読書感想(173)「逆流◆笹本稜平」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

逆流

笹本稜平著

双葉文庫

2018.4.25読了

☆☆☆☆

 
越境捜査 の第4弾。このシリーズ、こんなに続くとは思ってなかったな(失礼・笑)。シチュエーションが特異なので、ネタ切れを心配したんだけど・・・。警視庁や公安など、警察組織の巨悪を退治してきた主人公たち。今回のターゲットは黒幕の大物政治家。権力をかざして封じ込めにかかる敵に対し、正義を盾に真っ向勝負・・・ではなく、毒を持って毒を制す的な対処が痛快なところ。“刑事がそこまでやるんかい”と、そういう意味での“越境捜査”、ますます力が入ってます。