介護サポーターの研修を受講しました。

講師は大府市『さわやか愛知』のS先生とM先生です。

 

国立長寿医療研究センターのある大府市は、高齢者に対する意識が進んでるだな~、と勉強になることがたくさんありました。

 

そのひとつに、さわやか愛知の『さわやかタウン』があります。

タウンは高齢者だけでなく子どもも大人も学生も誰でも、いつでも訪れることができるそうです。タウンで水耕栽培した野菜をタウンのレストランで調理して、選べるランチをいただけるそうです。スタッフも利用者さまも、みんなで一緒に作るんだって♪ なんだか楽しそうです(*^^*)

 

行ってみたい! と思えるデイサービス(とは呼んでないそうです)って素敵だな~、と思います。こんど受講仲間と一緒にお邪魔します。

 

高齢者介護も障害者支援も、根っこにある理念は同じですね。

ご本人がやりたいことを、ご本人の意思で決めて、やりたいようにやる。そのお手伝いをする人も自分の意思でやる。うん、そのとおり♪

 

そして嬉しいことに、先生方はブラインドメイクに興味を持ってくださっていました(*^^*) すぐにまたお会いできますように♪

あいち介護サポーター研修は、県内各地で開催中です。

【メイクブラシセットのご案内】
本日の講習会にてお問い合わせのあったメイクブラシセットのHPは↓ コチラです。
http://www.times.ne.jp/visual/selectbeauty/brush/

会場でお話させていただいた件に関しては、調査してお返事させていただきますので、しばらくお待ちください。...
取り急ぎ、商品のご案内のみさせていただきます。

ダイヤログインザダークを体験されたことはありますか?

視覚に障害のあるアテンドに案内されて、純度100%の真っ暗闇で

お散歩したり食事をしたり、いろいろなことを体験します。

 

障害疑似体験・・・? なぁんて先入観は一瞬で吹っ飛び、ただ楽しい、

ただ懐かしい、そして温かい不思議な感覚に包まれる空間です。


大阪会場と東京会場がありますが、名古屋では『おやこセンター』主催で期間限定の暗闇体験が企画されました。

ダイヤログインザダークとはまた違った趣の、今回のテーマは夏祭り

前回は冬に『暗やみスケッチ』を体験し、私は2度目の参加です。

 

名古屋盲人情報文化センターのスタッフがアテンドとして導いてくれて

参加者5名が連なって暗闇に入ると、遠くに祭り囃子が聞こえてきた。

半被に着替えて、お面をかぶり・・・ん~? これは何のお面かな?

手探りでお面を触りまくります(笑)

あ! 口が尖ってる~ ヒョットコかしら? 

私のは、目が笑ってる~ ホッペがプックリ! お多福だわ♪

 

序盤から大盛り上がりで、いざお祭り会場へ。お囃子が近くなる。

アテンドが、射的とボールすくいをやります、と案内してくれます。

射的って・・・あの射的? 見えないのにどうやって当てるの?

暗闇でボールをすくって何するの? 順位をつけると言われたけど

どぉやって? 謎だらけながら挑戦すると、これまた盛り上がる(笑)

 

ひとりしき楽しんだところで休憩タイム。お休み処でジュースとお菓子を

いただきます。が、その前に座る場所にも一苦労、これもまた楽しい。

やっと全員が席に着き、ホッと一息・・・する間もなく箱パックの飲み物をいただきストローを差すのにも四苦八苦(^^;

お菓子も、何が入っているのか闇鍋ならぬ闇お菓子?

 

休憩後は神社でお詣りして、おみくじを引きました。

大吉? 小吉? 何かわかんないけど交換された便せん風カードには

な・なんと点字で書かれてました!! やられたぁー(>▽<;

点字は読めるけど暗闇では読めないわぁー

それ、点字読めるって言えないんちゃう?(笑) などなど、、、

終始楽しくすごさせていただきました♪

アイデア満載の素晴らしい企画でした。

次回はまた半年後くらいかな? 楽しみにお待ちしてます(*^^*)

 

アートな美の定例会では、美術鑑賞ガイドの打ち合わせのほかに、絵画説明の練習を行います。

毎回、担当者が変わり好きな絵を選んで、説明方法を学びます。

 

今月はターナーの 『戦艦テメレーア』でした。

これを、どのように視えない人に説明しますか?

 

アートな美には独自のテキストがあり、ルールに則って順番に説明します。まず概要から詳細へ、というのは同行援護での状況説明、また音訳での図の説明、要約筆記での要約技術、呼び方は違いますが行為としては共通します。ですから、これらに関わっている私は日常的に説明していて、わりと得意分野です(と自画自賛または自信過剰(笑))

 

いきなり絵画の説明はハードルが高いと感じられるかもしれないので、図の説明で練習してみましょう。

以下は、要約筆記講座で出題された図を、説明した文章です。

説明文を読んで、図を思い浮かべることができますか?

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^(ちょっと長文です)^^^^^^^^^^^^^^

横向きのA4用紙があります。
線描きの図形が3つ描かれています。

左半分に円と正方形が1つずつ、右側には直線を挟んで2つの三角形があります。
それぞれの位置を時計の文字盤に例えて説明しますので、用紙の真ん中に丸い時計を思い浮かべてください。(時計を描いたらダメよ(笑))

まず左側です。11時の方向に、ミカン大の円を描いてください。

次に7時の位置(円の斜め左下)に、円より一回り大きい正方形を描きます。これで左半分に図が2つ完成しました。

次に用紙の右側です。左側より少し複雑です。

12時半くらいの位置から4時くらいに向かって、角度でいうと20度くらい左に傾いた直線を、長めに引いてください。線の始まりと終わりは、用紙の上下3㎝くらい空けます。

その直線の真ん中を頂点とした三角形を、リボン(または蝶々)のように左右に描きます。2つの三角形は形が違います。

まず右側の三角形を描きましょう。

右の三角形は正三角形で、上の辺が用紙とほぼ水平、辺の長さは左側に描いた正方形の一辺より少し短めてす。3つの角は直線の中央・その右側・2点の真ん中下。下向きの正三角形ができました。

 

では次に左の三角形を描きましょう。
左の三角形は二等辺三角形で、長辺2本が直線中央から同じ角度で出ています。正方形の一辺より少し長く、右側の正三角形の1.5倍くらい。短い辺は正三角形と同じ長さです。

まず長辺の1本を、斜め直線の中央(正三角形の1角と同じ場所)から少し左上がりに描いてください。最初に描いた円の5時方向手前で止まる。
そのまま短い辺を、用紙に垂直、正方形の辺と平行に描きます。

最後にスタートした頂点へ向かって2本めの長辺を描いて完成です。

以上です。
消しゴム使ってオッケーです(^_^)v

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^(かなり長文した)^^^^^^^^^^^^^^

 

いかがでしょうか? 図を思い浮かべて描くことができましたか?

説明文は細かすぎると冗長となり、かえって混乱させてしまいます。

でも必要なことを伝えようと思うと、つい長くなってしまいますね。

 

実はこれ、図を見て私が作った説明文です。

太赤字下線付きの部分は、あまり適切ではない気がして修正の余地ありと思った文章です。(他に思いついたら教えてください)

では正解(?)、というか出題された図は↓コチラでした~!

斜め直線と、両側の三角形が難しかったです。

先日プライベートでご一緒した視覚障害の友人と、帰りの方向が違い彼女は乗り換えもあり駅員さんに誘導を依頼されました。

ホームまで一緒に行き、電車に乗るのを見送ったときのことです。

 

車内は空いてるのに、駅員さんはドア近くのポール脇に案内して去りました。・・・んー? あまり親切じゃないんじゃない?

と不審に思っちゃいましたが、違うんですねー

 

同行援護で別の方とご一緒したとき、その話をしたら、、、

電車に一人で乗るときは、降りるとき間違えないためにドア付近が一番安心なんですって! 座っちゃったら方向がわからなくなったり、ドアまで行くのに手間取るから立っているほうが安心だと。

たまに親切で席を譲ってくださる方がいても、降りるときのことを考えてお断りするから、気ぃ悪くさせちゃってるかも、、、とも言われました。

 

なるほど! 同行援護では席が空いていたら、座るかどうかお訊ねし速やかに誘導する。ドア付近に立つときは他の乗降客の妨げにならないようガイドが気をつける。と養成講座で教わります。

なのでガイドは、席が空いてるのに座らない発想はなかなか出ない。

 

でも座るのはガイドが一緒だからなんですね!

ちゃんとお役に立ってるんだ♪ と嬉しい気持ちの反面、でも理想は、一人で座っても安心して降りられる社会になることですね。

 

彼女はまだ若いから立ってても平気かもしれないけど、楽走会の年老いたオジチャンは一人で電車に乗ったとき座れてるのかな、と心配になりました。誰かが声をかけてくれる社会で生きて欲しいなと。

そしてガイド養成講座で教わらないこと、ぜひ自分の講義で話したいと思いました。

 

ドア付近に立つ理由を教えてくださったその方は、色の説明で聞きたい言葉。 とゆぅお話もしてくださいました。

それは人それぞれ違うこともあり、また後日。。。

 

ランニング練習会の公園には向日葵が元気に咲いています。

見えているようにお伝えできたらいいな♪

早くも1週間前のことになってしまいました。

毎日がアッとゆぅ間に過ぎちゃうなー、と感じるのは歳のせい?(^^;

 

愛知県美術館が主催の『視覚に障害のある方と一緒に美術鑑賞プログラム』2日めの7月15日(土)は、男性の利用者さんが多かったです。

名古屋盲人情報文化センターのイベントでお会いする常連さんの他に

もちろん初対面の参加者さんも多数おられました。

 

私は盲導犬ユーザーの男性を担当させていただきました。

前回の記事にも書きましたが、触れる展示物は1点のみ。

一度に大勢では触れないので、順番に鑑賞していただきます。

 

順番がくるまで『納涼日記/網と回路』がテーマの日本画を鑑賞。

この展示室での立体コピーは2点。まずサイズなど大まかなところから

何が描かれているか配置や色づかいなど細かな部分を説明します。

 

と基本はそうなのですが、相手の方の興味に沿った鑑賞が大切で、

一番は体調管理! 安心&安全第一なのは同行援護と同じです。

この部屋だけで展示品は20点以上あるので、片っ端から説明したら、

情報量が多すぎて、何がなんだかわからなく疲れちゃいますね。

 

さてやっと順番がきて、『真っ直ぐな曲線』を鑑賞します。

学芸員の方が一緒についてくださるので、専門的な説明はお任せし、

どの位置に、どんな風に展示されているのかから始まります。

 

音訳での『図の説明』 さながら説明文を準備していましたが、やはり相手の方が目の前にいると本を読むようにいかないのは当然です。

いろいろ質問されながら、かなり長時間かけて鑑賞されました。

 

楽しんでいただけたら良いなー、と思います。

午後からは、鑑賞プログラムにも参加されたマラソンチーム楽走会のチームメイトAYちゃんと、ブラインドメイクのレッスンを行いました。

彼女は私にとってモニターさん第一号です♪

鑑賞ガイドはアートな美のベテランさんが付いてくださいました。

楽しんでいただけたかな~(*^^*)

 

先週の夕刊に、楽走会のチームメイトがブラインドボクシングで掲載されました!

 

彼女は今年のウィメンズマラソンで初フルを完走したランナーです。

(リンク先はすでに来年仕様に変わっています)

 

ブラインドボクシングの練習会に参加させていただいたとき(私はヘロヘロでしたが)彼女のパンチはズシンと音が違うし、動きも素早い!

カッコ良いな~、と憧れの眼差しで見入ってました。

 

そして今、NHKの取材を受けているそうです。

放送が楽しみですね~(*^^*) 輝く女性、応援してます♡

 

視覚に障害のある方と一緒に美術鑑賞をするプログラムの本番初日。

10名の参加者と、ガイドがそれぞれペアになり展示室を巡りました。

 

入場してすぐの前室1に置いてある篠原猛史氏の『真っ直ぐな曲線』は今回唯一の触れる展示物です。(撮影不可)

全体像は事前に口頭で説明しますが、まずは触れて感じていただきたいので詳細は後ほどです。(専門的な説明は学芸員の方がされます)

ただし堅い作品なので危険回避のための説明はシッカリします。

 

次の展示室4のテーマは『納涼日記/網と回路』

夏にちなんだ涼しげな作品が並び、解説のほかに日記風な説明文も添えられていて、読みながら楽しく鑑賞できます。

主な作品は、横山大観『飛泉』、朝見香城『柳影』(この2点は立体コピーが用意されています)、鏑木清方『蛍』、北川民次『夏の宿題』など。他にも多数、この部屋だけでも見所満載です。

 

展示室5は写真展で今回は時間が足りなくて通り過ぎます。

 

展示室6は現代アート、塩見友梨奈さんのファブリックが展示され、同作家の作品は前室2(通路?)にもあります。

布好きな私は個人的に大お気に入り♪ 残念ながら触れませんが撮影は可能です。2点だけ紹介します。(次回はもっと撮れるかな)

脳を表しているそうです。ちょっとキモい?(笑)
 

 

さて次に進みましょう。展示室7は木村定三コレクション

与謝蕪村の『富士秋景』(立体コピーあり)など、の他に熊谷守一へ宛てた書簡も点字されています。

 

最後はいよいよ新収蔵のある展示室8です。

ムンクの『イプセン[幽霊]からの一場面』、バルテュスの『白馬の上の女性曲馬師』(いずれも立体コピーあり)など、有名な洋画が並んでいて圧巻です。(お値段も圧巻です(笑))

 

と大急ぎで、次回の予習も兼ねて復習してみました。

ご参加いただけるみなさま、お楽しみにしていてくださいね♪

視覚に障害のある方と一緒に美術館巡りをするアートな美

恒例行事 『県美プログラム』 のリハーサルに参加しました。

 

愛知県美術館では現在 『大エルミタージュ美術館展』 が開催されています。アートな美は併設のコレクション作品を鑑賞します。

 

リハーサルでは学芸員の方に説明していただきながら、どんな風にお伝えしたら良いか、絵画の見所や画家の背景を学びます。

 

説明方法は同行援護での状況説明や、音訳での図(やグラフなど)の説明と通じるところもあり、さらに情感的な部分も付け加えたり、なかなか難しいです。

 

例えば↓、これはどのように説明したらわかりやすいでしょうか?

ポール・デルヴォー(1897-1994)の作品『こだま』(1943作)

 

本番で利用者の方と一緒に鑑賞するのが楽しみです♪

7月2日(日)は、NPO法人愛視援のブラインドメイクレッスンでした。


全3回、3名の視覚に障害のある女性が、大石先生のレッスンを受講されます。

そのなかのお一人は、昨夏に大石先生のレッスンを受けられCBCテレビに取材された鳥居さまが参加されていました。
http://www.caremake.jp/?page_id=775...
(イッポウの放送シーン07分35秒~登場します)

 

初めてのレッスンに同席させていただいた方なので、懐かしくもあり感慨深く、再会できて嬉しいです(*^^*)
髪をショートにされ大人っぽく変身されていました。

みなさまの前でフルメイクのデモンストレーションをしてくださいました。

(実は私も一緒にデモしました(^^;)

 

来月もまたお元気な姿でお会いできるのが楽しみです