗

しかし、この日は韓国人の団体ツアーが貸切にしてて入れず、もう一つ裏にある温泉を教えてもらう

なんだか怪しげな小道を一分歩く事着いたのが。。。温泉??

造りはアジアン風なんだけど、なんか全体的に小汚い

大きなプールのようなものが奥に4つほど見えるけど、お湯は溜まってなく、干上がっており、底には藻が乾いて黒くこびり付いていて実に汚らしい

そして誰もいない。暫く辺りを探索していると一人のフィリピン人が出てきて、温泉はそこじゃなくてこっちだと案内される


世界一周ふらふら軌~3ヶ月目~

外国の温泉はフィリピンに限らず、水着を着用して入るんだけど、水着を着て入ると、温泉に入ってる気がしない。実際客は俺だけだったから、裸で入っちゃってもよかったんだけどね。フィリピン人はそんな事気にしないだろうから

お湯の温度は冷めたラーメンのようにぬるく、俺も冷めたラーメンの麺のようにふやけきるまで入っていた

お湯の中にはなんだか白いかすみたいな物が漂っていて、日本ではよく湯花と呼ばれていて、害はありませんなどの張り紙が張ってあるんだけど

ここの温泉の衛生管理からすると、湯花なのかゴミなのか裁判員のよううに非常に判断に困るところである

お風呂の周りには犬やら鶏やら猫などが徘徊している

ここにはシャワーなんて設備は存在せず、湯船から上がったらそのまま体を拭いて、服を着るしかないのだ

なんだか体が余計に汚れたような気がしないでもないけど、2ヶ月ぶりの湯船には間違いないのである

さて体を清めたら次は年越しである

ホテルのベッドで寝転がってても、暑いし、隣の家の奴がバーベーキューを始めて部屋の中に煙が入ってきて臭いし、そこら辺でカラオケ大会が始まるし、鶏と犬も騒ぎ始めるし、爆竹もうるさいしでとてもホテルにいられるような雰囲気ではないのだ

そこで最近たまに行ってる近くのBARに一杯引っ掛けに行ったんだけど、そこで始めてみる女性店員が働いていて、こいつが困った奴なのである

学生の店員とは飲みに行くとよく話してたんだけど、たまにこの女の店員が話しに入ってくる

そこまではいいのだがなんだか近いような気が。。。。

カウントダウンが近づくと例によってこの店もカラオケ大会を始めだし、例の女が「あなたのために歌うわ」「いや、結構です」

なんだか気に入られたようです

酒を飲みすぎて潰れていると、背中をなで始めるし

最初は面倒だったからほっといたんだけど、いつまでもやってるし、なんだか気持ち悪いから「It' Ok 」柔かく断ったんだけど、しつこいから最後は「Don't touch me!!」と大声をだしたら、びっくりして離れていった

使ってみたかったんだよ、この言葉。効果抜群ですな

その後も電話番号を聞いて来たり、持ってないというと、自分の番号を書いた紙を無理やり押し付けてきたり、そんな紙くずどうしろ言うのだ。お前に電話する用事は一切無い

最後は抱きつこうとしてきたから、おでこに張り手を食らわせて突き飛ばした。はい、俺も相当酔ってました


世界一周ふらふら軌~3ヶ月目~

深夜になると警官が拳銃をぶら下げたまま酒を飲みに来る

そういう雰囲気も好き

こいつらこんな顔して俺より年下なんだぜ!!

女を写真に入れたくなかったから、女に写真を撮らせるグッドアイデア


いちいち日記に書いてないけど、なんだかフィリピンに入ってからこういう事が多い。ここまで激しいのは珍しいけど

彼女たちが興味があるのは、俺なのか俺の銀行口座なのかいまいちよくわからないけど、だんだんお断りするのが面倒になってくる

よくよく考えると、フィリピンで友達になった人も何人かいるけど、それも皆女性だったな。。。これは問題だ

あっ、でも友達は友達だからこういう困った人はいなかったけど

正直な話、たまには男友達と遊びたいです

ちなみに女の番号が書いてある紙くずは、ホテルのゴミ箱の一番底に埋葬しました

どうか安らかに眠ってください





3島巡って1300P

交渉はそこから始まったんだけど、1時間粘っても1100P以下にはならない

1100Pまでは30秒の交渉で下がったのに、残りの59分30秒、いくら粘っても全く取り合ってくれない

つまり最初から価格は1100Pで払いたい人だけ1300Pという価格設定のようだ

この料金設定はホテルでしてもツアーデスクでしても同じ。俺一人じゃなくて何人かいれば更にディスカウントできるかもしれないけど。。。やっぱ一人は何でもかんでも金がかかる

俺は今パラワン島って言うフィリピンの西にある全長425kmの中心地にあるプエルトプリンセサって街に滞在している

そのパラワン島にあるホンダ湾の離島巡りのツアーに参加したのである

俺と同じツアー会社に参加してたのは、他にロシア人夫婦とフィリピーノファミリー6人

朝ホテルまでピックアップされ、ホンダ湾のバンカーボートの溜まり場ルーデス埠頭まで約30分

この日の予定は離島を3島巡り、それぞれの滞在時間は約2時間、シュノーケリングと昼食付きで17時に戻ってくると言う内容であった

ルーデス埠頭について最初に目にしたのは、人人人ボートボート野良犬でごった返していて、いろんなツアー会社の車がぐちゃぐちゃに駐車されている

年末が近いせいかいろんな国の外国人でごった返しているし、たまに日本語も聞こえてくる

ちなみにパラワンまでやってくる日本人は殆どいない、休みの少ない日本人はフィリピンに来ても大体セブまでのようである

ルーデス埠頭では次から次へとバンカーボートが来て客を運んでいくのだが、どうやらバンカーボートはチャーターするようである

俺のツアー会社は手際が悪いようで、俺たちのバンカーボートがいつになっても来ない

1時間まっても2時間待っても。。。来ないのである

ロシア人夫婦は不愉快そうな顔だが、フィリピン人家族は一向に気にせずトークを楽しんでる

郷に入れば郷に従えである。俺もフィリピンの手際の悪さには慣れてるから、フィリピン人家族に加わって適当にトークして時間を潰していた

ようやくボートが来て最初に連れて行かれたのは海のど真ん中にある桟橋

桟橋の先にはブイとロープで囲まれたエリアがあり、ここがシュノーケリングポイントのようだ

久しぶりにシュノーケリングをしたんだけど魚がいない・・・なぜこんなに広い海でわざわざこんなにも魚のいないポイントに桟橋を作ってしまったのだ。。。フィリピンよ

それもフィリピン人家族は写真をとったりで大はしゃぎ、ロシア人夫婦はムッツリ

俺はというと。。。もうどうでもよい

次に向ったのはマングローブで囲まれた小さな離島

滞在時間はなんと30分

多分船の手配に散々手間取って時間が無くなったんだろうな

これがフィリピン式である

フィリピン人家族はシュノーケリング、俺はマングローブ巡り、ロシア人家族はムッツリ

短い滞在のあと向ったのは???島というところ

俺がツアーデスクで聞いた話だと、俺が行きたい島は「スネーク島とパンダガン島」だと言ったらそこは全部含まれてるとの話だったんだけど、今のところかすりもしていない

そしてガイドは今日はこの島で最後だと

なぜ?そうなる?ここはインドか????

最後の島も微妙で、島の先端にでっかく電光掲示板で島の名前が書いてあって、島内にはコテージやらBARやらがそこら辺にある

離島なのに電光掲示板?がっかりすると言うよりは、よくこんところにそんなもん作ったなと呆れさせられるばかりであった

フィリピン人家族はその電光掲示板の前で記念撮影、テンション上がりっぱなし

ロシア人夫婦は持参のラム酒を持ってきて飲み始めた

それだけならいいのだが、皆に勧め始め、ラムを配り始めた

フィリピン人家族は飲めないので、結局俺が代わりに全部飲んでやったんだよ!!

しかもこのロシア人の夫の方、酒を勧めてくる割には全然俺と喋ろうとしないと思ったら、英語が喋れないようである

奥さんに話して奥さんが通訳

ちなみにこの先の記憶はラムのお陰ですっかりなくなっているんだけど

埠頭に戻ってきたのは15時前だったのだけは覚えています

この糞ツアーが!!!

世界一周ふらふら軌~二ヶ月目~