読書感想(170)「越境捜査◆笹本稜平」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

越境捜査

笹本稜平著

祥伝社文庫

2018.3.22読了

☆☆☆☆


まぁフィクションだから許されるのだろうけど、これ警察庁からクレームは来なかったのかな?(笑)といった内容の作品。警視庁と神奈川県警の対立、暴力団との癒着、組織防衛と自己保身が行動原理の警察幹部、そんな中でも自らの信念に基づいて行動するノンキャリの刑事。巨大組織にケンカを売って潔癖を貫くと思いきや、途中から趣旨替えして、しっかり悪銭をせしめるところは現実的でなかなかよろしい。