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アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【8月9日(土)】

 

連休初日に広島に帰省。フライトが20分以上遅れたうえ、空港からのリムジンバスも事故渋滞に巻き込まれて家に帰る余裕がなくなり、キャリーケースを引いたままお店に行く羽目になってしまった。

まだこのときは降ってないけど、帰る頃は結構な雨でした。

 

まずはいつものYEBISUで乾杯!!。

 

ヤリイカと山芋の素麺。細くスライスされた山芋が、ホントに素麺みたい。暑いこの時期、最高のスタートです。

 

鱧の焼き霜造りは梅おろしで。湯引きとは違う食感がいい。

 

早々に冷酒にチェンジ。

 

石川県鶴野酒造の谷泉。震災復興の「能登の酒を止めるな!」プロジェクトで、新潟県天領盃酒造とコラボしたお酒。しっかり米の味がするが、重くはなく適度なキレがある。

 

山口県産イサキのしゃぶしゃぶ。肉厚のイサキはもちろんだが、この出汁が秀逸。

 

鮎の一夜干し。鮎だけでも、肝を乗せても、もちろん肝だけでも、どの食べ方でもお酒が止まらないヤツです(笑)。

 

ここからお鮨3貫。

チダイ。歯応えがあり旨味も乗っている。

 

広島県神石高原町三輪酒造の神雷(しんらい)森の唄。葡萄から採取した酵母で醸したお酒とのこと。

 

酵母の違いまでは分からなかったが、これも米の旨みとスッキリ感のバランスがいい。

 

トキシラズの漬け。脂の乗りと漬け具合が絶妙。

 

しんこ酢締めは3枚重ねで。しんこはコハダ(コノシロ)の稚魚で、今が旬です。

 

姫サザエの肝ソース。肝に卵黄と油を混ぜたソースは、マヨネーズっぽい。これもお酒の消費が進むヤツ。

 

山口産のもずく酢。もずくは南のものは太く、北へ行くほど細くなり、中国地方はその中間くらいのイメージ。あってるかな?。

 

「古伊万里です」って出された酒器、どう見ても古伊万里じゃないよな、と思ってたらお酒の名前だった(笑)。

 

佐賀県古伊万里酒造の前(さき)flow。キリッと冷やしてスイスイ飲める、まさに夏酒。

 

そうこうしているうちに、シャリがひと口出てきて、先ほどの肝ソースに合わせるというニクい演出。美味いに決まってる。

 

お鮨に戻って

白甘鯛。さすが高級魚、唸る美味しさ。

 

肉厚の鯵。

 

広島産の釜揚げしらす。カラスミと海苔で風味付け、鬼おろしのザクザク感もいい。

 

キスの昆布締め。おろしてこのサイズとは、かなり立派なキスですな。昆布締めはやっぱり旨い。

 

手渡しされたのはウニ。持ち変えることもできず、このままひと口で(笑)。

 

お酒も順調に消費。

 

熊本県酒造研究所の香露(こうろ)惑星9号純米type-A。軽いガス感とフルーティな香り。上品な甘味は酵母のせいかな。

 

とうもろこしの茶碗蒸し。濃厚ポタージュのよう。

 

2日間酢締めしたニシン。旨味が濃縮されて、これも旨い。

 

立派なサイズの車海老。食べ応えあり。

 

そして煮穴子。やっばりここの煮穴子は絶品です。あってよかった。

 

味噌汁。

 

最後は干瓢巻き。干瓢もだが、海苔が美味しい。

 

玉というより、もはやカステラです(笑)。

 

最近はなかなか予約が取りづらい鮨松さん。今回も帰省したタイミングで伺えてよかった。やっぱり広島に帰ったときは、ここは外せない。次回も楽しみにしてます。

【7月20日(日)】

 

今回のドライブの最終目的地は、ここCAVE D'OCCI WINERY。そして宿泊はワイナリー内にあるTRAVIGNEです。

チェックイン時のウェルカムドリンクは、スパークリングの“むささび2023”。このワイナリーの動物シリーズの中のひとつで、まろやかな酸味に泡しっかりめ。この日も暑かったので、これは嬉しい。

 

ロビーの正面は葡萄畑。いい景色です。

 

15時からの宿泊客限定のワイナリーツアーまで少し時間があったので、隣接するショップでいくつか試飲。いいワイン造ってるなぁ、という印象です。

 

そしてワイナリーツアー。まずは畑からだけど、猛暑の炎天下で日傘は必須アイテム。海が近いので砂質の土壌と、海からの風がワインに適した葡萄を育てるのだそう。フムフム。

 

ひと通り製造工程の説明があり、地下の貯蔵庫へ。ここは樽熟成させてるエリア。地上とは違い、涼しくて快適です。

 

こちらは地下のセラー。このワイナリーは1992年(ボクらが結婚した年でもある)創業で、さすがにそのビンテージのワインは無いらしいが、かなり貴重なボトルも保存されてるとのこと。

 

ツアーのあとはお決まりの試飲タイム。さっき有料試飲したのと被ってたりして(笑)。いくつか飲み比べると、好みの銘柄が絞られてくる。ここでしか買えないものを何本か購入、広島に送る手続きをしてひと仕事完了。

 

ちなみに泊まった部屋はこんな感じ。1Fで窓の外にはテラスがあります。

 

そのテラスの先は葡萄畑で、そのまま歩いて行ける。非日常を感じるには、最高のロケーションです。

 

そしてディナータイム。

まず、先ほど見学した地下のワインセラーに案内されて、そこでアミューズとアペリティフが供されました。

 

鉄鍋の中にはアオサとクリームチーズのサブレと、蛸とジャガイモのクリケットのフィンガーフード。

 

ワインはFUNPYのロゼスパークリング。ベリー系の果実味とシャキッとした酸味が印象的。

 

飲み終えると、階段を上ってレストランへ。そう、地上のレストランと、地下のセラーや貯蔵庫が繋がってるんだな。

窓際のテーブルに案内されました。まだ外は明るいので、葡萄畑を眺めながらのディナーです。

 

ワインはもちろんペアリングでお願いしてます。

最初はスパークリングのブランドブラン。シャルドネ100%の瓶内2次発酵で、ブラインドならシャンパンと言ってしまいそう。

 

野菜の旨みを感じるコンソメスープ。中には枝豆が沈んでます。

 

2019 bijou ソーヴィニヨンブラン

柑橘の香りなのだが複雑さがある。酵母の影響かな?。

 

アワビのヴァプール フェンネルのエチュベ

アワビとフェンネルの蒸し料理。下にはアボカドが隠れてて、トマトのジュレがかかってる。この風味、食感の豊かさが、複雑なワインとうまく合ってる。ワインに合わせた一品としては秀逸。

 

2019 ツヴァイゲルトレーベ

次が野菜料理なので、赤が出てきてちょっと驚いた。軽く爽やかで適度な果実味。これならいけるか?。

 

新発田産グリーンアスパラのプランチャ焼き

立派なアスパラの上には、鰺のスモーク。さらに、ドライトマトと溶けたチーズが付加されて、なるほどこれならこの赤にピッタリだな。ちなみにガラスのお皿は、佐渡島で作られたものとのこと。

 

2021 bijou メリタージュ

カベソ、メルローのボルドー品種で果実味豊か。ただタンニンは無く、なめらかな味わい。

 

若鮎のぶどうの葉包み焼き

鮎を一度解体して、成形したのち葡萄の葉で包んでローストしている。この旨味、苦みがボルドーテイストに合う。蓼酢をイメージした、蓼の葉のトッピングもGood!!。

 

2022 bijou シャルドネ

適度に樽が効いて、風味が豊かになっている。これも美味しいシャルドネだなぁ。

 

甘鯛の鱗焼き 滓と甲殻類のアクセント

甲殻類の旨味濃いスープが絶品。付け合せの胡瓜はワインの滓に漬けたものらしく、粕漬っぽい。

 

感心していると、その胡瓜の滓漬けを持ってきてくれた。このまま1本食べてみたい気が(笑)。しかし、これだけ滓を調達できるのもワイナリーならではですな。

 

カベルネソーヴィニヨンの枝葉で燻したジビエのロースト

燻香にカベソの香りはキャッチできなかったが(笑)、その演出がいい。

 

2018 bijou メルロー

奥行きのある果実味で、かつ力強さも備えている。抜栓のタイミングを見計らってたのかな。

 

ジビエは十日町市の鹿肉とのこと。シャリアピンソースが無難にまとめてるのだが、燻香をまとったジビエとメルローをつなぐのは、じつは付け合せのビーツだったりして。

 

西蒲原産 コシヒカリのリゾット

西蒲はこのワイナリーがある地区で、ホントの地産地消です。

 

シャルドネのムースリーヌ ごとらってアイスクリーム

“ごとらって”はワイナリーの敷地内にあるジェラート工房。自家製アイス、美味しくいただきました。

 

恐らくショップでは売っていない、ここでしか味わえない銘柄とビンテージのワイン。そしてそれらに絶妙にマリアージュさせた(ここはワインに料理を合わせたのが明白)地元食材を使った料理。ワイナリーのレストランだからできる、最上級のディナーでした。これを楽しむためだけにここに来る価値、全然アリです。

 

食後はロビーのソファーに移動して、コーヒーでリラックス。

 

さらに部屋に戻ってから、ルームサービスでもう1杯。

 

これがやりたかったんだな(笑)。

ライトアップされて、幻想的な葡萄畑を眺めながら、テラスで飲むワインはもう最高。部屋にはテレビもラジオも無いけど、Bluetooth対応のポータブルスピーカー(円筒形のやつ)があるので、iPhoneと接続してお気に入りのプレイリストをBGMで流せるし。さらに、こんなロケーションなのに、蚊がまったくいない。快適過ぎる・・・。

 

 

 

【7月21日(月)】

 

翌朝も快晴(朝から暑い・笑)。

 

朝食は前夜のディナーと同じところ、同じテーブルで(たまたまだろうけど)。

まずはガーデンプレート。様々な葉っぱが盛りだくさん。味付けは塩とオリーブオイルと白ワインビネガー。元気な野菜の香りと食感がいい。苦手なフルーツもあっだど、少しでよかった(笑)。

 

葡萄の枝葉が飾られたプレートには、自家製天然酵母のパン、生乳のヨーグルト、ジャム、蜂蜜など。

 

メインプレートはオムレツ、自家製ハム&ソーセージ、温野菜。

ゆっくり1時間近くかけて、Breakfastを楽しみました。

 

いつまでも居たくなるのを我慢して、9時にチェックアウト。これから6時間かけて広島に帰るmywifeを新潟駅まで送り、ボクは北陸道~関越道~北関東道をまったく渋滞に捕まることなく快適走行。途中、赤城高原SAの小休止1回のみで、13時過ぎに佐野に帰着しました。

 

いゃ~この3連休、楽しかった~!!

 

 

本日の記録

走行距離 311.5km

走行時間 3h51min

平均速度 83km/h

平均燃費 16.2km/l

 

本日のコース

 

ちなみにボクのPorsche、年間走行距離はだいたい2000kmちょっとなのに、この3日間で1000km近く走った。よく頑張りました(笑)。

【7月19日(土)】

 

この日泊ったTENDO SPA & BREWERYは、名前のとおり温泉と地ビール工房が一緒になった宿泊施設。さらにオールインクルーシブのシステムなので、館内の飲食や施設利用はすべて追加料金なし。なんと素晴らしい!!。

ということで、温泉あがりに早速一杯。ちなみにブルワリーだけど、ワインや日本酒も地元産を中心に品揃えは豊富です。

 

そしてディナー。

前菜はサーモンとインゲンのテリーヌ、ピクルス、山形ハーブ鶏の塩麹焼き、茄子田楽、鮎の塩焼き、とうもろこし。

 

スパークリングで乾杯のあと、白ワインへ。

なんと一升瓶です(笑)。これもフリードリンクなので注ぎ放題。

 

吉田畜産とコラボした、オリジナルのソーセージとチョリソー。

 

カリフラワーと秘伝豆の和風ポタージュ。レモンオイルの風味がポイント。

 

ワインのあとmywifeは日本酒へ、ボクはビールに回帰。

 

ブルワリーだけあって種類は豊富。自分で注ぐのでプロのように上手くはいかず、泡が多かったりします(笑)。

 

お造りは中トロ、鯛、ヒラメ。

 

そしてウニは殻ごと出てきた。この演出で美味しさ2割増しです(笑)。

 

メロウの西京焼き。銀ムツのことを、こっちではメロウと呼ぶらしい。メロなら聞いたことあるけど。

 

山形牛の炭火焼き。お肉も焼き加減もGood!!。塩でも山葵でもOKだが、人参ピュレ+とろろ昆布が意外といける。

 

甚五右衛門芋の庄内芋煮と冷製茶碗蒸し。さすが名物、芋煮は美味しい。茶碗蒸しはじゅんさいと梅の風味でさっぱりと。

 

お釜で炊いたご飯とお漬物。美味しいご飯だったけど、お茶碗一杯が限界でした。

 

炭火焼きバスクチーズケーキとフルーツ。

 

山形の食材を中心とした和洋折衷の料理、どれも美味しくて大満足でした。しかも飲み放題だし。

夜はバーもオープンして、カクテルなど洋酒もいろいろ供されてたようだけど、早々に部屋でダウンしてしまった。

 

 

【7月20日(日)】

 

朝食はビュッフェスタイル。

蕎麦や玉こんにゃくなど山形の名物料理もあったけど、結局いつものメニューになったりして。

 

8:30にホテルを出発。天童市内からR112で西に進みます。

少し走ったところの道の駅寒河江で、前日買った日本酒を冷やしておくための保冷剤を調達。ここの道の駅、規模が大きく店舗も充実してたみたい。ゆっくり見ればよかったかな。

 

西川ICから東北横断自動車道に乗って、さらに西進。緑の美しい深い山の中を縫うこの山形道、景色はいいし渋滞は無いし、最高のドライビングタイムです。

月山湖PAで小休止。遠くに見える月山には、この時期でも雪が残ってる。冬は想像を絶する厳しさなんだろうな。

 

その後は月山ICでR112に降り、長〜いトンネルをいくつか抜けて湯殿山ICから再び高速へ。またまた長〜いトンネルを通って、鶴岡ICをスルーしてしまい(笑)、庄内空港ICで降りて一般道へ。

R7で日本海を右手に見ながら南下。海は穏やかだけど、海岸は岩場が多く雰囲気が瀬戸内とは違う(当然か)。

 

田舎道でなかなか休憩スポットもないところ、やっと見つけた道の駅あつみでランチタイム。

屋台のようなお店で買った、海老とマグロのお鮨、岩牡蠣とホタテの炭火焼き、海老のお味噌汁。こういうところなので、どれも抜群に美味しいが、小海老がザクザク入ってた味噌汁がイチバンだったりして。

 

その後R7は内陸に入り、再び山間の道へ。相変わらず交通量も信号も少なく、快適ドライブが続きます。途中、朝日まほろばICから高速に乗ってさらに南下。新潟市の中心部を越えて西に進み、葡萄畑が見え始めたところにあるのがこの日の目的地、カーブドッチワイナリー。14時過ぎに到着しました。

ここのワイナリーは宿泊施設が併設されていて、そのうちのひとつトラヴィーニュが今夜のお宿。ワイナリーに泊まって、美味しい料理とワインを楽しむなんて最高です。楽しみ楽しみ。

 

 

本日の記録

走行距離 272.3km

走行時間 4h46min

平均速度 60km/h

平均燃費 15.2km/l

 

本日のコース