英語で働きフラ語で遊ぶ!ハングルどーする!? -4ページ目

GWはイタリア映画祭へ!「まだ明日がある」

Buongiorno, Yuri♪です。

毎年ゴールデン・ウィーク中に開催の

イタリア映画祭に行ってきました!

コロナ禍以来だから、4~5年ぶり。

 

まずは、「まだ明日がある」

原題:C'e ancora domani

 

あらすじ:

舞台は、終戦直後のローマ。

主人公のデリアは、

義父、夫、3人の子供と暮らす。

夫は、いわゆるモラハラで、かつ暴力的。

寝たきりの義父は口うるさい。

幼い息子2人はやんちゃで口が悪い。

デリアは美しく成長した娘の結婚が気がかり。

ある日、彼女宛に謎めいた手紙が届き

彼女の運命が変わる…

 

とにかくデリアの毎日は大変!

朝食の準備に、義父の面倒を見て

移動看護師の仕事?(患者に注射を打つ)を始め、

繕い物など内職の仕事をいくつも行うも

新入りの男性より賃金は安い。

 

夫があまりに横暴で

娘にも、なぜ家を出て行かないのかと

言われるほど。

でも、女一人、どうして生きていけよう…

 

見ていて、本当に腹が立つほど

理不尽な人生だった。

彼女に腹が立つのではなく、

あまりにも女性蔑視な男どもや

そんな世の中のしくみに大いにムカついて見てた。

 

そんな中、一通の手紙。

デリアはこの手紙を大切に保管する。

何が書いてあるかは、

ラストまで明らかにならず、

ずっと気になったままストーリーが続く。

 

こんな書き方だと、

シリアスで、とても重い映画かと思われちゃうけど

決してそれだけではなくて、

途中途中に、コミカルなミュージカルシーンがあったり

信じられない!ぶっ飛んだ(文字通り)

エピソードがあったりと、とっても楽しかった。

 

後半のクライマックス、

ダリアが密かに企んだ計画が

夫に知られずに、無事に成功するかどうかは

私も共犯になったかのように、

ドキドキハラハラしながら見てた。

 

そして、最後に手紙の秘密が

明らかになったとき、

あっと驚く結末に、感動しました。

”まだ明日がある”

タイトルにもなった、

このセリフには、未来に託した希望があったのです。

 

2023年興行収入ランキング1位という触れ込みだけで、

映画の内容を全く知らずに見に行きましたが

とても良質な作品でした。

 

東京では5月6日、

大阪では5月19日にも上映されますので、

機会があれば、ぜひ見て欲しいと思いながら

ではでは今日はこのへんで。

 

本日もアクセスありがとうございます。

よろしければ、ぜひワンクリックを

お願いします。

 

にほんブログ村 外国語ブログへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

いかにもフランス!のアニメ映画「リンダはチキンが食べたい」

Bonjour, Yuri♪です。

新宿ピカデリーは、シネコンなのですが

たま~に、フランス語圏の映画を

公開してくれるので大好き!

 

今回はアヌシー国際アニメーション映画祭

最高賞クリスタル受賞したという

フランスのアニメ映画をご紹介します。

「リンダはチキンが食べたい」

原題:Londa veut du poulet

 

まずは予告編をどうぞ!

 

 

あらすじ:リンダは母ポーリーヌと

フランス郊外の団地に暮らしている。

母の勘違いで叱られたリンダは

間違いを詫びる母に、

父との思い出の味パプリカ・チキンをリクエスト。

母はチキンを買いに出かけるが

あいにく その日は全土でストライキ中。

スーパーや店はどこもお休み。

最後に農場を訪ねるも、そこでも断られる。

そこで、母親の取った大胆な行動が

警察や団地の住人を巻き込んだ大騒動に発展💦

 

決して子供向けのおとぎ話ではなく

フランスのどこかのHLMで

起きてるんじゃないかと思えるほど

リアルな(笑)ドタバタコメディーでした。

 

娘のリンダが騒動を起こすのかと思いきや

問題を起こすのは、まさかの母親。

我々が期待する良妻賢母とはかけ離れた、

かなり適当な、いかにもフランス女だった。

 

団地のやんちゃな子供

頼りない警官

母と二人暮らしのいかにもモテない男など

これぞ本当のフランス!が

よく表れてるな~と思いました。

 

そして、使用する色がフランスっぽい。

なんかいい色合いなのよね。

そして、リンダが黄色で、

母親がオレンジ一色で描かれてるのに驚いた。

日本のアニメなら

もっと丁寧に書き込みますよね。

最初、CMを制作する前の

絵コンテみたいだと思ったもの。

 

でも見慣れると全然気にならなくなる。

途中、農場のニワトリが

グローブみたいな形だけで描かれ

雑だな~(笑)と思いながら見てた。

そのくせ、一羽ずつ異なる色で塗ってて

手が込んでる。

ニワトリの泣き声や、羽がバサバサする音を聞いていると

そのうち、ちゃんとニワトリに見えてくるから不思議。

 

そうそう団地の子供たちも

一人一人色が異なるので、

これはオーラなのか!?と

思いながら見てた(笑

 

本当にくだらない(褒めてる)

ギャグ漫画見たいな映画だったな。

 

最後に、リンダが食べたかった

パプリカチキンのレシピを

添付します。

(入場時にレシピのカードをもらった)

興味のある方は、拡大してご覧ください。

 

たまには、ゆる~い映画を見るのもいいなぁと

思いながら、ではでは今日はこのへんで。

 

本日もアクセスありがとうございます。

ランキングに参加しています。

よろしければ、ぜひワンクリックを

お願いします。

 

にほんブログ村 外国語ブログへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リトル・エッラ」スウェーデンから またまた可愛い女の子がやって来た♪

Bonjour, Yuri♪です。

最近フランス映画も見ているのですが、

個人的にあまり満足できなくて

今日は、可愛いスウェーデン映画をご紹介します。

それは「リトル・エッラ」

 

 

スウェーデンといえば

最近ロッタちゃんシリーズが

リバイバル公開されていますが、

ロッタちゃん好きのあなたは

きっとエッラちゃんも気に入るはず!

 

まずは、予告編をどうぞ

 

あらすじ:

友だち作りがちょっぴり苦手なエッラは

トミーおじさんが大好き。

なのに、トミーおじさんの

恋人スティーブがやって来る。

スティーブの存在が気に入らないエッラは

転校生のオットと2人で

彼を追い出す作戦を考える。

果たして、その結末はいかに…

 

なんたってエッラちゃんが可愛いのです。

劇中のエッラちゃんの

怒った顔、不機嫌な顔、いたずらな顔も

どの表情も、とってもキュートなのよ。

 

特にトミーおじさんと遊んでる時は

2人だけの世界って感じで、

一段と可愛い。(可愛いしか言えない…)

モンスターに扮して

動物の着ぐるみを着てる時も

くーっと言いたくなるほど可愛い。

 

スウェーデンの自然や街並み

カラフルな小物

なんで、こんなに美しくて

調和がとれているんだろ?

子供時代に、こんな童話や映画に触れられたら

幸せだろうね。

(こんな大人でもワクワクするもの)

 

ロッタちゃんよりは、

すこ~しお姉さんなので

いたずらがより巧妙で

(大人の世界をまねるなど

ちょっと意地が悪いところもあって)

そんなことまでしたら

トミーおじさんに嫌われる!と

真剣にハラハラした。

 

また、エッラちゃんが泣く姿や

トミーおじさんの辛そうな姿に

悲しくなったり、

エンディングで、恥ずかしながら

少し泣いたりした(エヘ

 

いいお話だったなぁと思いながら

ではでは今日はこのへんで。

 

本日もアクセスありがとうございます。

ランキングに参加しています。

よろしければ、ぜひワンクリックを

お願いします。

 

にほんブログ村 外国語ブログへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色の魔法に魅せられて「マティス 自由なフォルム展」

Bonjour, Yuri♪です。

先日、「マティス 自由なフォルム展」に行ってきました。

入場チケットの「花と果実」からすでに可愛い(嬉)

 

 

彼の初期作品が、よくある静物画だったのに驚き

(背景が暗い色で、テーブルの上に果物的なやつね)

 

ニースに拠点を構えたあたりからか

明るい色彩に変わってきて

点描を取り入れるなど、様々な手法を試み

女性モデルに身体の線が出るようなポーズを取らせ

だんだんシンプルになっていき

 

有名な(私でも知ってる)「ダンス」の絵が

誕生していく過程を見られて

とても面白かった。

 

本物の「花と果実」を見た時は、

どの色も鮮やかで、まぶしいくらいに思えた。

右側のブルーと白の一列が

挿入されているからこそ

この絵がしまってみえる気がしました。

特に、このブルーが美しくて

やっぱりニースの空や海を見ていると

ブルーが好きになるよねと思いました。

 

撮影可能な作品だったのですが、

写真にとっても、この輝きが薄れてしまう気がして

カメラで撮る気になりませんでした。

 

同様に、たくさんの作品が

絵葉書になっていたのですが

脳裏に焼き付いた作品の色と比べると

色あせて見えた(気がしました)

 

他にも色鮮やかだったのは司祭服

このほかにも、若草色や

なんとも品のある美しいピンク色の

司祭服もありました。

 

シンプルながら、インパクトがあって

かつ、とても高貴な印象を受ける

黒と白の司祭服が素敵でした。

アンミカの”黒って200色あんねん”が

思わず、頭に浮かびました(笑

 

最後に、ロザリオ礼拝堂の再現

こちらも素晴らしかった!

朝、鳥の声と共に日が昇り

ステンドグラスを通して

床に映る光の色の美しいこと。

 

昼間の明るい礼拝堂を経て

キャンドルの灯りだけとなる夜

 

一日の時間経過による

礼拝堂の様々な様子を

短時間で見て、感じることができるのです。

 

マティスによると

冬の朝の光が一番美しいそうなのですが

実際に、この目で、

その光を感じてみたいなぁと思いながら

ではでは今日はこのへんで。

 

本日もアクセスありがとうございます。

ランキングに参加しています。

よろしければ、ぜひワンクリックを

お願いします。

にほんブログ村 外国語ブログへ
にほんブログ村

 

舞台が米国でもフランス映画! リュック・ベッソン新作「Dogman」

Bonjour, Yuri♪です。

昔、リュック・ベッソンが大好きでした。

「グラン・ブルー」、「ニキータ」

そして、「レオン」。

この3本は、今でも大好き。

 

ですが「フィフス・エレメント」あたりから

テイストが”ザ・ハリウッド”に変わった気がして

疎遠になってしまいました。

 

今回の新作は、フランス制作とのことでしたので

見に行ってきました。

 

「ドッグマン」

原題はDogmanもしくはDogMan

 

まずは、予告編をどうぞ。

 

あらすじ:

女装した男ダグラスが警察に逮捕される。

精神科医のエヴリンは、彼の精神状態を

確認するため、尋問を行う。

彼の口から語られる、その半生はすさまじいものだった…

 

天使のように愛らしい子供時代のダグラス

なのに彼の子供時代が、本当に壮絶で…

見ていて辛くなるほど

 

信心深い家庭なのだが

身勝手で暴力的な父親

父親に逆らうことのできない母親

ずる賢い兄

↑アメリカの田舎には、

こんな家族が存在しそうで、

妙にリアルに感じた

 

信心深いのに、どうしてあんな虐待行為が

できるのかと思ったのですが、

この映画と関係ないどこかのサイトで

残虐と信仰は両立すると書いてあって

確かに狂信的になり、信じない者に対して

事件や戦争まで起こす人もいるものなと

腑に落ちた。

 

そして常に孤独だった彼の目の前に

まさに太陽のように明るくまぶしい

女性が現れる。

が、思いは届かず。

(そりゃ、何のアクションも起こしてないから

なんだけど…)

そして、再び心を閉ざし

暗く孤独な人生に陥る。

彼が心を許せるのは犬だけ。

 

そういえば、フランスのSDFさん達も

大きくて怖そうな犬を飼ってたな。

彼らも、信じられるのは犬だけだったのかも

 

ダグラスが犬に見せる表情は穏やかで

変な話、ときどき坂上忍に見えちゃって(爆

いかん、いかんと心の中で打ち消したわ(笑

 

その後、彼は女装をして、

パフォーマーになるのですが

この時の、ピアフのLa Fouleが

心に沁みて、沁みて、泣きそうになった。

ピアフの歌って、そんなに好きじゃないのに

彼の壮絶な人生とオーバーラップして

ぐっときた。

ここが、映画のクライマックスと言っても

過言ではないと思う。

 

こちらの動画。

この1曲の中に、彼の人生が全て詰まっているので

(ネタバレにもなる)

映画を見に行く予定の人は、見ないでください。

劇場で、感動に浸って欲しい。

 

 

孤独や哀愁、愛を求めても得られない切なさ

「ニキータ」や「レオン」にも相通じるものがあります。

これが、私の好きなリュック・ベッソンだと思いながら

ではでは今日はこのへんで。

 

本日もアクセスありがとうございます。

ランキングに参加しています。

よろしければ、ぜひワンクリックを

お願いします。

 

にほんブログ村 外国語ブログへ
にほんブログ村

 

P.S. 最近は、出演した犬の名前も

エンドロールに載っていますね。

チョイ役のワンちゃんたち(Little thiefs)の中に

Tokyoという名を見つけて

ほっこりしました。