僕の刑務所生活を有効だったと思えるようになったのも、つらい二年間を意味有るあるものにしなければと、常に前向きに考えられるようなモチベーションを保てたのも、すべて、この『鏡の法則』という留置場で読んだ本のおかげです。

 そして、今も、常に僕の生活を支える言葉です。

 『 人生で起こるどんな問題も、何か大切な事を気づかせる為に起こり
ます。
 そして、あなた解決出来ない問題は決して起きません。

 あなたに起きている問題は、あなたに解決する力があり、そして、その
解決を
通じて大切な事を学べるから起こるのです。 』

 この、深い言葉は、いつ思い起こしても前向きな気持ちにさせられます。

 決して、今の自分を僻んで落ち込んでばかりいるのではなく、必然性だけを追求して、意味のあるものなんだと、常に考え、それゆえに、神様の思いを前向きに推し量って考えたものでした。

 この事を、今、ふと思い起こして、Yahooオークションで検索を掛けましたら、その本が出品して有ったので、落札してしまいました。  まさしくの座右の銘にしたいと思ってます。





   もう二週間ほど前の話だけど、書き込もうと思ってたら、いつの間にか忘れてしまってた話です。



 結構、得した話なので、ここに記録しておきます。

 

  3ヶ月ほど、前に、オークションで、僕専用のテレビを、オークションで、8800円(送料込み)で落札したのですが、

近頃になって、画面が暗くなって消えてるんじゃないかというような状態になりました。

 「SHARP LC-20AX6 」という機種なのですが、   ま、2006年度製品でもあるし、ついに寿命かな~と、あきらめながら、

シャープのお客様の問い合わせコーナーから、修理見積もりの質問をしてみました。   

 そしたら、わざわざ、出張してきて、一切の料金もとらずに基板交換をしてくれました。 

 このテレビは、データー放送とかCS放送とかも受信できる優れものだったので、修理しても使いたいけど、6年もたってる

 ・・・・元手は一万円未満しか掛かってないので、また、一生懸命 オークションをあさろうかな~と、思ってたので、無料で治った事に

 感激してます。    

      SHARPさん有難うです。





 先日の、日曜日に大河ドラマを今年は見てみようかと思い、はまって、見てみました。

なぜ、そう思ったのかというと、ふと、刑務所時代の番組が懐かしくなったのです。

刑務所は、テレビは見れるけど、長い服役生活で、どうやって、期間を短く感じれるようにするのか・・・それが一番頭を使うことだったのです。

そのために、僕が考えたことは、1~2週間先のことは考えるけど、それ以上の先は考えないということでした。

先の先を考えすぎると早く出所したいという切望だけに捉われるようになり、草臥れるだけだからです。

何かに、夢中になると時間とは早く感じれるもので、時を数えると本当に長く感じて苦しいものなのです。

だから、最初の三ヶ月間の留置場は、本当に苦しく、きつかったのですが、刑務所では、懲役という作業もあったし、外で運動とかみんなでわいわい言う事も出来たのである意味楽だったのです。

そんな刑務所でも、二年間は相当長い期間なのでどうやって、楽しみを見つけ、時を短く感じれるように使用かと思い実行出来た物のひとつに大河ドラマを楽しんで一年間過ごすという事でした。

竜馬伝のおかげで、一年間があっという間でしたし、二年目の江も本当によく楽しめました。おかげで、日曜日が楽しみで、一週間があっという間に過ぎ、その積み重ねで、二年間も光陰矢のごとしという感じでした。

 これから、服役する人にアドバイスをするとしたら、何か、有益に時間を消化する方法をしっかり考えて過ごすと早く感じる・・・そう伝えたいです(笑)。

そう、思えて、ふと懐かしくなり、無職ではありますけど、ネットビジネスにでも挑戦しながらですが、また、大河ドラマを見てみようかな~と、なんとなく見始めました。

ちなみに、オークションへのポスターの中に、主演の綾瀬はるかさんに関係する映画のも一枚あります(^o^)。

そういえば、八重桜と関係あるのかな~と思って、昨日のNHKの「歴史秘話ヒストリア」(この番組は、刑務所で教育免業日に勉強の為に見せられた必須番組でした。)を見てたんですが、関係ないみたいですね・・・。

刑務所には、教育の為に一ヶ月に二回の開庁免業日という日が金曜日にあって、その日は、ビデオを良く見せられました。それが、NHKの『歴史秘話ヒストリア』と『スポーツ大陸』『世界遺産』でした。これも楽しみで、僕は、いつも自分なりに感想文を書いてました。

なんか懐かしいです。







☆::*Happy-New-Year*::☆

 

  ついに、2013年が始まりました。今年は、56歳になります。

  近頃は、時の過ぎ行くのが早く感じるようになってきました。

  正月になると、刑務所で過ごした二回の正月を思い起こされ、確かにそんな過去があったことは確かだったんだあらためて思い起こしてしまいます。



  特に、正月は暮れのカップそばから始まり、固い餅と、お菓子やら、おせち料理やらの配布が有る、みんながやけに妙に喜ぶ滑稽な1週間だったりしたので、よけいに思い出すんです。 



  一回目の正月は、相部屋で、8人が一緒に過ごしてたので、それもまた大変な期間でした。

 二回目は三畳一間の狭い独居で一週間過ごしたのですが、雑居の人から見たら、うらやましい感じだったのですが、それでも、一人ではないので、一歩間違えれば、地獄と化する状況だったのです。

 


 何人も見ましたね・・・。ふたり独居で苦しんで、雑居に戻った人たち・・・。















 この歌の入った、オリジナルCDを聞きながら事故にあってしまったのだけれど、出所してからもぜんぜん嫌いにはなれず、ちょくちょく聞いてます。

たくろうが大好きな世代ですが、紅白とかはサプライズで出る事はないんだろうか・・・。







ブログに動画が貼れると知ってちょっと試してます。







 ずいぶんと、寒くなってきたけれど、それは当たり前です。



 刑務所で、二度の正月を過ごしたけれど、冬場の僕の目標は、ただ一つ、絶対に、霜焼けにならないってことでした。

 

 とにかく、寒くて病気するんじゃないかと思ってたけど、さすがに、医者もいることだし、
そんなところで刑務所側が手を抜くはずが無いと高をくくってましたが、・・・。

  確かに、病気はしないように結構気を使われて多様な気もしますが、独居には、二人で一年半、過ごしたけれど、とにかく、冬は寒かった。

  一年目に、油断をして、足指が霜焼けになってしまい、手すきの時間も、作業時間も目立たないように指をすり合わせるのが日課でした。

  娑婆にいるときは、まったく霜焼けの心配はしなかったものですが、刑務所では、本当に悩まされたものです。そして、結構、そんな服役者も多かったのですから・・・・。 

 表題のクリスマスの話ですが、作業日の昼食時に、ショートケーキが支給されます。それで、クリスマスを少しでも感じて、早く家族の元へ帰れるようにがんばりなという感じでした。 クリスマスもですが、正月休みもきつかったな~・・・。10日間ぐらい、ひたすらテレビを見させられて、部屋に缶詰なのですから・・・。 

 昨日の金曜日は開庁免業日だったかも・・・。 この開庁免業日とは何かは、またいずれ・・・。






思い出す。

昨日の角田容疑者の留置場での自殺のニュースを聞いて、自分が捕まったころのことを思い出してしまった。

 真っ先に思ったのが、どうやって、自殺できるのだろうという事だ・・・。

あそこは、三人部屋というより、一人部屋に、三人詰め込まれてるたこ部屋という感じであった・・・。そんな環境の中、どうやって、自殺できるのだろうという事である・・・。

 最初の一週間などは特別に死にたいという感情も芽生えて苦しんだものだったが、結局は、すごく前向きに考える時間を持てるようになったものだが、この角田被告は、さすがに、そんな感覚などは微塵も持たない、僕には、まったく理解できない世界に住む人間だったのだろうと思えてます。

多くの犯罪者は、我儘だった・・・。 そんな仲、僕だけは、酒さえ飲まなければ、そんな犯罪者の仲間になることは無かった・・・・・。

 なぜなら、僕の場合、酒が入らなければ、決して、我儘になる事は無いからです。

 酒を止めてなければ、また、今頃は、刑務所に戻ってるだろうと思います。なぜなら、刑務所に戻る確立は、7割近い数字だからです。

  二度と戻ってきませんといいながら、大半は戻ってくると看守も嘆いてました。犯罪者の大半は、そんなものなのです。


 何故に戻るのかといいますと、刑務所の中で、そのわけを始終考え、答えを求めてる犯罪者は、戻ってきませんが、そんな思考が出来ない、ただひたすら、出たいと思ってるような受刑囚は確実に戻ります。
 アルコール依存症とは、まったく困ったもので、酒の呪縛から逃れなかった話をひとつ思い出しました。

 寒くなると、無性に酒の勢いを借りたくなり、夜間の勤務にはしょっちゅう飲酒状態でした。

 事故をした時も、そんな状態で、運転してたものだから、当然、裁きを受けるような事故を起こしてしまったわけだが、事故せずに現場に到着できたとしても、勤務に入ってしまえば、不思議と失敗をしながらも朝まで勤まったことも多々ありました。かろうじて、勤め上げたりもするから、癖になって、やめられないようになるのですが・・・。ま、これは、つまり、刑務所に勤め上げさせるための神様の布石だったとは後で気づくことになってはいるのですが・・・。

 前にネクタイアル中のことを書いた事があるけど、まさに、そんな感じで、傍目には判らないとうにふるまってても、アルコールを口にしてないと落ち着かない・・・そのおかげで、飲酒運転はするは、飲酒業務はするはの、酷い事やってったな~と、寒い時期が深まる今日この頃、しみじみと思い返しています。

 小遣い程度でもと、オークションにポスターなどを出品してるけど、妙な事があるもんだな~と思ってます。

バットマン


     このポスターが結構な値で出てたのですが、近頃はそこそこ落ち着いてきたので、スタートを抑えて、入札を期待してるけど、一円スタートで、4000円近くまで上がってしまう他の人の所に、何故かどんどん入札が流れて、低めに設定してるのにもかかわらず、さっぱりウォッチにも入りません。何でだろうと、首を傾げてます。







えらく時間が経つのが早いね~・・・。

続きは明日で、二週間も経ってる・・・。

 今日は、何故にペンを取ったのかといいますと、酒井ノリピーが復帰会見を開いたというニュースを、「アッコでおまかせ!」で取り上げてるからです。

 僕が留置場にいる三ヶ月の間に耳にしたニュースは本当に良く覚えています。

マイケルジャクソンが亡くなったりとか、皆既日食があったりとか・・・、あ、政権も逆転しましたね。

しかしながら、つかまって、まだ判決も受けずに、不安さながらの中で、同じような境遇に有るのだろうと思われた酒井法子さんのニュースは鮮明に覚えています。週刊誌を、見せてもらって、端々まで読んだものでした。

 本はよく読んだものですが、一冊だけ、なけなし金の中でPC関係の本を買ったのですが、暇なので、本当に無駄にならないように読んだものです。一冊を刑務所まで持ってたから、二年間所有してました。思い出に、もって帰りたかったけど、出所するときに、廃棄にするのは簡単だったのですが、持ち出すためには、書類提出とかで面倒だったので、処分してしまいました。

 漢字の練習で、便箋10枚に書いたぼろぼろのφ(.. )はしっかり書類を出して、持ち出しました。それは今も、時々眺めます。あ、早々、10冊近く書いた日記も持って出ました。自分を振り返って、戒めるのには、ちょうどいいかなと思ってです。

 何書いてるのか解からなくなってきたので、、いったん終了です。

酒関連のブログの筈なのに、全然関係ないな~(苦笑)。でも、それだけ、酒の呪縛から離れてるという事で、自分的には満足です(^o^)。




いまさらながら、何??って、感じですが、

 実は、今日、『ホワイトアウト』という映画をBS朝日で見ました。

 出所してから、中国サイトで、一年ぐらい前に見てたのですが、きれいな場面で見れるから眺めてみようとまた見てしまいました。途中、うとうとしてよく見てないところもありましたが、昨年見たばかりだしな~・・・と思いながら見てました。

 これが何故、表題の時間潰しかといいますと、僕が、つかまってから、最初にぶつかったのが、長い留置場での時間潰しをどうするのかという事でした。

 それは実に大きな問題でした。

朝は、7時に起床で、夜の9時就寝まで、実に長い時間潰しの必要があったのです。

夜の10時間就寝も娑婆の感覚から考えると、これもまた問題だったのですが、眠れないとぶつぶつ思ってても、そのうち眠るのでそっちの方は何となく潰せるのですが、問題は、昼間の事でした。

 たった3畳に多いときは、4人が犇めき合い生活するんです。娑婆では絶対に考えられない事ですが、さすがに留置場は違います。

 こんな状態で、昼間の留置場での時間潰しには、まさに読書しかなかったのです。

 だから、裁判が終わるまでの留置場では、本当に本をよく読みました。その中に、『ホワイトアウト』があったのです。

続きは、また明日です。