Restaurant be | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【4月28日(土)】

さて、月例のマリアージュ企画の報告です。


4月の食材のテーマはなんと“イチゴ”。ほとんどの果物にアレルギーのあるボクは、今回はパスか・・・と思いきや、メニューを確認すると生のイチゴは出てないっぽい。そう、生でなければ全てのフルーツはOKという身勝手なアレルギーのおかげで、晴れて参加できました(笑)。



まずはシャンパンで乾杯!。



【甘エビと生ホタテのタルタル 酸味の効いたイチゴのエスプーマ サラダ仕立て】

シーフードとイチゴムースの相性の良さには驚きです。甘酸っぱさはもちろん、イチゴの香りも違和感なく、鉄板の組合せと言ってもいいくらい。



ワインはサバルテス カバ ブリュット ロサド NV。ピノのロゼスパークリングで、こちらは鉄板マリアージュ。


【イチゴとフルーツトマトのブルーテ 手長エビのポワレを浮かべて 香草オイルと共に】
甘いようで甘くないイチゴのスープは、手長エビの旨み、バジルの香りなど一見馴染みそうにない風味が、なぜか絶妙の立ち位置でバランスしている。合わせたのはドメーヌ メルシオル ゲヴェルツトラミネール 2016。スープに無い甘みをゲヴェルツで補完したという訳か。



【京都産合鴨胸肉の真空低温調理 ローズマリー風味 イチゴのドレッシングとバルサミコクレームソース】

丁寧に調理された鴨に、イチゴの甘みとバルサミコの酸味、アクセントの紅芯大根の苦みが効いて、これもすばらしいひと品。さらにこの美しい盛り付け。シェフ、完成度高過ぎですよ(笑)。



ワインはカリフォルニアの赤。スコットセラーズ レジオ ジンファンデル2013。様々な風味を、濃厚な果実味で受け止める懐の深いワイン。合せ方としては正攻法かな。


フォワグラにベリー系とか鴨にオレンジ系とか、ソースにフルーツを使うのは一般的だけど、イチゴをベースにここまで仕上げるとは流石ですね。新しい発見あり、驚きありで大満足のマリアージュでした。さて、5月の食材は鰹とのこと。迷わず参加します(笑)。