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アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【2月26日(日)】

 

天気は良いものの風が冷たいので、冬用ジャージにウインドブレーカーのフル装備で9:35スタート。この時点では目的地が定まってなく、蒲刈でラーメン食べるか、江田島の刺身定食にするか、などと思案しながらR31を南下(ランチが目的か?・笑)。

 

大和公園はスルーして、結局アレイからすこじまで潜水艦見て折り返すことに。

 

JMUのドックで改修中の護衛艦かが。F-35B搭載のためとはいえ、ずいぶん大掛かりな工事を行ってます。デッキを耐熱仕様にすればいい、といった単純なもんではないんだろうね。

 

で、ランチは天応のきさくで汁なし担々麺(の大、ネギ増し温玉トッピング)。2月末で閉店と聞いていたが、この日の昼が最後の営業だったのでギリギリセーフ。蒲刈にも江田島にも行かなかったのは、ここに来るためだったんだな。市内には他にも店舗はあるけど、ボクの行動エリアではないので、もう当分きさくの担々麺を食べることはないかも。

 

R31を北上してベイサイドビーチをチェック。これは4月1日オープン予定のmontbell shopの建物。cafeなんかもできるみたいで、期待大です。

 

穏やかな瀬戸内の海。

いつもならこのまま帰るのだけれど、時間もあったのでもう少し走ることに。海田からR2の側道を通り、黄金橋を渡って宇品方面へポタリング。5月のG7サミット会場周辺の準備状況の確認です(笑)。

 

MAZDA宇品工場の西側の道に、FerrariローマとF8スパイダーを載せたキャリアカーが停まってたので見てると、F8を降ろし始めました。こんな周りに何もないところに、ナンバー付いてないFerrari降ろしてどうするんやろ。

 

宇品波止場公園を過ぎたところで記念撮影。

 

さらに元宇品に渡り、その南端にあるのがサミットの会場となるグランドプリンスホテル。今のところ異常なし!(笑)。

 

その後は元宇品の海岸沿いの遊歩道を周り、おそらく最短と思われるコースをたどって14時過ぎに帰着しました。

 

さて、次こそは島を走るぞ!!。

 

 

本日の記録

走行距離 70.77km

走行時間 3h22min

最高 - 平均速度 47.4 - 20.9km/h

最高 - 平均心拍数 164 - 135bpm

最高 - 平均ケイデンス 98 - 75rpm

消費カロリー 1496kcal 

 

本日のコース

 

 

【2月25日(土)】

結婚記念日=天皇誕生日なので毎年祝日なのだが、なぜか毎年ボクが出勤日のため、今年も少し遅れてこの日にディナーしました。

 

今回は個室に案内されました。カウンターのライブ感もいいけど、個室でゆっくり落ち着くのもいい。

 

まずはローランペリエで31周年に乾杯!!。

 

アミューズひと品目。北広島町の菊芋を使ったスープのカプセル。口に入れるとクリーミーなスープが広がります。

 

何じゃこれ?といったビジュアルは、湯来で取れたタラの芽を焼いたもの。柄の部分を握って直接かじるというワイルドな食べ方です。木の香りの演出がいい。

 

ワタリ蟹と米のサラダ。蟹の出汁で炊いた米に蟹の身、トリュフ、ビネガーを合わせて生ハムで巻いている。トッピングは蟹の内子。これはもう衝撃の美味しさ。口内をシャンパンで洗い流すのがもったいないくらい。

 

様々な野菜を使った彩り美しいサラダ。レモンやホウレン草のピュレ、オリーブのパウダーなどで味もいろいろ楽しめる。

 

ペアリングでお願いしたワインは、ロワールのソーヴィニヨンブラン(ボトル撮りそびれた・笑)。

 

次は河豚尽くしのひと品。河豚のマリネに皮と煮凝りを添えて、辛味大根のパウダーをトッピング。発酵トマトと唐辛子のピュレを薬味に、てっさを表現。カップの中は、ひれ酒のアルコールを飛ばして白子を溶いたスープ。この発想、工夫には驚きです。

 

ここのワインはスペインのヴェルデホ。無難な選択。

 

立派なサイズの真牡蠣。あご出汁で軽く火を通したあと、焼き昆布のオイルで香りを付けて、まるで焼き牡蠣のよう(焼いてないけど・笑)。キャビアライムと穂紫蘇のトッピングがいいアクセントです。

 

そして合わせたのは日本酒。最近牡蠣(特に生牡蠣)には、ワイン以外のお酒を合わせるのがマイブームなのでこれは嬉しい。ちなみに家ではBowmoreをTwice Upで合わせてます。

 

安芸高田の鹿タンの炭火焼き。藁で軽く燻してます。付け合せは筍、載ってるのは実山椒。出汁のようなソースで上品な仕上がり。

 

そしてワインはドイツのピノ。鹿タン料理の強さ加減とうまくバランスしてました。

 

ここの定番かな?、前回もいただいたマッシュルームの料理。下には塩だけで発酵させたマッシュ、その上にスライスした生マッシュ、そして発酵させたときの泡を被せてある。シンプルだけど味わい深いひと品。ワインはアルザスのリースリングで、これもバッチリ。

 

そしてスペシャリテの登場。トリュフの下は、卵黄と白ワインのソースに絡めた細切りのイカ、その下にはトリュフのピュレが隠れてる。パルミジャーノもかけられて、全てを混ぜると贅沢カルボナーラの完成です。

 

合わせたのはブルゴーニュ。もちろん美味しいし、カルボナーラとも絶妙のマリアージュ。

 

自家製のハーブパンとライ麦パン。バターは発酵バター。

 

魚料理は今治のサワラ。魚介の旨味が濃縮されたスープはなんと無塩。付け合わせは蕪で、どことなく和のテイストです。

 

なのでやっぱり日本酒(笑)。福島県二井田本家の田村。このお酒、ワインで言うところのナチュールで、農薬や化学肥料を使わない自然米100%とのこと。

 

ジャスミンとカモミールのグラニテ。

 

メインはイノシシのヒレ肉のロースト。炭火と藁で香りよく焼いている。イノシシの肉と西条の酒から作ったソースは美酒鍋のイメージかな。右上の香茸のオイル、ライン状の燻製ソルト、肉の上にはレッドツリーマスタードで、それぞれ違った風味を付加して楽しめる。

 

合わせたのはボルドー。メインにふさわしい、いいワインです。

 

瀬戸内の柑橘を使ったアヴァンデセール。セミドライのみかん、柑橘ジュースのグラニテ、みかんの皮のパウダーなどで爽やかさ全開です。

 

デザートはイチゴ。黄色いのはアングレーズソースのムース、その下にはカットしたイチゴ、上にはバラのエキスのジュレとバラの花びら。こちらは華やかさ全開。イチゴはバラ科の植物なので、一応繋がってるらしい。

 

食後のコーヒー。

 

いつも驚きのアイデアで楽しませてくれるNAKADOさんの料理。今回も期待を裏切らない、ハイレベルな展開を堪能することができました。こういうチャレンジングなスタンス、大好きです。また何かの記念日に、この感動を味わいに行きたいと思います。

沈黙のパレード

東野圭吾著

文春文庫

2023.2.22読了

☆☆☆☆

著者の文庫は、何年か前まではコンプリートしてたけど、あまりの作品の多さに追っかけを断念(笑)。それでもガリレオ先生と加賀警部のシリーズは、本屋で見かければ買ってます。というわけで、本作品も世間からは2周回遅れくらいで読んでみました。

みんな疑わしいのに最後の最後まで真相がわからない、そして思いもよらないエンディング。ストーリー展開の秀逸さはさすがです。ただ、トリックの複雑さのあまり、物語のキレというかリアルさが鈍った感は否めないな。

ちなみに、昨秋公開された映画の主題歌“ヒトツボシ”、いい曲だなぁとは思っていたが、原作読んでから聞くと歌詞がさらに響くね。こちらも、さすが福山です(映画は見てないけど・笑)。