舞台が米国でもフランス映画! リュック・ベッソン新作「Dogman」 | 英語で働きフラ語で遊ぶ!ハングルどーする!?

舞台が米国でもフランス映画! リュック・ベッソン新作「Dogman」

Bonjour, Yuri♪です。

昔、リュック・ベッソンが大好きでした。

「グラン・ブルー」、「ニキータ」

そして、「レオン」。

この3本は、今でも大好き。

 

ですが「フィフス・エレメント」あたりから

テイストが”ザ・ハリウッド”に変わった気がして

疎遠になってしまいました。

 

今回の新作は、フランス制作とのことでしたので

見に行ってきました。

 

「ドッグマン」

原題はDogmanもしくはDogMan

 

まずは、予告編をどうぞ。

 

あらすじ:

女装した男ダグラスが警察に逮捕される。

精神科医のエヴリンは、彼の精神状態を

確認するため、尋問を行う。

彼の口から語られる、その半生はすさまじいものだった…

 

天使のように愛らしい子供時代のダグラス

なのに彼の子供時代が、本当に壮絶で…

見ていて辛くなるほど

 

信心深い家庭なのだが

身勝手で暴力的な父親

父親に逆らうことのできない母親

ずる賢い兄

↑アメリカの田舎には、

こんな家族が存在しそうで、

妙にリアルに感じた

 

信心深いのに、どうしてあんな虐待行為が

できるのかと思ったのですが、

この映画と関係ないどこかのサイトで

残虐と信仰は両立すると書いてあって

確かに狂信的になり、信じない者に対して

事件や戦争まで起こす人もいるものなと

腑に落ちた。

 

そして常に孤独だった彼の目の前に

まさに太陽のように明るくまぶしい

女性が現れる。

が、思いは届かず。

(そりゃ、何のアクションも起こしてないから

なんだけど…)

そして、再び心を閉ざし

暗く孤独な人生に陥る。

彼が心を許せるのは犬だけ。

 

そういえば、フランスのSDFさん達も

大きくて怖そうな犬を飼ってたな。

彼らも、信じられるのは犬だけだったのかも

 

ダグラスが犬に見せる表情は穏やかで

変な話、ときどき坂上忍に見えちゃって(爆

いかん、いかんと心の中で打ち消したわ(笑

 

その後、彼は女装をして、

パフォーマーになるのですが

この時の、ピアフのLa Fouleが

心に沁みて、沁みて、泣きそうになった。

ピアフの歌って、そんなに好きじゃないのに

彼の壮絶な人生とオーバーラップして

ぐっときた。

ここが、映画のクライマックスと言っても

過言ではないと思う。

 

こちらの動画。

この1曲の中に、彼の人生が全て詰まっているので

(ネタバレにもなる)

映画を見に行く予定の人は、見ないでください。

劇場で、感動に浸って欲しい。

 

 

孤独や哀愁、愛を求めても得られない切なさ

「ニキータ」や「レオン」にも相通じるものがあります。

これが、私の好きなリュック・ベッソンだと思いながら

ではでは今日はこのへんで。

 

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P.S. 最近は、出演した犬の名前も

エンドロールに載っていますね。

チョイ役のワンちゃんたち(Little thiefs)の中に

Tokyoという名を見つけて

ほっこりしました。