読書感想(191)「ウイスキー・ボーイ◆吉村喜彦」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

ウイスキー・ボーイ 

吉村喜彦著

PHP文芸文庫

2018.12.20読了

☆☆☆☆

ビア・ボーイ の続編。左遷先の広島でトップセールスをたたき出し、東京の花形部署に復帰した主人公。そこでも活躍するのだが、会社の経営陣が変り、その方針と自分のポリシーにギャップが生じ始める。長いものに巻かれるか、自分の信念を通すのか、いずれを選択しても、それなりの犠牲やリスクを負わなければならない。すっきりハッピーエンドとはならないが、実話かと思うほどリアリティのある状況設定とテンポのいい展開で、そこそこ楽しめる1冊です。著者の、お酒と音楽に対する造詣の深さも、好きな人(わかる人?)にとってはポイント高いところ。